ルーキー・十亀が突如大乱調、打線も相変わらず…

試合開始：13:00　試合終了：16:01　試合時間：3時間01分　観衆：15,500人

●ライオンズ　３―６　タイガース

【投手リレー】（カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Ｌ)十亀(4)〜武隈(1)〜小石(1)〜星野(2/3)〜野上(1/3)〜岡本篤(1)〜ゴンザレス(1)
(DB)岩田(4)〜スタンリッジ(4)〜藤川(1)

勝利投手：岩田１勝　　セーブ：藤川１Ｓ　　敗戦投手：十亀１敗

オープン戦２試合目の現地応援。西武ドームは今シーズン初。ルーキー・十亀が初先発＆生で見れるということで、楽しみに球場へ。

十亀は３回まで１安打投球。３回２死１，３塁のピンチも、逆球ながらキレのあるストレートで三振で切り抜けた。序盤の３イニングは、好結果を出し続けてきたこれまでと変わらぬ内容だった。

それが別人のようになったのが４回。新井のヒットの後、城島には外角球を左中間に運ばれ、プロ初の失点。その後は、ボールが先行するケースが多くなり、ストライクを取りに行った球を打たれることの連続。結局この回だけで５連打を含む７安打を浴びて６失点。一度打たれ出すと単調な投球になり、歯止めがきかなくなる課題が出た。シーズン中なら、銀仁朗(捕手)が間を空けるなりして対応したのだろうけど。先発投手として１、２点失うのは致し方ないけど、大量失点はいただけない。下位打線にまで打たれての失点は避けたかった。

開幕後ではなく、オープン戦、しかもまだ調整登板を残す時期に課題が明らかになって良かったのではないだろうか。来週末に再び登板機会があるだろうけど、二度続けて同じ失敗を繰り返さないようにしてもらえれば。今日一度大失敗を犯したところで、開幕ローテ候補から一気に外れるようなことはないだろうし。

攻撃面では相変わらず振るわず、打線のつながりの悪さも目立った。連打がなかなか出ない。得点チャンスは２度だけだった。３回２死１，２塁での中村の二ゴロは平野の好守に阻まれ、ようやく得点が入った７回は代打・嶋の四球に始まり、熊代がレフト前へのポテンヒットでつなぎ、クリ(栗山)とナカジ(中島)の連続適時打で３点。ようやくタイムリーで点が取れた。

収穫は熊代のバッティング。３回は右打席で先頭打者として12球粘ってレフト前ヒット。７回にもチャンスを作る今日３本目のヒット(上述)。今日は右打席で１本、左打席で２本のヒットを放った。前回横浜で見た時は、左打席が見られそうなところで代打を出されたけれど、今日はそのまま打席へ。左打席の方がうまくバットコントロールできているような感じがした。今日くらい打つ方でしっかりアピールできれば、レギュラーが確定していない外野２枠の候補１番手に上がってくるのでは。これで故障中の秋山が戻ってくれば、センターから右側の守備はかなり堅くなるのだが。

オープン戦ということもあり、試合中は試合だけでなくブルペンの様子もちらちら。

写真はピンボケしていますが、試合開始直後、ウィリアムス投手と(石井)貴コーチ？が通訳を介して投球法に関して打ち合わせをしていた場面。ウィリアムス投手の動作からすると、セットポジションでの右足の上げ方＆体重移動の仕方の件だと思われる。セットでの現状の投球フォームは何かしらの修正の必要性はあると感じていたけれど、これが悪い方に出なければ…

今年のオープン戦は、投手陣は全体に頑張っているけれど、打線があまりに低調で、どうやら最下位になってしまったらしい。オープン戦は残り６試合。打線の状態をどうにかして上向きにしてもらわなければ。金、土と神宮での試合が予定されている日に雨予報が出ているけれど、雨天中止で実戦機会が減るようなことがあれば、なおさら心配。