日本、バーレーン戦勝利でW杯出場王手!


(上の写真は先日、御茶ノ水にある日本サッカーミュージアムの正面玄関を撮影したものです。)

いやぁ、理想的な試合展開でした。もし先制点取られたり、負けたりしたら、深夜のヤケ酒でもやったろうと思っていたのですが、心配ご無用でした。
キリンカップでは、最悪の点の取られ方で連敗。この調子ではバーレーンでも痛い目に遭うのではと不安視される声もあったものの、ジーコ監督の神懸かった勝負運の強さで切り抜けました。それにしても、ジーコの強運ってすごいですね。土俵際へ追い込まれても、必ず奇跡を起こして巻き返す。まるで誰かさん?のこれまでの人生そのもののようです。
試合内容では、100点満点はつけられないものの、十分合格点に値する内容でした。バーレーンのカウンターが警戒されていましたが、特に前半は前線からきっちりとプレッシャーをかけ、相手選手を複数人で囲んでボールを奪えていたので、安心して観ていられました。日本は1トップで試合に臨みましたが、バーレーン側は1トップの柳沢のおとりになる動き(ピッチ解説の川添氏がベタ褒めでした)と、その後ろから飛び出してくる俊輔や小笠原らの動きにかなり戸惑っていたように感じました。得点シーンでは、バーレーンのDFラインの前にぽっかりと出来たスペースに入った小笠原が、シュートコースが空くタイミングを見計らってのシュート。シュートの正確性は勿論のこと、タイミングが絶妙でした。
後半になり、残り30分を切ったあたりから、日本選手の足が止まり始め、プレスが思うようにかからなくなったのですが、日本以上に地元のバーレーンの動きが悪かったですね。平壌での試合でのバーレーンのカウンターの速さからは信じられないほど、昨日のバーレーンにはスピード感がなかったです。コンディション作りに失敗したのでしょうか。
1−0での勝利ながらも、終盤のバーレーンの猛攻が思ったほど迫力がなく、手に汗を握るほど緊迫した展開ではなかったです。今日のバーレーンの調子であれば、日本にとっては先制点のみで十分だった気がします。
上で『100点満点はつけられない』と書きましたが、ゴール前でボールを持ったら、もっと積極的にシュートを打って欲しいですね。点が取れる可能性が高くなるということもありますが、それ以上に、シュートで終わって流れを切ることにより、守備陣形を整える時間を稼ぐことが出来るということで、大事だと思います。
あとはGK川口の出来です。試合を通して2度ほど危ないシーンがありました。1つは、ミドルシュートを弾いたボールがポストに当たった場面。もう1つは、右からのセンタリングに対して、DFと交錯してハイボールを処理できなかった場面。特に後者はセットプレーに対するいい反省材料になると思います。次の試合までにDF陣とよくコミュニケーションをとって欲しいものです。

勝って良かった〜。出場停止の選手は多いですが、8日にドイツ行きを絶対に決めましょう!