DeNAのハマスタ初戦で白星献上

【オープン戦】vs.横浜DeNAベイスターズ戦@横浜スタジアム


試合開始:13:06 試合終了:15:34 試合時間:2時間28分 観衆:10,633人


DeNAベイスターズ 3―2 ライオンズ


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)石井一(4)〜野上(2)〜マイケル(1)〜ウィリアムス(1)
(DB)山本(4)〜高崎(4)〜篠原(1)


勝利投手:高崎2勝  セーブ:篠原1S  敗戦投手:マイケル1敗


本塁打
(L)中村1号ソロ(高崎)
(DB)中村紀1号ソロ(石井一)


今季初のオープン戦現地観戦。3月11日。東日本大震災からちょうど1年。球場内外の国旗、球団旗などは全て半旗で掲げられていました。



普段の試合なら、試合開始の40〜50分前までビジターチームの打撃練習が行われるのですが、今日は11時50分(試合開始1時間10分前)に終了。選手たちが試合前の募金活動に参加するためです。


募金活動の他、試合開始直前には両チームの選手・コーチが1,3塁側にそれぞれ整列。代表して、ベイスターズの中畑監督からメッセージが発せられました。




そして、地震発生の14時46分に合わせて黙祷の予定だったのですが、攻守交替のタイミングにあわせ、7回表攻撃前に実施。時刻としては14時43分頃だったでしょうか。両チームの選手・コーチがマウンドを囲み、黙祷をささげました。



さて試合の方ですが、昨日と違って空から太陽が顔を出し、それに合わせるようにライオンズ打線も目覚めてくれることを期待したのですが、今日もわずか2得点。久の内野ゴロとおかわり(中村)のソロ一発のみ。得点チャンスは無くはなかったですが。


おかわりの一発は、黙祷直後の初球、時刻もちょうど地震発生の14時46分頃でした。打球自体が被災地に届くことはありませんが、打球に込められた被災地に向けての1年越しの思いだけでも届いてくれれば…


お寒い打線に対して、投手含めた守備面ではいくつか収穫がありました。


まずは2番手で登板の野上。スピードガンの数字ほど球速が出ているかは怪しいですが、球のキレは昨年までより増していると思います。出来としては先発した投手より良かったです。


8回に1イニングを投げたウィリアムスもまずまずの出来。昨年夏頃にレッドソックスで投げていた映像が頭に焼き付いており、もう少し暖かくなれば、ストレートはもっと良くなるだろうと信じたいです。


守備では、途中からショートの守備についた高卒ルーキーの永江。2度の守備機会を無難にこなしました。特にボテボテの打球に対し、前に出てショートバウンドで捕球→送球の動作はルーキーらしからぬプレー。せっかくなので、1度くらい打席にも立たせて欲しかったです。


現在は教育リーグが行われ、イースタンは3/20から開幕。いずれにしても今季は2軍で育成になると思いますが、いつまで1軍に置いておくのでしょうか。


先発した石井一は4回2失点。中村紀にレフトポール際へソロ本塁打を浴びました。投球は全体に高めに浮いていて、内容としては4回2失点でおさまるようなものではありませんでした。13日に登板予定と言われている雄星(菊池)次第ではあるのですが、今日の試合での内容だけ見ると、一久ではなく野上を先発に持っていった方が面白いような気がしました。


オープン戦、しかも開幕まで3週間弱あるので、勝敗度外視で見ていたのですが、相手はマジで勝ちにきていましたね。2−2の同点で迎えた7回裏1死3塁の場面でスクイズですか。ライオンズの守備が完全ノーマークの中、やられてしまいました。しかもこれが決勝点。オープン戦からこういう作戦を取ると、公式戦に入ったらセの他球団はマークしてくるでしょうね。


開幕までまだまだ時間があるとはいえ、ライオンズ打線はそろそろ上昇気流に乗り始めてもらわないと。かなり不安です。投手陣はお互いに切磋琢磨して好結果を出してくれているので、得点力さえ上がってくれば、いいスタートダッシュを切れそうな気がしますが…

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横浜スタジアムのある横浜公園は、再整備が進められているようで、レフト側入口周辺にも重機が入っていました。




球場外周に表示される対戦カード&開始時刻の表示。昨年の「YB」から、今年は「DB」表記にきちんと変わっていました。



ハマスタでのデーゲームでは、決まって「崎陽軒シウマイ弁当」。