スタンリッジに散発4安打に抑えられ完封負け


本日のライオンズ戦の結果(西武プリンスドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第2回戦 ライオンズ2敗


試合開始:14:01 試合終了:16:47 試合時間:2時間46分 観衆:21,734人


ライオンズ 0―2 ホークス


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)スタンリッジ(9)
(L)野上(5)〜岩尾(2)〜岡本篤(1)〜バスケス(1)


勝利投手:スタンリッジ2勝  敗戦投手:野上1勝1敗


本塁打 なし


結果的には、ホークス先発のスタンリッジに完封勝利を献上する結果になったのだけど、ライオンズが喫した2失点が打たれて取られたものではないだけに悔やまれる・・・。


先発の野上は前回登板に続いて調子は良かったと思う。2回に李大浩の打球を足に食らい、一旦ベンチに下がって治療をしたけれど、戻った後も普通に投球できていたし。その影響があってか、5回で降板となったが、次回登板に影響はないと信じたい。


打線はスタンリッジを攻略できず。5回に制球を乱しかけたところで一気に畳み掛けて欲しかったのだが、チャンスで下位打線に回ってしまったからなあ・・・。


問題は点の取られ方。4回表1死2塁で、内川の放った大飛球をフェンス手前で秋山がジャンピングキャッチ。2塁走者の3塁進塁を許すのはやむを得ない。しかし、秋山から内野手へ返す送球が乱れ、ボールが転々とする間に、2塁走者の柳田は一気にホームイン。先制点を許すことに。


フェンス手前の打球を捕球、しかもフェンスに近づく方向へ走ってキャッチ→内野へ送球という一連の流れなのだから、いくら強肩の秋山とはいえ、内野へ強い送球を返すことは難しい。この場面は内野手が外野寄りまで走って行き、外野→内野への返球を受けなければいけなかったが、ショートの金子が怠ってしまった。隙のない野球、ライオンズが黄金時代によくやっていたな。この場面でそれをやられた感じ。


2失点目は、7回1死1、3塁で、長谷川が高いバウンドの投ゴロを放った場面。3塁走者の柳田は確かに俊足の選手だが、スタートをそれほど良くなかった。投ゴロを捕球した岩尾は、捕球時に外野方向に体重がかかっていたが、体勢としては本塁へ送球できないわけではなかった。


しかし、1−6−3の併殺を狙い、2塁へ送球。結果的に併殺をとれず、追加点となる2点目を献上することに。今日の試合、非常に重苦しい展開で、ライオンズにとっては2点ビハインドになるだけでも非常に苦しくなる展開。この場面は、イチかバチかで本塁でのクロスプレーにトライして欲しかった。仮に野選になったとしても。打球を捕球した時点で併殺はあり得ないことは判断できるはずなのに、それが出来ないのはキャンプでの実戦想定練習が足りないのか、本人の野球センスの問題なのか・・・。いい投球をしていても、打球処理でこうしたプレーをしていたら、1軍に定着できるものもできなくなってしまう。


昨日の試合みたいに打たれて負けたのなら諦めがつくが、今日は2点ともミス絡みの失点だからなぁ。


開幕5連勝スタートで始まったけれど、昨日、今日と連敗。チームの勢いを止められたというより、むしろホークスに対する苦手意識が強すぎる気がする。本気で一番上を狙うのであれば、同一カード3連敗は許されない。明日は、序盤戦の鍵を握る試合になるのかな。


今日は第2でファームの試合をやっていたので、試合開始前にちょっとだけ観戦。室内練習場周辺の桜は満開でした。