↑レフトスタンドのカープファン


本日のライオンズ戦(グッドウィルドーム)結果 


交流戦】vs.広島東洋カープ戦第4回戦 ライオンズ3勝1敗


試合開始:13:02 試合終了:16:54 試合時間:3時間52分 観衆:23,609人


西武ライオンズ 5×―4 広島東洋カープ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9  R H E
  1 0 1 0 0 0 2 0 0  4 12 1  
   0 2 0 0 0 2 0 0 1X  5 9 1


【投手リレー】(カッコ内は投球イニングを示す)
(C)高橋(5 1/3)〜林(1)〜梅津(1 2/3)〜永川(0/3)
(L)ギッセル(3)〜グラマン(3 0/3)〜岩崎(1/3)〜星野(2)〜小野寺(2/3)


勝ち投手:小野寺1勝2敗11S  敗戦投手:永川2勝4敗12S


本塁打
(L)細川5号2ラン、G.G.佐藤15号2ラン(高橋)


【経過】


初回、カープが江藤の失策の間に1点を先制。ライオンズが2回に細川の2ランで逆転すると、直後の3回表に石原の左前安打で同点に追いつく。6回にG.G.佐藤の2ランでライオンズが勝ち越すと、7回表にカープが嶋の2塁打で4−4の同点に。シーソーゲームの決着は、9回裏無死2,3塁からの片岡の右前安打だった。ライオンズはサヨナラ勝ちで4連勝、借金は6に減った。


【戦評】 


序盤はカープにヒットがポンポン出ていたが、ヒットの本数ほど点が入らなかった。先発のギッセルはコントロールが悪く、2アウトを簡単に取った後で連打を食らって失点した場面もあった。全体的にギッセルらしいテンポの良い投球はみられなかった。3回2失点だったが、内容は4、5失点してもおかしくないほど悪かった。首脳陣が3回で見切りをつけられたということは、次回のチャンスがないということなのか。


一方、2番手で投げたグラマンは、先発をやっていた頃にはみられなかったテンポの良さがみられた。中継ぎ登板の方が、投球イニングが短くなるということもあってか、ストレートの球速もかなり増している。変化球の制球にまだまだ課題はあるけれど、先発時より落ち着いてみていられる。暫くは今のような起用が続くのでは。


GGの2ランで勝ち越した後、残り3イニング。勝ちパターン継投で逃げ切らなければいけなかったが、岩崎&星野で同点に追いつかれてしまった。左打者の嶋を抑えるために出てきたのに、きちんと片付けられない星野にはしっかりしてもらわないと。先週木曜のタイガース戦では三井も打たれていて、勝ちパターン継投の盤石さが揺るぎかけている。9回途中から出てきた小野寺については問題なし。ストレートもMAX152km/hを計測。ワインドアップでの投球だとスピードとキレがアップする。


9回、先頭のクリ(栗山)が2塁打。続く福地のバントが野選になって無死1,3塁に。バントが強く転がってヤバいと思ったが、命拾いした。1塁に出た福地が盗塁で2塁へ行った時点でサヨナラを確信。どんな形でサヨナラでも良かったが、片岡のヒットできれいに決められて良かった。片岡はセカンド右へのライナーに飛びついてアウトにするなど守備でも貢献。


自身が現場に応援に行った試合の連敗が3で止まった。さらにチームの連勝は4に伸びた。10連敗のおかげで借金がまだ6も残っているけれど、調子のいい今のうちにどんどん返しておきたい。
次回球場へ行くのは、来週日曜日の東京ドームの予定。
G戦なので燃えるな。昨年負けた借りも返さないと。

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面白いかつ試合の流れを決めるプレーがあった。8回表無死1塁(1塁走者は松本)で中東が打席の場面。初球バントを試みるもファウル。2球目、ライオンズの内野陣が思い切ったバントシフトを仕掛けると、中東が見逃し、塁から飛び出した1塁走者が戻れずに1塁で憤死したシーンがあった。ライトスタンドから見る限りは完璧にアウトのタイミング。しかしカープのブラウン監督が1塁塁審・中村に抗議のために登場。はじめ3分ほど抗議をしたものの判定が覆らず(覆るはずはないのだが)、諦めて3塁ベンチへ帰ると思いきや、1塁ベース付近で足をゴソゴソ。広島球場でやったベース引っこ抜き&ぶん投げのようなことをまたしでかすのかと思ったが、足で1塁ベース周辺のアンツーカー部分の土を整えるだけで終わった。抗議はその後も数分続いたが、何事もなく試合は再開。ドームにはカープファンが多数押し寄せていたが、さすがにビジター球場では面白いことはやらないか。退場になるのを楽しみにしていたのだけど…(笑)


ライオンズにとって、このプレーは非常に大きかった。バントを確実に決められて1死2塁というチャンスを作られていたら、勝ちはなかったかもしれない。




ヒーローインタビューの様子(上が栗山、下が片岡)