先発・郭俊麟が5回3失点にまとめ、来日初勝利!


本日のライオンズ戦の結果(西武プリンスドーム)の結果


vs.オリックスバファローズ戦第3回戦 ライオンズ3勝


試合開始:13:00 試合終了:16:36 試合時間:3時間36分 観衆:26,507人


ライオンズ 5―4 オリックス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Bs)山崎福(2 1/3)〜白仁田(2 1/3)〜中山(1/3)〜榊原(1 2/3)〜海田(1 1/3)
(L)郭俊麟(5)〜岡本篤(1)〜バスケス(1)〜増田(1)〜高橋朋(1)


勝利投手:郭俊麟1勝  セーブ:高橋朋3S  敗戦投手:白仁田1敗


本塁打
(Bs)小谷野1号2ラン(郭俊麟)、糸井1号ソロ(高橋朋)


2連勝で迎えた今日の試合。3タテして貯金3になるか、2勝1敗で貯金1になるかは大きな違い。今後のシーズンを考えても、是非とも勝っておきたい試合。


初回は両先発投手が割とすんなり抑えたが、2回に両投手とも乱れた。郭俊麟は、中島にセンター前へ運ばれ、続くブランコの打球もライト線に落ちる不運な当たりで走者を溜めると、下位打線にことごとくタイミングを合わせて打ち返されて、一挙に3失点。失点後もさらに満塁のピンチを招くも、4点目以降の失点は許さず。このあたりは「いい運」を持っているということなのか。


一方、オリックス先発のルーキー・山崎福は制球を乱して自滅していった感じ。2回は四球で3人の走者が出た後に秋山の適時打、3回は先頭打者への四球をきっかけに連打を浴びて、またまた満塁のピンチを招いた段階で降板。郭俊麟も特に2回はバタバタしていたが、まさか山崎福の方が先にKOとは・・・。


郭俊麟は投球に緩急が足りないせいか、特にスライダーやチェンジアップをしっかり捉えられている気がした。カーブでも何でもいいけど、緩い球、ストレートを今以上に速く見せるための球種が1つあるだけでもっと良くなる気がする。ストレートに関しては力強さがあり、打者が差し込まれる場面が目立った。


郭俊麟は四死球を5つも出してしまったせいで、5回を投げきった所で降板。2回のメッタメッタの状況を考えると、よく5回まで持ちこたえたなあと思う。


打線は、何とか郭俊麟に来日初勝利を付けてあげようと、3点ビハインドを序盤で早々に追いつき、中盤で勝ち越し、終盤には2死からチャンスを作って追加点。チーム一丸となった攻撃が出来ていた気がする。


開幕3連戦が終わったが、初戦が始まる前、こんな結果になるとは全く予想していなかった。1点差勝利が2試合に、2点差勝利が1試合。3試合とも増田、高橋朋を投入する展開になってしまったが、勝つべき試合をしっかりモノに出来たことは非常に大きい。


開幕からの3連勝は10年ぶり、そして開幕3連戦3連勝は53年ぶりとのこと。昨年は35年ぶりの開幕3連戦3連敗だったが、今年は全く逆の結果になった。ここで作った「貯金3」、あっさりとはき出すことなく、逆に増やしていけるように、次カード以降も1試合1試合大事に戦っていってほしいと思う。


今日のお立ち台はバッテリーコンビ。確かに、銀ちゃん(炭谷)は勝ち越しの適時打を放ったけど、影のヒーローは、2本の適時打を放った秋山と、守備で再三好プレーを見せたメヒアではないかと思う。




郭俊麟投手の通訳のキャラが最高。淡々と話す郭俊麟投手とのギャップもまた面白かった。





オリックスは今日もほぼ打線をいじってこなかった。機動力のあるヘルマンがスタメンにいなかったことで、ライオンズの投手陣はだいぶ楽だったのではないだろうか。