本日のライオンズ戦(横浜スタジアム)結果


vs.横浜ベイスターズ戦第3回戦 ライオンズ1勝2敗


試合開始:14:01 試合終了:17:24 試合時間:3時間23分 観衆:12,701人


横浜ベイスターズ 7−3 西武ライオンズ


    1 2 3 4 5 6 7 8 9  R H E
   1 0 0 0 0 0 0 2 0  3 8 1
YB  0 4 0 0 3 0 0 0 ×  7 8 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニングを示す)
(L)ギッセル(4 0/3)〜許銘傑(1)〜山崎(2)〜岩崎(1)
(YB)土肥(7 2/3)〜木塚(1/3)〜横山(1)


勝利投手:土肥6勝2敗  敗戦投手:ギッセル1勝7敗


本塁打 なし


【経過】


ライオンズは初回、高山と片岡の連打で1点を先制するが、2回裏にベイスターズが3本の適時打で4点を奪い逆転。5回には佐伯の適時打に許銘傑の2点暴投が出て3点を追加。8回に代打・江藤の3塁打と片岡の犠飛で2点を還すが及ばず。序盤から中盤にかけての失点が響き、ライオンズは28年ぶりの9連敗となった。


【戦評】


連敗が止まる瞬間を見るためにハマスタへ。行きの電車内で嵐のような土砂降りに遭遇。何かが動く(連敗が止まる)ような予感がした。


初回、久の2塁打に続いて、片岡の中前安打で1点をあっさり先制したときは、「今日こそは」という気持ちになったが、幻想に過ぎなかった。


先発のギッセルは初回の立ち上がりは良かったものの、2回に先頭の村田に四球を出した後はつるべ打ちにあった。審判のきわどい判定に悩まされたのもあったが、キレずに投げて欲しかった。右投手なのに右打者にけっこう打たれている。右打者のインコースを突けるようにならないと。


ギッセルの調子も良くなかったが、バックの野手も守備で足を引っ張った。まずは5回の平尾の失策。併殺をとれとまで贅沢なことは言わないが、あの場面で少なくとも1つはアウトがとれていたはず。直前の打席では併殺打を打っていたのが尾を引いて、守備でのミスにつながったなんていうことだったら、プロとして失格や。


5回の3失点のうち、2失点は許銘傑の暴投によるもの。暴投になるのは超大目にみて仕方ないにしても、2人の走者を還すのは問題外のプレー。バックネット裏へ転がったボールをとりに行く細川の足の動きも明らかに悪かったし、捕球して2人目の走者が本塁へ突入しようとするのが見えたはずなのに本塁へ送球せず緩慢極まりないプレーだった。平尾のエラーと細川のこのプレーに対しては容赦なくブーイングを浴びせたよ、レフトスタンドから。


攻撃面でも、初回に適時打を打った片岡が盗塁のサインで投球前に飛び出してしまい走塁死。2回には1死2,3塁のチャンスで三振ゲッツー。この2つのプレーで完全に流れがベイスターズへ行ってしまった。打者が細川ということを考えれば、フルカウントで塁上走者にスタートを切らせるのはかなりの冒険ではないのか。打者の特徴を考えてサインを出さないと。やみくもに走らせればいいというものではない。


試合終了後、悪い意味での歴史的瞬間を目の当たりにしたのだが、7年前に8連敗を目にした時と違って涙は出なかった。9連敗で負けることに慣れてしまっている。弱小チームにありがちないわゆる負け癖。ファンがこれじゃアカン。ヤバすぎるわ。


今日はハマスタに12時過ぎ(開門直後)に到着。弱い雨が降っていたものの、スタンドに到着した時点で、レフトスタンドのポール際には熱く応援し続けるライオンズファンが集結していた。試合が始まると、ビジターならではの「ファン同士が固まっての応援」で盛り上がるだけでなく、併殺打、味方の守備・走塁でのミスに対して容赦なくブーイングも飛んでいた。ライオンズファンって比較的おとなしいイメージを持たれているようだけど、不甲斐ないプレーに対してはそれなりに反応するよ(ヤジ、檄を飛ばすなど)ということを自分なりにはアピールしたつもり。あとは選手がプレーでどのように答えを出してくれるか。


ファンから少々野次られたくらいでしょんぼりするような選手やったら、この世界(プロ野球の世界)ではメシ食っていかれへんで。



↑試合開始1時間半前、ハマスタはまだ雨が降っている…



↑ベンちゃんがレフト守備・送球練習中



↑練習終了後、3塁側ベンチへ

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試合後は、テニスでの知人から招待券をもらっていたので、東京ドームへ急行。ジャイアンツvs.ファイターズの試合を1塁側指定席でみてきた。1点を争う好ゲームで、第三者的視点でみられたこともあり、楽しく見られた。阿部のバント処理ミス(このプレーで左足首負傷)と最終回のスクイズ失敗(3塁走者のサイン見落としと思われる)と、目立つミスは2つほどあったけれど。


試合後ドームを出る直前。試合を一緒に見た彼女(知人)がこぼした言葉。


「もうグッドウィルドームって呼ぶのやめた方がいいんじゃないの?」


ごもっともな言葉です。(というか自分はドームのことをいつも所沢と呼んでいるけど) とはいっても少なくとも今年いっぱいは変わらないだろうな。それ以上に、


「Goodwill」の刺繍を胸に2軍でプレーする選手の方がもっと可哀想


に感じる。2軍のユニフォームを着たくないという気持ちで1軍に何とか這い上がろうと頑張っている選手もいるらしい。先日、江藤と久が上がってきて、すぐに結果を出したということにも現れているのかもしれないが。


1軍で大型連敗をして、選手たちにどれだけの危機感が芽生えているのか。2軍でのプレーを通じてハングリー精神を身につけた選手とどちらが好結果を出すか。首脳陣はしっかり見極めて、選手の入れ替えを行った方がいいのでは。まだまだ上げるべき選手はいると思う。


東京ドームからの帰路の電車の中で、彼女には24日のGL決戦のチケットをプレゼントした。もちろんレフトスタンドのビジター応援席のチケット。彼女はライオンズ以外の某パリーグチームを応援しているようだけど、ライオンズ戦に誘えば応援してくれる。今まで所沢以外の球場(ビジターの試合)には連れて行ったことはない。ビジターの方が熱いファンが集結して、試合中にはグラウンドに向かって厳しい言葉が飛ぶ。現状のライオンズなら尚更だ。でも正直なところ、激しいヤジや檄を飛ばし続けるライオンズファンの姿をみせたくはない。2週間後までに何とかチーム状況が好転することを祈ってやまない。いや、絶対に好転するはず。少なくとも今よりは。