第59回全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦(慶應義塾大学vs.流通経済大学)@秩父宮ラグビー場

2022年度の秋~冬シーズンで初めての現地ラグビー観戦。これまでは他の用事と重なったりなどで行かれずでした。

 

 

過去、大学選手権での流通経済大学との対戦は3度(2011年度、2014年度、2016年度)。2014年度は27-24での辛勝、2016年度は最後の最後で31-31の同点に追いつき、トライ数&ゴール数が両チーム同数で抽選となっての勝ち上がりでした。この2試合はともに現地で見ていたので、流経とやると僅差の大激戦になるイメージがあります。留学生選手に苦しめられるイメージがあったので、今日もそれが心配でした。

 

その心配を吹き飛ばしたのが、開始1分での先制トライでした。左サイドでのラインアウトから右サイドに展開し、今野(いまの)の敵陣深くへのキックボールを拾って、最後はWTB佐々木がトライ。

 

さらに前半7分に敵陣ゴール前でFB山田が相手のキックをチャージしてそのままトライし、2トライ目。慶應はそれほど得点能力が高いチームではないので、前半10分までに2T2G奪えたことで試合の主導権を握れました。

 

その後も慶應の一方的な展開が続きましたが、慶應側のタックルが全般的に良かったのと、流経のイージーミスが目立った(特にラインアウト)のが重なったことによるものでしょう。前半だけで24-0というスコアになって、正直肩すかしな感じでした。

 

後半に先にスコアできれば今日の試合はほぼ確実にモノに出来るだろうと思っていたら、後半開始早々に左サイド深くへのキックからのビッグゲインでチャンスを作り、慶應お得意のラインアウトモールで追加点となるトライ。この後は安心して試合を見られました。パス回しが若干雑になるシーンも見られましたが、試合終了まで緊張感を切らさずプレーできていたと思います。

 

 

終わってみたら45-5の大差ゲーム。今季の対抗戦の下位チーム以外の対戦では最も点差をつけて勝った試合になりました。

 

次戦は12/25に大阪・ヨドコウ桜スタジアムでの京都産業大学戦。京産大にも大学選手権では負けていないと思いますが、昨年度の選手権の準決勝での帝京大学戦を見ればわかるように、今までに対戦したチームとは見違えるようないいチームになっています。今日は結果的に大勝しましたが、満足することなく、今日あるいは今日以上のパフォーマンスを出せるように、これから2週間準備してもらいたいですね。

 

8年ぶりの正月越え、そして黒黄ジャージを着た選手が新しく生まれ変わった国立競技場で初めてプレーする姿を見たいものです。

 

写真を載せましたが、試合開始前は晴れていたのに、試合途中から空が厚い雲に覆われてどんどん暗くなっていき、最後は照明を付けて欲しいくらいの暗さでした。隣の神宮球場では社会人チームの試合?をやっていたようですが、照明灯の下半分くらいは点灯されていました。試合中に雨はほとんど落ちて来なかったのは幸いでした(試合後に電車で最寄り駅まで帰ったときには路面がしっかり濡れていました)。