ルーキー・十亀の追試の結果は…



【オープン戦】vs.東京ヤクルトスワローズ戦@明治神宮野球場


試合開始:13:00 試合終了:16:04 試合時間:3時間04分 観衆:9,243人


スワローズ 5―4 ライオンズ


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)十亀(3)〜小石(2)〜ウィリアムス(2)〜星野(1)
(DB)村中(6)〜館山(1)〜山本哲(1)〜増渕(1)


勝利投手:村中2勝  セーブ:増渕1敗1S  敗戦投手:十亀2敗


本塁打 なし


試合開始の1時間前くらいから弱い雨が降り始め、ライオンズの守備練習が始まる頃から本降りになり、試合開始が遅れるかも…という状況になった。試合開始時点でも雨はやんでいなかったが、定刻の13:00に試合開始。


昨日の神宮でのオープン戦が流れた影響で、昨日先発予定だったワク(涌井)が今日のイースタン西武ドームで調整登板し、十亀が中5日で1軍オープン戦に登場。


十亀は1回こそ三者凡退の上々の立ち上がりだったが、2回に先頭の畠山をライト前安打で出塁させてからは、セットポジションからの制球が大きく乱れて、常にボール球先行の投球。前回登板の1イニング6失点の時と同じで、課題が克服できていなかった。三者凡退に抑えた1回もそうだったが、今日は全体的に高めに行く球が多く、天候のせいもあるのか、球威も前回ほどはなかった。


前回が4回6失点、今日が3回5失点(自責は3)。ランナーを出してからの投球に大きな課題があり、この2試合でそれまで築いてきた自信を失ってしまっているように見えた。監督は早々と開幕ローテ当確を出していたが、無理にローテに入れるよりは、ファームで投げさせて自信回復させる方が良い気がする。シーズン序盤は先発投手を5人で回せる日程になっているし、明日登板予定の岸の状態がそこそこであれば、開幕カードは涌井、一久、岸の順、翌週の本拠地開幕2連戦を西口、牧田でいいのかなと思う。


4回以降のリリーフ投手は、ウィリアムスが四球を1つ出した以外はパーフェクト投球。小石は十亀の後を受けて2イニングを投げた。ロングリリーフのテストだったのか?


打線は、コントロールが定まらない村中に対し、初回1死満塁のチャンスを作りながら無得点。押し出し四球でも何でもいいから先制点が取れていれば、中盤あたりの試合展開も変わっていただろう。


4得点のうち、2点が適時打、残りの2点が内野ゴロの間に入った得点。中でも5回に5番・嶋が10球粘った上でライト前へ適時打を放ったのは評価したい。ここのところ、相手先発投手の左右に関係なく5番に入っているが、シーズンに入ってもこのオーダーでどうやらいきそうな感じだ。現状なら一番の適任者ではないだろうか。


オープン戦も明日の1試合で終了。中継ぎ投手のうち誰を1軍に残すのか、監督はかなり頭を悩ませることになりそう…