石井一久が2,000奪三振を史上最速で達成するも…

本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第14回戦 ライオンズ2勝10敗2分


試合開始:17:00 試合終了:20:00 試合時間:3時間00分 観衆:22,774人


Lions 1―8 Hawks


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(H)攝津(9)
(L)石井一(7)〜木村(1/3)〜松永(2/3)〜岡本篤(1)


勝利投手:攝津10勝5敗  敗戦投手:石井一4勝6敗


本塁打 なし



↑今日のスタメン。


ホークスのスタメンに松中の名前がない。代わりの4番は松田。


松中は試合前の打撃練習も最後の方で行い、守備練習は全く行わず。今日はお休み、代打でどうしても必要であれば行くという日だったのか。いくらウチが石井一久先発とはいえ、小久保、カブレラが不在の中でもスタメンから外すというのは、ライオンズがナメられてますな。秋山監督は、松中を外しても打つ方はどうにかなるだろうと思ってこういうスタメンにしたんだろうし。これがファイターズ・武田勝相手であれば、絶対にやらないはず。


先発の一久は、2,000奪三振にリーチをかけてこの試合に臨んだが、なかなか今日の初三振がとれず(というか打たせてとる投球をしていた)、4回1死で多村からようやく三振を奪って記録達成。2,000イニング未満で2,000奪三振を奪った投手は過去におらず、史上最速の記録になったらしい。



6回までは昨日の西口と同様に快調な投球で、6回裏にライオンズが先制点を奪った所までは理想的な試合展開だった。7回もあっさり2死をとった所からヒットと2四死球で満塁のピンチを招いて、川崎にレフト前2点適時打を許して逆転をされる。それでも7回2失点で、7回表終了時点で1−2と1点ビハインドの展開。いくら攝津のシンカーがキレていたとはいえ、1点差であれば何が起こるか分からない、同点、逆転も十分可能な展開だった。


一久が降板した後の8回、1死から松田に左中間への2塁打を打たれた後。ここからが「絶対にやってはいけない」ミスのオンパレード。銀仁朗の後逸(記録は木村の暴投)で2塁走者を3塁に進め、直後に多村の何でもない三ゴロをおかわり(中村)が捕球できずに3塁走者を生還させ、さらにオーティズのヒットで1,2塁になった後、再び銀仁朗が後逸(松永の暴投?)して2,3塁にして適時打でさらに失点。8回だけで致命的なミスが3つも。


まず、おかわりの捕球ミスはお話にならない。前進守備とはいえ、ワンバウンド後に胸の高さで捕球できるゴロだったのだから、捕れないのではプロレベルではない。1球ごとの守備への準備が十分出来ていない?のか。正直このミスで奪われた3点目が非常に重い失点になった。


銀仁朗の捕球に関しては相変わらずですなぁ。ポロポロポロポロ後逸。手だけじゃなくて体全体で止めに行けや!


結果的に暴投になった2つのケースも止められない投球では全然なかった。高卒で入ってきた時はこんなにヘタクソじゃなかったはずなのに、プロに入って劣化したか?? キャッチングには自信がないようだし、スローイングも含めてかなりの反復練習が必要。


ミスを連発した銀仁朗に8回裏に打席が回ってきて、「当然代打」だと思っていたらそのまま打席へ。4点ビハインドになったし、凡ミスを2つも犯したわけだから、懲罰交代して当たり前。星孝典もいるんだから、危機感をあおるために絶対代えるべきだった。こんな甘ちゃんな采配しているから、ぬるま湯につかるんだよ、背番号2が。昨年まで細川が同じことやってたら、代打出されてた、きっと。


試合の大勢が決まってしまった9回は久々にアツシ(岡本篤)が登板。塁上に走者を置くと落ち着かない投球で、四球も2つ。守備固めで入った選手にことごとく打たれて3失点。2軍に行く前と変わりませんねぇ。ここで抑えれば暫くは1軍にいられると思ったけど、次の木曜に先発する投手と入れ替えでまた第二行きか。今年はもうダメでしょう。


1−8で9回裏の攻撃を迎え、普通の試合であればゲーフラを掲げながら「地平を駈ける獅子を見た」を歌うのですが、今日はそんな気にもならず。ゲーフラは応援仲間が掲げていましたが。


9回裏は「勝利への執念」を全く感じさせることなく あっさり三者凡退し、試合終了の瞬間にブーイングを浴びせてやりましたよ。中盤までは最高の試合をしていたのに、終盤の3イニングでくだらんミスの連発に投手陣の乱れで一挙8失点。ライオンズに絶対勝って欲しいと思うファンなら、ブーイングくらい浴びせるのは当たり前。奇異なことではないでしょ。


試合終了後にさらに我々を呆れさせる出来事が。


西武ドームブルペンがスタンドから見える構造になっていて、試合終了後は、中継ぎ要員で入っていながら登板機会がなく、試合終了までブルペンにいた投手は、3塁側のフィールドビューシートの前を通ってベンチに戻るのが恒例。今日も選手が次々とブルペンからベンチに戻っていったのだが、戻っていく選手の中に「フィールドビューのファンとのんきにハイタッチしながら帰る」奴がいた。誰とは言わないが、マウンドで結果を出せていない投手もいた。不甲斐ない試合を見せられて悔しい、情けない思いをしている我々からすると、気持ちを逆なでされる思いがした。


最近は至る所で「ファンサービス」という言葉が叫ばれているが、プロのスポーツである以上、シーズン中は「試合に勝ってファンを喜ばせること」が最大のファンサービスであり、ファンと選手との触れ合いは二の次ではないのか。きっちり結果を出している投手であれば、まだ多少寛大な気持ちにはなれるが、


ろくすっぽ仕事してねぇのに、自分が登板しなかったから悔しい気持ちも持たずにアイドル気取りでハイタッチ?? 正直、こういう選手の心境がわからん。


「ハイタッチなんかしてる場合じゃねぇ〜だろ!! もっと練習しろ!」


と、レフトスタンドリード台前から怒りの声が飛んだけど、当然やな。 しっかり結果を残し、首脳陣の信頼を勝ち得ていれば、一久が降板した直後に登板機会があったかもしれない。要は、練習が足りない、というか向上心がないから登板しなかった(できなかった)わけで、


ハイタッチをするくらいの気持ちの余裕があるなら、自分の登板機会が増えるような努力をしろ!


試合に出た選手は負けた悔しさを持って反省するけど、出ない選手は悔しさ抱かずノ〜テンキ(^^) じゃ、今の順位に甘んじるのも当然の結果やな。チームが1つにまとまっていない証拠。こういう雰囲気を作ったのは誰かな??


明後日からは今後は2位のファイターズとの3連戦。開幕2連戦で2勝してから、かれこれ4ヶ月勝っていない相手。ホームだし、ダルビッシュ武田勝も来ないのだから、最悪勝ち越さないと。絶不調のワク(涌井)と、調子が戻りつつある帆足で2つとれれば、木曜日の先発投手が楽になるが…


ブラウン選手がウェーバー公示
↑明日(8月8日)されるらしい。何で今の時期? 今ウェーバーにした所で代わりの選手は取れない。もう来年に向けての身辺整理が始まったのか?? このチームのフロントはやることが二歩も三歩も遅いんだよなぁ。どっかの国の政権のように無策でもあるし。


試合前から西武池袋線が止まっていたにもかかわらず、球場内でのアナウンスは試合終了後に初めて行われた。周りで騒いだり、常連の応援仲間から話を聞いていたので知ってはいたのだが、もっと早くアナウンス出来なかったものだろうか。


池袋線が所沢までしか動いていなかったので、レオライナーで帰ることも検討したが、乗車する客の列が1番ホームまでのびていたので、時間がかかること覚悟で狭山線経由での帰宅を決断。西所沢でけっこう待たされたものの、自宅には22時過ぎに着けました。


試合では最後に最悪な展開が待っていたし、帰りの電車は大きく乱れていたし、散々な1日になりました。


次回観戦は20日QVCマリンの予定。