前日(17日)の夜は、ライオンズの応援仲間とこじんまりとした忘年会。


21:30の一次会終了後は、翌日のためにさっさと帰宅の途に。


そして今日は朝から秩父宮へ。ラグビー大学選手権で母校を応援するため。


10:45頃に秩父宮には到着。優先入場が始まったところで、一般入場は11:00からということで、少し待っての入場。


昨年、一昨年は秩父宮登場が2回戦。今年は1回戦。今日の2カードは、1回戦8カードの中でも好カードだったものの、やはり昨年、一昨年よりは人が少なかった。


私の中でメインイベントは第2試合。上田さん、ヅッキーさん、大元さんのトリオで放送している秩父宮FM(88.5MHz)を聴きながらの観戦。本格的な戦評は大先輩にあたる上田昭夫さんのコラム、「上田昭夫のひ・と・り・ご・と」(12月18日分)にお任せすることとして、素人の私なりの感想を。


両チームで体格差が歴然。FWの平均体重では、慶應が流通経済に比べて10kg弱軽い。個々でみると、流通経済は第1列に100kgオーバーが3人、さらにNo.8の留学生・イシレリも120kg。さらに、スタメンではBKで左ウイングに1人留学生(ジョセファ)がおり、190cm・94kgと上背があった。


6分であっさり先制トライを奪われた時は、「やっぱりな」という感じ。体格差で圧倒され、留学生の2人に対するディフェンスはおっかなびっくりやっていて、タックルの位置が腰あたりと非常に高かった。


リズムが変わったのは、19分にラフプレーを犯したイシレリがシンビンで一時退場になった後。敵陣に攻め込んでいた所から確実にT&Gを奪って逆転。さらにイシレリが戻った直後にも追加のT&Gで突き放し。相手のNo.8がいなくなってから、ディフェンスに対する怖さがなくなったのか、ボールがよく回るようになった。


上田さんのコラムで指摘されていた46分の疑惑のトライのシーン。直前のノックオンの映像がビジョンで流され、スタンドからも相当なブーイングが飛んでいたから、レフェリーはバツが悪かっただろうな。こういうシーンではえてしてGも成功してしまうもので、12点リードから5点リードに。ただ2分後に慶應がトライをあっさり奪えたので、大事には至らなかったが…


残り15分を切ったところで、39-19の20点差になって、試合の大勢は決した。最後の10分間は楽な気分で試合を見せてもらえた。


流通経済は、留学生の2人の体格を生かした攻撃をするべきなのに、後半はその2人がパス役に回ってしまい、試合から消えてしまった感じだった。


最終的には、慶應義塾 39−24 流通経済


と15点差での勝利。まさかの結果だった。流通経済の突進力と慶應のディフェンスを考えたら、逆のスコアになっていてもおかしくなかったのに。1週間前のJr選手権、終盤の粘りのディフェンスで帝京から勝利を奪ったことがいい刺激になったのか。


2回戦は関西Aリーグ1位の天理大との対戦。関西勢の国立進出阻止と、対抗戦Gのチームとしての意地を見せなきゃいけない試合。今日の試合途中から見られるようになった「低いタックル」を80分継続できれば、勝機は見えてくるはず。



試合後に、メインスタンド前に整列して挨拶をする慶應の面々。写真には映っていないが、ベンチに入れなかった選手たちがこの部分の最上段にいた。



第1試合は、筑波(対抗戦4位)と東海(リーグ戦2位)の顔合わせ。筑波のディフェンスの良さと、攻撃面での個人の能力の高さが目立った。


19-12で後半残り12〜3分のところで、筑波の2番がシンビンを受けた時には、面白い展開になるぞと思われた。


その後、東海がT&Gで19-19に追いつくも、すぐに筑波が敵陣での東海の反則から得たPGを決めて22-19。


残り3分を切ったところで、今度は東海がゴール正面やや左からのPGのチャンスを得た。決まれば、トライ数もトライ後のゴール数も両チーム同数になって、2回戦進出チームは抽選で決定という展開になったはずが… じっくり間をおいて蹴らずに外してしまい、そのままノーサイド。筑波が前半のリードを生かして辛くも逃げ切った。


2回戦に進んだ8チームの内訳は、関東対抗戦5、関東リーグ戦1、関西リーグ2。


2回戦(12/25)の組み合わせは、


秩父宮
(1) 早稲田(対抗戦2位)−関東学院(関東リーグ3位)


(2) 帝京(対抗戦1位)−同志社(関西2位)


<瑞穂>
(3) 明治(対抗戦3位)−筑波(対抗戦4位)


(4) 天理(関西1位)−慶應義塾(対抗戦5位)


年明けの準決勝(1月2日)は、(1)の勝者と(4)の勝者、(2)の勝者と(3)の勝者が対戦。


対抗戦グループの4校での準決勝になるかどうかは、2回戦の慶應の結果によりそう。