8回に適時打と相手の暴投で3点を勝ち越し、2023シーズン初勝利!

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.オリックスバファローズ戦第3回戦 ライオンズ1勝2敗

 

試合開始:14:00 試合終了:16:59 試合時間:2時間59分 観衆:27,491人

 

ライオンズ 4-1 オリックス 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Bs)山岡(5 2/3)~宇田川(1/3)~山崎颯(1)~ワゲスパック(1)
(L)平良(7)~水上(2/3)~佐藤隼(1/3)~青山(1)

 

勝利投手:佐藤隼1勝  セーブ:青山1S  敗戦投手:ワゲスパック1勝1敗

 

本塁打
(Bs)ゴンザレス1号ソロ(平良)
(L)マキノン1号ソロ(山岡)

 

昨年までのセットアッパーのポジションから先発に転向して最初の試合。オープン戦では昨年までのリリーフ同様に無双の投球をしていたので、今日も期待して見ていました。


序盤の3回までは9番の茶野に四球を出しただけで、ほぼ完璧な投球。ストレートは8割くらいの力感で投げられていて、安心してみていられる投球でした。


4回に西野、中川圭に連続ヒットを打たれて初めてのピンチ。続く杉本を遊ゴロ併殺に打ち取り、2死3塁の場面でヤツを迎えたことで、無理に勝負にいかなくていい状況になったのが良かったです。杉本の三遊間(三塁寄り)への打球が飛んだときは、ショートに児玉を入れておいて良かったと思いました。併殺打の後の打者の場面が今日一番ギアを上げた投球をしていたように見えました。最後のカットボール2球をいずれも見送られて四球を与えてしまいましたが、続く宗を初球投ゴロに打ち取って無失点を継続。


先発投手が頑張っているのに肝心の打線が全くつながらず。2回裏は先頭の古賀がチーム初安打となる2塁打を放ち、児玉が送って3塁まで走者を進めても得点できず。どうせ点にならないのなら、バントさせずに打たせればいいのに…


先制点は6回1死からマキノンの来日初本塁打(ソロ)によるもの。1点で簡単に逃げ切れるとは思いませんでしたが、先制できたのは大きかったです。


6回までに91球を投じていた平良は7回も続投。オープン戦では投げていない球数、未知の世界に入っていきました。先頭の宗は三振に打ち取ったものの、続くゴンザレスに直前のライオンズの攻撃でのマキノンと同じような高い弾頭の打球を打たれ、スタンドインを許して同点に。その後も茶野に粘られて四球を出したりして、球数が115球まで到達してしまいましたが、7回まで1失点。初先発としては上出来です。これだけの好投でも勝利投手にさせてあげられない打線に喝!


8回表から2番手として水上が登板しましたが、昨年のように僅差リードの展開を安心して任せられる状態ではないですね。ブルペンでは森友哉、宗と左打者が続く打順まで回った時の準備として、佐藤隼を準備させていましたし、ベンチの認識も同じような気がしました。杉本を右飛に打ち取って2死をとったところで、左腕の佐藤隼に交代。森友哉にはセンター方向へ打球を飛ばされましたが、球威で押し勝っていましたね。昨日の投球を見て昨年までとは見違えるような投手になり、期待も込めてタオルを購入したのですが、早速使うタイミングがきました。今日のような起用法もこれからありそうですね。


8回裏、先頭のマキノンが四球で出塁。クリーンアップに回るのだから思い切って打たせればいいのにと思っている中、外崎には手堅くバントさせて1死2塁。続くアグー(山川)の打球は三塁の宗の正面に飛んだのですが、捕球直前で高く跳ね、宗が捕球できずに打球はレフト前へ。三塁ゴロだったはずの打球がレフト前ヒットになったのが効きました。クリ(栗山)が三振で2死になるも、鈴木将平が比較的空いていた1塁線を破る2点適時3塁打となり、勝ち越しに成功。1塁走者のアグーの本塁までの激走もなかなかのものでしたね。2死3塁、打者・愛斗の場面で相手バッテリーのポロリンが出て、4点目をいただきました。この4点目でオリックスは反撃意欲がそがれてしまったように思います。


8回裏の攻撃中のブルペンでは森脇と青山が投球練習。おそらく同点のままなら森脇、勝ち越せば青山ということだったのでしょう。先輩野手陣の頑張りで、3点リードというセーブシチュエーションとしては最も理想的な展開で9回へ。


9回表、先頭の宗にレフト前ヒット、1死後に福田に粘られて四球での出塁を許しましたが、後続を打ち取って4-1のまま試合終了。松井稼頭央新監督の初勝利となりました。

 

 

2023シーズンチーム初勝利のお立ち台は2選手。まずは開幕戦に続く2試合目の登板でプロ初セーブをあげた青山投手!


「シーズンはまだ長いと思いますが、(勝ち試合では)自分が最後を締めくくってもっともっと勝利を届けたいと思います」と宣言しました。ストッパーの世代交代でしょうか。候補の1人であることは間違いないことはこの3連戦で証明されました。

 

続いて8回裏に決勝の2点3塁打を放った鈴木将平選手!