本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果

【交流試合】vs.広島東洋カープ戦第6回戦 ライオンズ4勝2敗

西武ライオンズ 2×−1 広島東洋カープ

勝利投手:豊田3勝11S 敗戦投手:横山1敗

本塁打:なし

涌井のプロ初勝利が8回途中に消えてしまった。今回は中継ぎのとある投手が点を失ったが、8回まで投げきらへんど初勝利を手に出来んのか?(9回は万全なので)
涌井の投球を2週間前のジャイアンツ戦に続いて見せてもらったが、前回以上に良かったと思う。序盤、直球が高めに浮いていたのが気になったが、球に力があったことで、フライあるいは空振りになっていた。奪三振7つのうち3個が見逃し三振だったのだが、いずれも打者が手の出ないコースへ行ったもの。持ち味でもある制球力も存分に発揮出来ていた。打線の援護が1点しかなく、8回に追いつかれてしまい、初勝利がまたもお預けになったのは非常に残念だった。
打線は、プロ初先発の森相手に打ちあぐね、3回の先制点を取った場面以外はチャンスは殆ど作れなかった。森が降板後の6回裏無死1,2塁の場面。カウント2−0で2塁走者のショウゴ(赤田)が3盗を敢行したのだが、この作戦が解せなかった。TVの解説でも、「3盗は100%決められる場面で試みるもの」という話があったが、カウントや打者(中村)を考えると、この場面で走るのは考えられない。カウント2−3でスタートを切るのなら分かるのだが。ましてや1塁走者が走っていなかったのをみると、打者or塁上の走者の誰かがサインを見誤ったのではないかと思った。この場面は中村三振に3盗失敗で併殺になってしまい、チャンスもあっという間に潰えた。積極的に仕掛けるのはいいのだけど、ただ勘で奇襲っぽく攻めたのではね。この場面でもし1点でも取れていれば、中継ぎ投手陣も余裕を持って投げられ、涌井にはお初の物をプレゼント出来ていたかもしれないのに。もったいない攻撃だった。
最近調子が悪くスタメンを外されつづけたマヨ(フェルナンデス)と、不調ではあるが4番に座りつづけるカブレラ。マヨについては、1打席目、2打席目ともサードの好守に阻まれてヒットは1本に終わったが、当たり自体は良くなりつつあると言ってもいいのでは。一方のカブレラはかなりの重傷の模様。カブレラが悪い状態にはまると、右投手の外へ逃げるスライダー系統の球にクルクルとバットが回るのだけど、今回の不調はそれに加えて、直球にも完全に振り遅れている。今日も「本塁打を打って下さい」と言わんばかりの直球が何球か甘いコースへ来たのだけど、いずれも空振り。調子が80%の状態でもスタンドへ持っていけるような球に対して、ボールとスイングするバットの軌道にかなりズレがあった。本塁打が打てなくて焦りはあるのだろうけど、素直にセンター方向へ力まずに打ち返すことを心がけて打席に立たないと、いつまで経っても改善されないのでは、と思わせるほどひどい状態だ。
カープ相手に苦労はしたけれども、久々に3連戦で勝ち越した。火曜日からはナゴヤに乗り込んでのドラゴンズ戦。ドラゴンズは交流戦に入って調子はどん底のようだけど、所沢で3連敗した悔しさをぶつけてくるだろうから、気を引き締めて臨んで欲しい。ライオンズの借金は2。早く貯金生活に入りたい。