先発・今井が満塁弾一発の4失点で、降雨コールド負け



本日のライオンズ戦の結果(ZOZOマリンスタジアム)の結果


vs.千葉ロッテマリーンズ戦第11回戦 ライオンズ6勝5敗


試合開始:14:01 試合終了:16:31 試合時間:1時間44分(中断46分) 観衆:25,107人


マリーンズ 4―3 ライオンズ 【5回表終了時降雨コールド】 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)今井(4)
(M)ボルシンガー(5)


勝利投手:ボルシンガー9勝1敗  敗戦投手:今井1勝1敗


本塁打 
(L)浅村15号3ラン(ボルシンガー)
(M)井上8号満塁(今井)


試合前から弱い雨が降ったりやんだりしている状況で、予報では試合途中で本降りになる予報。何としてでも5回まで試合を進め、しかもリードする展開で進めることが理想的。


そんな中、初回に秋山が四球、源田がセンター前ヒットを放って無死1、2塁で、浅村のライト方向への飛球がそのままスタンドに飛び込み、先制の3ランに。幸先良いスタートで、まさに試合前に望んでいた展開に早速なりました。


ライオンズ先発の今井は初回に2本のヒットを浴び、3塁まで走者を進められたのですが、後続を打ち取って無失点の立ち上がり。2回も三者凡退と順調な立ち上がりでした。


雨は試合開始時から間断なく降り続き、ベース周辺が少しずつ水が浮くようになってきていました。最初にクレームをつけたのが、マリーンズ先発のボルシンガー。3回の投球練習の時に足を滑らせたのをきっかけに、砂を持ってくるように要求。今日の試合で最初の「砂入り」。その後、3回表と裏の終了時にグラウンド整備が入り中断しました。この中断でリズムが崩れたのかなという感じもします。整備中は雨が弱まっていて、逆にプレーが始まると強まるシーンもありました。



3回表に投球の際に、ボルシンガーがマウンド状態に関してかなり苛立っている状況がレフトスタンドからでもわかったので、追加点が1点でも取れていればよかったのですが。無死1、2塁のチャンスを作ったものの、浅村の併殺打に、アグー(山川)の三振で無得点。


3回裏、前のイニングまで好投していた今井が制球を乱し、四球と凡退を交互に繰り返す形で、2死満塁。前の打席で三ゴロに打ち取っていた井上を迎えました。井上に限らず他の打者もそうだったのですが、今井のストレートに差し込まれる場面が多く、なかなか前に飛ばないし、前に飛んでもボールの勢いに押されて詰まった打球になることが目立ちました。井上に対してもストレート勝負で大けがはないだろうとバッテリーは読んで、全球ストレート勝負。ファウルで粘りフルカウントからの8球目をライト方向へ。


外野への飛球は高く上がると海からの風で戻されるはずなのですが、ボールの落下地点はマリーンズファンの集うライトスタンド。逆転満塁弾になってしまいました。ストレート勝負でも制球ミスさえしなければ抑えられるだろうとは自分も思っていましたが、試合後に振り返ると、途中で1球でもスライダーあるいは何かしらの変化球を入れていれば、最後に本塁打になってしまったストレートへの反応が変わったのかなと思いました。


雨がやむ気配がないので、5回表までに最低でも同点、できれば逆転にまで持っていきたかったのですが、イライラしていたボルシンガーが立ち直ってしまい、得点できず。


5回表終了後、今日3度目の中断で、各ベース周辺の整備が始まったのですが、途中でやめて、今日の試合開始後初めてシートを被せることに。この時点で、試合開始後としては一番の強い降りだったので、このまま終了になることを覚悟しました。なんか審判も終わりにしたいと思っているような雰囲気も感じましたし。


5回表終了後、シートを被せる前の整備の時間も含めて20分くらいたった頃でしょうか。球審が出てきて、ゲームセットのコール。雨にやられてしまいました…。試合が成立する最低限の所まで進めてのコールド負け。



試合終了が宣告された時に、「やったー」と喜ぶ集団が自分たちの数段前にいました。先攻のチームがリードを許している場合は、5回表が終わった段階で試合成立になるのですが、そのルールを知らなかったのかよくわかりませんが、どうもノーゲームでチケットが払い戻しになると思って喜んでいたようです。挙句の果てには、5回裏の所に表示される「×」が誤表示ではないかとクレームをつける始末。


それなりに球場に通っているメンバーであることは知っていたのですが、まさかこの程度のルールを知らずに何年も通っていたとはねぇ。●ホさ加減には呆れましたが、「負けたんだよ、●−●」と大声で何度か彼らに向かって叫んで、ルールを教えてあげました。放送の映像に映されたかはわかりませんが、ライオンズファンの恥さらしになってしまいますなあ。


ライオンズ先発の今井は、満塁弾を浴び、試合途中での雨天コールドで負け投手にはなりましたが、特にストレートは目を見張るものがあり、今後の登板も大いに期待できる内容だったと思います。前回の初登板は途中からテレビで、今日は初めて生で彼の投球を見ました。やはりドラ1入団にふさわしい投手の投球だと感じました。


次回登板は、今井がライオンズに入団する前に同じ「11番」をライオンズで背負っていた投手との投げ合いになると思います。


「ライオンズの11番」といえば今井達也。打線に奮起してもらって、投げ勝ってもらいたいです。来週末の登板を生で見ることが今から楽しみです。


そういえば、来週末はライオンズクラシック2018。2004〜2008年に着用してホームユニを身に着けての試合でしたっけ?