第105回全国高校野球選手権記念大会第6日目@甲子園球場

神奈川県代表(2校出場)として夏の甲子園は5年ぶり、そして神奈川県からの単独出場としては1962年以来61年ぶり。今年のチームは昨秋の関東大会から春の県大会、関東大会、夏の県予選とずっと追ってきていて、少なくとも最近10年では最強チームだと思っているので、甲子園への出場が決まった段階で、最後の大会まで見届けようと思い、まずは初戦、現地へ行きました。

 

第6日目(8/11)は世の中的にはお盆の帰省ラッシュが始まる日。ということで、他の日の第3試合であれば日帰りで行こうと思ったのですが、やむなく前泊で。前日の19時台に新幹線で出発したのですが、自由席は満席で、東京~名古屋間はデッキにも人が立っていましたね。

 

そして今日。第2試合の広陵の試合から現地で見ようと朝はゆっくりしていたら、思いのほか第1試合が早く終わり(阪神電車で梅田を出ようとしている時にはほぼ終わりかけの状況)、第2試合の試合開始直前に到着。本当は内野席のアルプス寄りで見たかったのですが、組み合わせ抽選終了の段階で売り切れていたので、ライトの指定席を購入。前日の昼の段階で外野スタンド含め全て売り切れたとのこと。

 

第2試合の立正大淞南vs.広陵の試合までは、外野席は空席も目立ったのですが、第2試合終了後から一気に埋まり始め、第3試合開始前にはほぼ埋まっていました。ライトスタンドにも内野席(アルプス含む)を確保できなかった慶應の関係者が相当数いましたね。

 

夏の県大会の準決勝(横浜スタジアム)を見に行った時に、「慶應の応援はここ(横浜)でもすごいけど、甲子園に行ったら迫力が全然違うよ」と聞かされていました。今年の春の選抜とかテレビでは見ていたのですが、現地で見るのとは全く違うので非常に楽しみにしていました。

 

慶應は後攻で1回裏の攻撃。先頭の丸田が打席に入り、若き血が流れ、アルプスを中心に歌い始めた時には鳥肌が立って、正直涙が出そうなくらい感激しました。現役の大学生だった時に6大学野球とか行っていましたが、神宮でも味わえなかった感覚でしたね。

 

試合は初回から5回まで慶應が毎回得点。序盤のイニングは残塁も多かったので、打線がつながればもっと得点が入っただろうと思いますが、毎回得点が続く間はとにかく攻撃時間が長かったです。北陸高校はエースの投手が故障上がりということはあったものの、今大会は多くの投手の継投で福井県大会を勝ち上がってきたことと、昨秋の明治神宮大会、今春の選抜大会の出場経験があるチームなので、楽な試合にはならないだろうと想定していて、序盤からこれだけ得点がポンポンと入るような展開は全くの想定外でした。

 

6回以降は慶應打線は無得点。一方の守備では試合を通じてショートの八木の好守備が何度もあったのと、先発の小宅の好投で7回まで無失点。8回からは継投に入りましたが、8回と9回の2イニングはかなりもたつきましたね。県大会ではそれほど出ていなかったのですが、2番手投手が出てきた後の課題が今日の試合では出ました。ヒットを打たれるというよりかは、制球力、無駄な四死球をいかに出さないようにするかというところが課題ですかね。

 

アウェーの雰囲気に置かれていた北陸高校が最終回に福井県代表としての意地を見せての4得点。慶應にとっては県大会決勝くらいしかこのような展開は経験出来ていなかったので、次戦に向けて気を引き締めなくてはと思わせる展開になってよかったのではないかと思います。

 

次戦は予定通りというか広陵高校との対戦。得点チャンスではきっちり得点につなげる、先発が想定される小宅に少しでもイニングを稼いでもらうというのが勝利に向けたポイントになるでしょうか。台風7号が近づいていて、日程が1日後ろ倒しになるかどうかも影響するかもしれません。

 

7回裏の攻撃は先発・小宅の打順からで、代打が出てきて8回から投手交代だろうと思っていたら、1塁ベンチの前にこの人の姿が。自分はベンチ前に出てきたときに既に気づいていましたが、選手名がコールされた時のスタンド全体の盛り上がりといったら…

 

試合後は予定通りの場所で夕食をとるために移動。将棋棋士の勝負メシとして有名で、関西将棋会館での対局の時の出前先にもなっている、会館内の「レストランイレブン」さんへ。将棋会館は近々高槻市へ移転予定になっていますが、このレストランイレブンも近くに移転する予定のようです(新会館には行かない)。

 

そして東京への帰りの新幹線ではこれを。10月末で東海道新幹線のワゴン形式での車販が終了してしまうようなので、これも東海道新幹線では今回が最後になってしまうかもしれません。