■ - ほっくんのライオンズ応援記

本日のライオンズ戦(インボイスＳＥＩＢＵドーム)結果　

試合開始：18:00　試合終了：22:31　試合時間:4時間31分　観衆：16,005人

　１２３４５６７８９ 10 11 ＲＨＥ
Ｍ０２０２００００００５９ 11 ０
Ｌ０１２１００００００１　５ 14 ０

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Ｍ)清水直(3 2/3)〜バーン(2 1/3)〜神田(1/3)〜薮田(2 2/3)〜藤田(2/3)〜小林雅
(Ｌ)松永(5 1/3)〜山岸(2)〜星野(1/3)〜石井貴(1 1/3)〜三井(1)〜小野寺(2/3(

勝ち投手：小林雅５勝１敗34S　敗戦投手：小野寺６勝３敗22Ｓ

【本塁打】　
(Ｍ)ベニー12号２ラン、13号２ラン(岡本)、
(Ｌ)リーファー９号ソロ(小林雅)

【経過】　
２回に里崎が四球出塁後、ベニーが２ランを放ち、マリーンズが先制。直後にライオンズは片岡の２塁打で１点をかえし、３回には和田の右翼線への２塁打で１点を勝ち越し。４回表、２回と同様な展開でベニーに今日２本目の２ランが飛び出し、４−３と再逆転。直後にライオンズが福地と赤田の連続２塁打で同点に追いつくと、その後は両チームチャンスを作りながら無得点が続く。延長11回、マリーンズはライオンズの守護神・小野寺を捕らえて６安打の猛攻で５点を奪い、勝負を決めた。

【戦評】

今日の敗因は、小野寺が打ち込まれたというのもあるけれど、一番の原因は18残塁の拙攻。７回の満塁のチャンス、10回の１死２塁のチャンスなど、点をとれそうな場面は何度もあったのに点が取れなかった。14安打で４点というのも少なすぎる。

先発の松永はベニーの２本塁打に沈んだ訳だけど、いずれも里崎を出塁させた後の初球を打たれたものだった。１本目はストレート、２本目はチェンジアップの甘い球を打たれた。打たれたコースをみるとおそらく松永の制球ミスと思われるが、ルーキー投手なんだから、捕手の細川が「低めに投げさせる」あるいは「ボール球から入れ」と投手に伝えてあげないといけなかった。同じミスを２度繰り返したのはいただけない。

松永が本塁打にやられた一方で、マリーンズの清水直は全体に球威が感じられず、制球もいまいちで、カウント２−３になるケースが非常に多かった。今年はマリーンズに昨年の勢いがないけれど、彼のようなエースクラスの投手の調子がなかなか上がらず、結果が伴わないというのが今年の今の位置にいる大きな要因なのだろうと感じた。打線も試合の終盤に爆発はしたものの、全体的には貧打。今年のマリーンズのＰＯ進出は厳しいような印象を受けた。

ライオンズの話に戻すと、序盤は点の取り合いになったのだけど、ベンちゃん(和田)の２塁打、４回の連続２塁打はいずれも外野のライン付近にポテンと落ちるラッキーなヒットだった。清水直が投げている間はこうしたツキもあったのだけど、投手が代わるといつの間にかツキに見放されてしまったようだ。

７回に１死満塁のチャンスがあったが、水田と福地が連続して凡退。今日の勝敗はここが分かれ目だったのでは。勝ち越しておけば勝機が見出せたはず。水田の場面ではギャンブルでスクイズも面白かったかも。

延長11回、守護神の小野寺が登場したが、６安打５失点と散々な内容だった。登板を重ねたことによる疲労かもしれないけれど、思うようにボールがコントロールできずに、ことごとく甘いコース(高め)へいっているようだった。マリーンズサイドは甘い球に絞って狙い撃ちするのに徹していたようだった。小野寺がこれだけ失点を重ねたのは、約２週間前に大阪でオリックスにサヨナラ負けを喫した試合以来だが、少々心配だ。

11回表に５点を取られて試合が決まってしまった訳だけど、その裏にリーファーが焼け石に水の本塁打を放った。普通あの場面だったら気持ちが切れてしまうのだけど、各打席を大事にする真面目な性格が表れているように感じたのが11回の打席だった。その後、あわやというチャンスが出来て、１本でもタイムリーが出ていれば、本当に分からない展開になっていた。マリーンズ守護神・小林雅も10回の同点の場面と、11回の５点リードの場面で力の入れ具合が少し違っていたような印象を感じないことはなかった。

ホークスがせっかく負けたのにお付き合いしてライオンズも敗戦。２ゲーム差のまま、週末のホークスとの直接対決２連戦を迎える。守護神に不安を露呈してしまったが、打線の好調さで何とかカバーして、いい形で東京に戻ってきたい。俺も福岡へ遠征応援に行くけれど、出来れば連勝、最低でも１勝１敗で帰ってきたい。もしうまく連勝できれば、１位でのＰＯ進出への道が見えてくる。