本日のライオンズ戦(グッドウィルドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第10回戦 ライオンズ4勝6敗

試合開始:13:00 試合終了:16:28 試合時間:3時間28分 観衆:21,626人


西武ライオンズ 0―7 福岡ソフトバンクホークス


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  1 0 0 0 0 0 0 0 6  7 10 0
  0 0 0 0 0 0 0 0 0   0 5 2


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(H)和田(7)〜馬原(2)
(L)帆足(8)〜岩崎(0/3)〜星野(1)


勝ち投手:和田7勝6敗  セーブ:馬原1敗23S  敗戦投手:帆足1勝1敗


本塁打なし



【経過】

初回、ホークスは松中の中前安打で1点を先制。その後は両チームともチャンスを作りながら終盤まで無得点が続く。9回、ホークスは小久保の中越え2塁打を足がかりに4本のヒットを集中し、押し出し四球や失策も含めて6得点を奪い、試合を決めた。ライオンズはホークス2連戦を1勝1敗とし、ホークスとのゲーム差を3から詰めることが出来なかった。勝率も5割に逆戻り。


【戦評】


帆足が今季2度目の先発登板。前回のイーグルス戦は相手打線の不甲斐なさも手伝って、慣らし運転のような形で終わった。今回は上位チームとの対戦で、真価が問われる登板だった。


結果は8回1失点。初回に失点したが、その後再三ピンチを作りながら無失点に抑えた。3回から5回までは3イニング連続で得点圏に走者を背負ったが、落ち着いて抑えることが出来た。ホークス打線のつながりの悪さもかなり重症なような気がしたが。パリーグの現状ならば、ファイターズやマリーンズ打線を今日のように抑えることが出来れば、故障から完全復調したとみなして良いのでは。故障で長く1軍から離れていた分、これから取り返して行って欲しいな。


帆足が降板した9回に一気に6失点。先頭打者の小久保の当たりがセンター頭上へ。昨日のベンちゃん(和田)が大ファインプレーで捕球したような打球が今日はセンター方向へ。一旦はグラブに入ったように見えたが、後方にポロリ。結果的に2塁打になったが、昨日のようにキャッチできていれば、9回の展開が全然違ったものになっていた気がする。捕球できなかった福地を責める気はないが、もし捕れていれば…


2番手で登板した岩崎は得点圏にランナーがいる時の投球に課題が残った。札幌で初セーブがついた時のようにあっさりと抑えられれば問題ないのだが、セットでの投球になると球威が落ちたり、制球が乱れたり。今後小野寺の代役ストッパーとしてやっていくのなら、絶対に克服しなきゃいけない課題だ。
無死満塁のピンチで3番手として救援した星野も制球がままならず。左打者に対してのインコースに攻められていない。大半が外角勝負。これで押し出し四球なんて出したら、スタンドのファンからは「ビビッて逃げてる」 としか思えないんだけど。


攻撃面で唯一の得点チャンスと言ってもいいのが、7回裏1死1塁でQちゃん(高山)がセンターオーバーのフェンス直撃の打球を放った場面。1塁走者のベンちゃんは一気に本塁生還を狙ったが、間一髪のタイミングで本塁憤死。外野からの中継プレーに入った川崎が本塁へ返球しようとした時、ベンちゃんはまだ3塁を回ってすぐの位置にいた。ライトスタンドから見る限り、本塁生還は厳しいと思ったのだが、なぜ3塁ベースコーチはベンちゃんを3塁ストップさせなかったのか。最終回である場合とか、あるいは8回の攻撃でこんな場面がきて、9回は下位打線に回って得点チャンスが減るとかいうなら仕方ないが、無理せずに1死2,3塁として、GGが犠飛を打てば同点というシチュエーションを作るべきだったのでは。ベースコーチの判断が悪かったとしか言えない。Qちゃんは前の2打席で結果が出ていなかったが、3打席目で2塁打を放ち、ナイスバッティングだった。


今日も昨日に続いてカブレラが欠場。4番には江藤が入った。昨日同様に初回にヒットを放ったっきり、後の3打席は凡退。つじつま合わせのように毎試合ヒットは放っているが、一時のような好調さは陰を潜めてきているのか。


ホークスとの2連戦を1勝1敗で終了。ゲーム差を詰めるために連勝が必要だったが、1勝1敗では昨日の勝ちが全く意味をなさない。今日は帆足が粘投してくれたのに、打線が和田を攻略できずに見殺しにしてしまった。最終回には大量失点。ストッパーは誰にするの?


8回までは0−1。9回表に試合が壊れてしまい0−7に。7回、8回までは同点あるいは1点ビハインドの状態で行き、中継ぎ投手陣が打ち込まれて、最後には大差がついてしまう。昨年のホークスとのプレーオフに似た試合展開になってしまった。


今日もいつも同様にリード台に比較的近い位置で応援していたが、終盤リードの方がイライラしているように見えた。上段で演奏するトランペットの音がきちんと出ず、応援のリズムが思うようにとれなかったからだと思われるが。選手応援歌も中盤以降は普段の試合より流れる時間が短かった気がする。リードの方が応援歌の演奏を強制終了?しようとしていたのを見て残念だった。