第59回全国大学ラグビーフットボール選手権大会準々決勝(慶應義塾大学vs.京都産業大学など)@ヨドコウ桜スタジアム

母校の大学ラグビーの応援で↑の会場に行くのは4年ぶり。その時は「KINCHOスタジアム」という名前でした。その後改修が行われ、改修後は初めてです。

 

開場は11時なのですが、その前に行きたいところがあったので、この時間に出発。まだ年末というわけではないですが、少し早めの時期に帰省をされる方も行きの新幹線では見かけました。自由席でしたが、座席はほぼ埋まっていたように思います。

 

名古屋市内に入ったあたりから米原の手前までは雪がかなり残っていました。乗っていて徐行していた感じはなかったのですが、車内アナウンスでは「積雪の影響で新大阪到着は定刻より2分遅れ」と言っていましたが、2分くらいなら普通に遅れることもあるし、全く問題なし。

 

途中の寄り道先はこちら。確か4年前にも来たような気がしますが・・・

今日は選手権が行われている当日ということで、一般の人が入れる1階部分の入口にも係員がいました。

 

ここからラグビーの会場へは大阪メトロで直行。600円の1日乗車券(エンジョイエコカード)は助かりますね。大阪での交通費支払はこれだけで済みますし。

 

さて試合会場のヨドコウ桜スタジアムですが、改修前からメインスタンドとバックスタンドの位置が逆になりました(熊谷ラグビー場と同じです)。今までどおり、ヤンマースタジアム側から行こうとすると、正面っぽいのにバックスタンドになっているので、メインスタンドに行くには半周しなくてはいけないという・・・(↓こちらはバックスタンド側)

 

メインスタンド側ですが、スタンドの外階段が仮設スタンド風・・・

今日は一番北側のナカバヤシゲートのみ開放。再入場で一旦スタンド外に出るときはスタンド建物内の階段を下りるスタイル(出口と再入場口が完全に別)でした。

 

メインスタンドのS席エリア自由部分(南側)にいましたが、自分の座った席からの目線はこんな感じ。イメージとしては秩父宮ラグビー場の東スタンドに座った時と同じ感覚です。2枚目は北側ゴール裏。Jリーグでホームゲームとして使うあのチームのチームカラーに座席が塗装されています。

 

慶應は2試合目ということで、第1試合の筑波大学vs.東海大学戦は第三者としてお気軽観戦。とはいっても、次年度の大学選手権の対抗戦Gチームの枠取りがあるので、筑波に勝って欲しいと思いながら観戦。

 

試合開始からなかなか点が入らずロースコアの競った展開。東海が攻める時間帯が長かったですが、筑波のしぶとい守備が目立ちました。終了間際のPGで筑波が勝ち越し、20-17で筑波勝ち。この時点で次年度の選手権で対抗戦4枠以上が確定。次の試合で慶應が勝てば、ベスト4は対抗戦Gチームが独占して、対抗戦5枠が決まるのですが・・・

 

 

前半4分に先制トライを許すものの、16分に1トライを返し、その後立て続けに2つのトライを奪って、19-7の12点リードに。今日3トライ目は左サイドの敵陣深いところからのラインアウトモールという得意パターンでの点の取り方がうまく出来たので、失点を抑えられれば勝機はあるだろうとこの時点では思いました。

 

前半33分に京産大に1トライ返された後、36分にマプスアがシンビンで10分間退場になったのが痛かったです。この10分間だけでなく、後半も大事な場面で規律が乱れた(ペナルティをとられた)のが勝敗に影響した気がします。マプスアのシンビンで14人での戦いを強いられた10分間に失点をせずに粘れていれば良かったのですが、前半終了間際と後半開始早々(マプスアが一時退場から戻る直前)にそれぞれトライを奪われ、京産大に主導権を渡してしまいました。

 

さらにトライを奪われ、残り20分少々で19-31と12点ビハインドになった時は心が折れかけましたが、後半30分頃に左サイドのライン際でパスを回して攻め上がった際の京産大のペナルティで認定トライをもらい、26-31の5点ビハインドに。1T1Gで逆転できる点差まで詰めたのですが、直後に自陣ゴール前でペナルティをとられ、PGを決められて26-34の8点ビハインド。残り7分弱。

 

残り時間の早い段階で得点を奪えればチャンスはある状況で、右サイドのパス回しから攻め上がり、最後はマプスアの突破力でトライを奪い、難しい角度からのコンバージョンを中楠が決めて33-34の1点差。残り3分。

 

京産大のキックから試合が再開され、慶應は自陣からの攻撃。残り時間から考えて相手にボールを与えてしまった段階でほぼノーチャンスになるので、キックは使えず、ひたすらパスを回して攻めるのみ。しかし、密集への京産大の圧力が強く、残り15秒で反則をとられてジ・エンド。最後のスクラムのシーンで、京産大はマイボールを確保して蹴り出せば終わりなのに、普通に攻めてしまうという謎のプレー。ここで反則でも犯せば棚ぼたで得点チャンスがきましたが、さすがに最後は蹴り出して終了。最後は1点差で敗れました。

 

試合を通じての京産大の印象ですが、スクラムは思ったほど圧力は感じませんでした。スクラムでの反則をとられたシーンはありましたが、マイボールも流経大戦のようにスムーズに出せていました。問題なのはスタメンで出ていた外国人3選手が突破を図ってきたときの対応。特にWTBのポルテレは、目黒学院高校時代はFWだったこともあり、パワーとスピードを兼ね備えていて、複数人で行かないと絶対に止められないという印象でした。複数人で対応すると、周りの選手が空いてしまうわけで・・・ 34失点はしましたが、守備は頑張ったと思います。

 

 

バックスタンドで挨拶をした後、控え選手が陣取っていた北側ゴール裏へ。

 

最後にメインスタンド側へ戻り、今野キャプテンがベンチ入りメンバー含めた全選手に1人1人声かけしてから整列。

 

勝機はあった試合だっただけに、1点差の敗戦で第123代の戦いが今日で終わってしまうのは非常に悔しいです。キャプテンの統率力はもちろん、塾蹴球部初の留学生選手のマプスアも在籍4年目でようやくというかチームプレーになじんで、ポテンシャルを十二分に発揮できる環境になっていたので、年を越してもう少しプレーを見たかったです。

 

1月2日の準決勝は帝京vs.筑波、京産vs.早稲田の組み合わせになりました。京産大に相手が早稲田では、今日以上に京産大がいい試合をするようなイメージしかわかないですね。来年は対抗戦Gの出場枠が4に減ってしまうことも覚悟かな。2日は早稲田の応援をしますけど。

 

試合に勝っていれば、大阪王将の道頓堀本店に行って辛いもの三昧しようと思ったのですが、負けたので新大阪まで直行。こちらの海鮮麺と豚まんを夕食で食べました。

 

帰りの新幹線は始発の自由席でゆったりと帰りました。行きと違ってガララーガでした。隣に人が座っていないとどれだけ楽なことか。車販が全く来なかったので、例のアイスを食べるチャンスはゼロでした・・・。