中継ぎ陣が四死球連発の大乱調で2桁失点して敗戦



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


交流戦】vs.阪神タイガース戦第2回戦 ライオンズ1勝1敗


試合開始:14:00 試合終了:17:47 試合時間:3時間47分 観衆:32,850人


ライオンズ 5―10 タイガース 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(T)小野(4)〜谷川(1)〜岩崎(2)〜藤川(1)〜桑原(1)
(L)多和田(5 2/3)〜野田(0/3)〜松本(2/3)〜小石(1 2/3)〜武隈(1)


勝利投手:谷川1勝1敗  敗戦投手:野田1敗


本塁打 
(T)糸井9号満塁(野田)
(L)山川15号2ラン(小野)、16号ソロ(岩崎)


終わってみたら、振り返りたくないようなひどい試合でした。


先発の多和田は、試合前のブルペンの様子ではあまり良くなさそうでしたが、それが立ち上がりに出ました。2番の糸原からの3連打で先制点を許したものの、後続を抑えて1失点。他のパリーグチーム相手ならもっと取られていてもおかしくはなかったと思います。2回以降は立ち直ったのですが。


一方の打線は、多和田の大学時代の一つ後輩になるタイガース先発の小野相手に打ちあぐねましたが、3回にアグー(山川)の右中間スタンドギリギリに入る2ランで逆転。さらに4回には、3つの四球でチャンスをもらい、秋山がライト線への2塁打で2点を追加して4−1。タイガース打線の状態を考えると、さらに追加点をとって、普通に先発がそれなりのイニングを投げてくれれば、大丈夫だろうと思っていました。


5回にも無死1、2塁のチャンスで、外崎にバントをさせて、1死2、3塁にして、メヒア、森友哉で追加点を思ったのでしょうが、メヒアが三振、森友哉が申告敬遠で歩かされ、金子はボテボテの打球で内野安打にできず無得点。外崎の場面で、併殺のリスクはあっても、積極的な攻撃を仕掛けた方が良かったかなと、試合を振り返ったときに思いました。


多和田も初回の29球が響いて、6回2死でピンチを招いて降板。3安打を打たれていた糸原を迎えた場面でピンチでもあったので仕方ないとは思いましたが、その後の投手が適時打、四球に、満弾食らってはねぇ。満弾の後もさらに四球を出していたし、これで試合の流れが完全にタイガースに行きました。自分の果たすべき役割を自覚した上でマウンドに行っているのか。野手を長い時間守らせては反撃意欲も萎えますよね。


6回の多和田のピンチをきっちり片付けていれば、おそらく登板機会はなかったであろう松本が、満弾の後の尻拭いをすることに。3回に逆転した後はずっと僅差でリードする展開だったので、登板はないだろうと思っていたのでしょう。なので、思うような投球が出来なかったのも弁解の余地はあるのかなと。


7回1死から登板した小石は四死球を3つ出したものの、今日登板した投手陣の中で唯一の無失点投球。


9回には、水曜日にマツダで信じられない逆転サヨナラ負けを演出することになってしまった武隈が、あの時以来初めての登板。福留に右中間へ2塁打を打たれた後、糸井はセンターフライに抑えた所までは良かったのですが、四球にヒット2本で2失点。前回登板の悪いイメージを払拭するような投球は出来ませんでした。


多和田が6回2死で降板した後、中継ぎ投手が4人登板したのですが、9回までの2回1/3イニングで9つの四死球。相手打者がバットを振らなくても勝手に走者が出てしまうのですから、見ている側からするとイライラがどんどん増していきます。なんだかア○らしくて見ていられない試合でした。守備の時間がやたらと長く感じられましたし。(実際に長かったですが)


ライオンズの打線については、アグー(山川)に2本の本塁打が出たことが収穫かなと。3、4月ほどの爆発的な打棒は難しいと思いますが、少しでも自分の理想に近いバッティングの状態を取り戻してもらえれば。今日の結果がきっかけになると良いと思います。


パ・リーグの他の上位チームが交流戦に入って負けないので、ライオンズが負けてしまうと自動的に1ゲーム差が詰まるというのが、プレッシャーですね。ファイターズ、ホークスは勝ったので、1位と2位はゲーム差なしですか。こちらは中継ぎ投手陣の整備が急務なので、正念場です。今日ダメだった投手を落として、代わりに誰を上げるのか。下でリリーフやっている人で昇格の推薦を受けられそうな投手が・・・。


明日の向こうの先発は荒れ球で有名なあの人のようですが、離脱につながるような故障者が出ないことを祈るばかりです。榎田には「らしい」投球をしてもらって、古巣にきっちりと恩返しして欲しいですね。今年は日曜日はほとんど球場参戦していないので、明日がライオンズ移籍後の初・榎田です。