3回に一挙7得点の猛攻などで勝利し、決着は第3戦へ


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


クライマックスシリーズ・パ ファーストステージ


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第2回戦 ライオンズ1勝1敗


試合開始:13:01 試合終了:16:24 試合時間:3時間23分 観衆:33,918人


Lions 8―0 Hawks 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)武田(2 1/3)〜金澤(2/3)〜藤岡(2)〜柳瀬(1)〜岡島(1)〜岩嵜(1)
(L)岸(6)〜長田(1)〜ウィリアムス(0/3)〜岡本篤(1)〜涌井(1)


勝利投手:岸1勝  敗戦投手:武田1敗


本塁打 なし


結果的には大差での勝利。1回表1死から長谷川、内川の連打で1,3塁のピンチを招いた場面で、ペーニャを内野フライ、松田を空振り三振に打ち取ってピンチを無失点で切り抜けたことが勝因だと思います。昨日と同様に先制点を奪われていたら、明日はなかったかもしれません。


レギュラーシーズン終盤から点がなかなか取れない状況が続いていたのですが、3回に一挙7得点。本塁打なしでこれだけ打線がつながっての大量得点は久々に見た気がします。


8月4日の福岡で初対戦をし、ほぼ完璧に抑えられた武田は、あの時とは別人のような投球でした。高めからストライクゾーンへ入ってくるカーブはストライク取られたらごめんなさいという、打者からとってみたらすごく邪魔な球なのですが、それが抜けてボール球になるのが非常に多かったです。3回途中で4四球。ライオンズ打線は先制点になった秋山の内野安打がチーム初安打。ヒットはなかなか出なかったものの、四球でチャンスをもらい、その後の適時打でモノにできました。


あくまでもレフトスタンドから見ていての感想ですが、武田はマウンドが合わなかったのか、雰囲気に飲まれていたのか原因はわかりませんが、投球動作以外の無駄な動きが多く、投球のリズムが非常に悪かったです。細川も牽制のサインをかなり多く出していたみたいですが、それもリズムを崩した原因の一つかもしれません。


昨日全くダメだった1,2番のうち、浅村が3打席目にヒットが放ち、3、4番にもそれぞれ適時打が出ました。他にも、銀仁朗が2安打、大崎も3回にレフト線を破る2塁打を放ち、各選手の調子が上がってきているような兆しが見えました。大崎は2塁打を放った後、1塁走者・銀仁朗、3塁走者・大崎で決めた本盗での、左手でのホームベースタッチも上手かったですね。


大量リードしていたこともあり、投手陣も勝ちパターンで投げる投手を中心に試運転することが出来ました。9回は8点リードでも抑えのワク(涌井)を出す盤石なリレーで、ホークス打線を最後までゼロに抑えられたことは、非常に大きかったと思います。4番のペーニャは2試合でまだ無安打、調子が出てくると怖い5番の松田も昨日の最初の2打席でヒットを放ったものの、その後は音なし。内川が一人気を吐いているように見えますが、その他の打者がまだ眠ったまま。このままの状態で明日の最後まで行ってほしいです。


明日の第3戦。なんだか昨年の10月18日と同じような匂い(試合の雰囲気)がしてきました。ただ昨年と違うのは、自力で次のステージに進める権利を持っているということ。2位として本拠地で戦っている以上、1stステージ限りで今シーズンを終えるわけにはいきません。


明日も今日と同じように先制点を取って、リードする展開に持っていきたいです。カズさん(石井一)の立ち上がりはどうなることやら…


負けたホークスでもいいプレーはいくつかありました。2回のヘルマンの三遊間を抜けそうな打球で、一塁走者を二塁でフォースアウトにした今宮の捕球&二塁送球。もう一つは、8回の原の二ゴロで一塁走者を二塁でアウトにした後の一塁転送が本塁寄りに逸れた球を、捕手の�癲谷がスライディングでカバーしにいったプレー。2つ目にあげたプレーは試合展開を考えると何でもないプレーに見えますが、無駄な失点を防ごうとする執念が見えたシーンでした。


ヒーローは2選手。インタビューを受ける順番はじゃんけんで決めたみたいです。


トップバッターは6回無失点の岸投手。






2番手は先輩の中島選手。