中盤の大量点で突き放し、交流戦2カード連続勝ち越し!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


交流戦】vs.阪神タイガース戦第3回戦 ライオンズ2勝1敗


試合開始:13:00 試合終了:16:11 試合時間:3時間11分 観衆:31,571人


ライオンズ 10―5 タイガース


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(T)藤浪(5 1/3)〜岩崎(1/3)〜モレノ(1/3)〜尾仲(2)
(L)榎田(7)〜平井(1)〜武隈(1)


勝利投手:榎田5勝1敗  敗戦投手:藤浪2敗


本塁打 
(T)陽川1号2ラン(平井)


昨日のブログにも書いたように、今日の相手チームの先発投手は荒れ球で有名なあの人。右打者だと上半身への死球が怖いので、大怪我を避けるには左打者を並べた方が良いと思っていたら、7番にライトで斉藤彰を今季初スタメンで起用。スタメン9人のうち5人が右打者。5番に置いた人はたぶん○○用。ここでは書けませんがね。


荒れ球の人ですが、これほどまでにストレートも変化球もコントロールされた球がズバズバ来ることは想定していませんでした。右打者へのインローへのストレート(150キロ超)、インコースから曲げるスライダー。きっちりコントロールされればなかなか打てません。2回から4回まで3イニング連続で三者凡退に抑えられたのがそれを示しています。そんな中で、初回にメヒアが左中間へ2塁打を放った時の投球はコースが甘かったんですかね。スタンドからはよくわかりませんでしたが。


ヒットがなかなか出ないのであれば、相手の隙を突く野球をして得点を奪うしかないわけですが、初回から成功しましたね。


1死1、3塁、打席がアグー(山川)の場面。1塁走者の源田が二盗を仕掛け、相手捕手が二塁へ送球する間に、3塁走者の秋山が本盗で生還。先制点になりました。実は1塁走者の源田は遊ゴロ失策で出塁していたのですが。平凡な遊ゴロだったので、うまくいけば併殺打になっていて、初回の得点はなかったかもしれません。


逆に3回表の守備。1死1塁で、9番の梅野がこれまた併殺にして下さいと言わんばかりのイージーの遊ゴロを放ってくれたのですが、今度はウチのショートが打球を後逸して1死1、3塁のピンチに。しかし、次の打者(植田)を二ゴロ併殺に打ち取って失点することなくこのイニングは終了。今日の試合、お互いにミスは出ていたのですが、それを得点につなげられたかどうかが勝敗を分けたと思います。


先発の榎田は、相手が古巣だったこともあり、「初回から飛ばしたおかげで6回に失点してしまった」と試合後のお立ち台で話していました。序盤の3回まではノーヒットでしたが、球が若干高めに行っているのではと感じる場面もありました。4回以降は毎回のようにピンチを招きましたが、5回には自らの好フィールディングでピンチを脱して、5回までは無失点投球。しかし、6回には福留、糸井への連続四球でピンチを招き、中谷と陽川に連続適時打を浴びて3失点しました。


6回に1点差まで追い上げられた後の追加点が大きかったですね。またまた打者一巡の攻撃を目撃してしまいました!


まずは1死満塁の場面で、相手投手が藤浪から左腕の岩崎に代わった初球を詰まりながらも捉えて、センター前への2点適時打。その後、再び満塁の場面を作り、浅村を迎えた場面で、今度は右腕のモレノを投入。ストライクがなかなか入らず、ストレートの四球で点をくれる始末。そして〆は、4番のレフト線への走者一掃となる適時2塁打。4番打者の人は今日の試合で出塁したのはこの打席だけでしたが、技ありのバッティングによる3打点が相手に与えたダメージは大きかったですね。


試合前に「アグーのまぜそば」を食べた効果か・・・?


金子の適時打だけで終わって3点リードであれば、継投にもう少し頭を悩ませなければいけなかったかもしれませんが、6回裏終了時点で7点リードになったので、先発の榎田を7回まで引っ張ることが出来ました。


7点リードがあったのですが、8回は平井が登板。あっさり抑えてくれなければ困るのですが、先頭打者に四球を出し、今日1軍に昇格した陽川に今季1号となる2ランをレフトスタンドにぶち込まれました。広島でも逆転弾を食らっていましたが、ちょっと心配ですね。


もう一人状態を心配していた武隈が9回に登板。昨日に続く連投となりましたが、きっちり三者凡退に抑えて試合終了。楽な場面だったとは思いますが、結果を残しながら、本来の持ち場で本来の実力を出せるようなコンディション調整を行っていって欲しいです。


この3連戦も2勝1敗。最低限の結果かなと思います。普段ならこれで良しなのですが、ホークスが交流戦に入ってから全く負けないので・・・。ファイターズは、10年ちょっと前の日本シリーズの時のイメージが未だに残っているのか、あのおじさん投手に抑えられて、今日は負けたようですが。


リリーフ陣は明日1日、ゆっくり休んで欲しいですね。来週は横浜、後楽園と狭い球場での6連戦なので。


ライオンズが大量リードになる展開も、思ったほどタイガースファンは帰りませんでした。その中には、この人がお立ち台に立つのを見てから帰るという人もいたのかもしれません。


お立ち台は、まず野手のヒーローから先に立ちました。6回に突き放すきっかけとなる2点適時打を放った金子侑司選手。



そして、投手のヒーローは言うまでもなく、今年の3月にタイガースからトレードで移籍してきて、今日の勝利でキャリアハイとなる5勝目をあげた榎田投手。インタビュー中のタイガースファンが鳴らすメガホンの音が非常に大きかったのが印象的でした。



さて、来週末は後楽園での3連戦に全戦参戦予定。その前のカードは雨で流れる試合が出てしまうかな?