序盤から失点を重ね、同一カード3連勝ならず、交流戦優勝も逃す


本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


交流戦】vs.中日ドラゴンズ戦第3回戦 ライオンズ2勝1敗


試合開始:13:00 試合終了:16:02 試合時間:3時間02分 観衆:31,382人


ライオンズ 3―11 ドラゴンズ 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(D)松坂(登板回避)→藤嶋(6)〜鈴木博(1)〜祖父江(1)〜田島(1)
(L)榎田(3 1/3)〜南川(2/3)〜田村(2)〜小石(2)〜松本(1)


勝利投手:藤嶋1勝  敗戦投手:榎田5勝2敗


本塁打 
(D)ビシエド9号3ラン(南川)、10号2ラン(小石)
(L)森6号2ラン(藤嶋)、浅村14号ソロ(鈴木博)


昨日の試合中の予告先発、そして試合開始約30分前の(予定)スタメン発表では、



のように発表されていました。普通に両チームが1−9をやった後、フィールド上ではBlue Legendsによるダンスパフォーマンスショーを開始。そんな中、普段は一緒にレフトスタンドの定位置で見ているのですが、今日はダイスケ(松坂)登板ゲームということで1塁側S指定で観戦予定の友人からメールが。どうもあちらの先発予定の投手が、


「ウォームアップで数球ブルペンから投げたところで、急にストレッチ始めたり、トレーナー駆け寄ったり、怪しげな雰囲気」


さらにその数分後には、「藤嶋がブルペンに走ってきました」との一報。この時点で、ダイスケにはただ事ではないことが起きているなと認識していました。そして、試合開始10分前くらいだったか、レフトスタンドから1塁側のブルペンを見ると、明らかに違う投球フォームの人が投球練習していることを確認し、確信しました。この時点で、スタンドのどの程度の人が「登板回避」を認識していたか・・・。そして、



発表された時のスタンドからのため息・・・。ライオンズ球団としては、投げる投げないに関係なく、完売御礼になったわけですからウハウハですね。


登板回避も想定外でしたが、ライオンズ先発の榎田の出来も想定外でしたね。二軍での調整登板から中4日ということが関係したかどうかはわかりませんが、体が何となく重そうな感じはしました。それだけではなく、球審のストライクゾーンが狭いというか、際どいコースを悉くボール判定されてしまいました。これでは、榎田の投球スタイルが全く発揮できません。四球は4つ出しましたが、四球に至る過程で、ストライクコールされてもおかしくない球が何球もありました。際どいコースが悉くボール判定されていくうちに、ストライクゾーンから大きく外れる球が増えていって、崩れてしまいました。球審との相性が非常に悪かったですね。3回を投げ終えたところで降板でも良かったのですが。


4回も続投し、1死から大島に四球を出した所で降板。リリーフをイニング途中から投げさせるとうまく行かないことが多いですが、4回表はその典型的な展開になりました。初球で1塁走者の大島に走られたのですが、盗塁を阻止して2死無走者に。しかし、荒木、アルモンテに連打された後、4番のビジエドに3ランを被弾。さらに連続2塁打でこの回だけで4失点。4回表終了時点で0−9。


こんな展開になったきっかけは、1回表無死1塁で、2番の荒木が放った遊ゴロの際の1塁への送球をアグー(山川)が弾いて後逸したこと。確かに高めに本塁方向へ送球がやや逸れてはいましたが、取れないボールではありませんでした。本来は1死1塁のはずが、これをきっかけに無死2、3塁となり、内野ゴロと適時打でこの2人の走者を生還させ、先制点を許しました。これが今日の試合の悪い流れのきっかけですね。バッティングで取り返してくれれば良かったのですが、四球2つでヒットはなし。


打線は、ダイスケ対策はしっかりやっていたのでしょうけど、藤嶋対策はどの程度出来ていたのか。点差がついた展開で出てくることを想定して、それほど準備は出来ていなかったように思います。


初回、秋山と源田が連続ヒットで出塁し、畳み掛けて得点のチャンスがあったのですが、クリーンアップが三者三振。このあたりは、普通の高卒2年目の投手とは違うなと感じました。東邦高校時代は、将来的には二刀流もと言われていた有名な選手ですが、ドラフトは中位(5位)指名。先日、ダイスケが東京ドームで登板して緊急降板した後、4回無失点の投球もしていましたし、抑えられても不思議ではない感じです。ただ今日は緊急先発なので、まさかここまでやられるとは。


全く打てなかったわけではありません。藤嶋が投げていた6回までは毎回安打を放っていましたが、打線のつながりを欠いて、3回の森友哉センターバックスクリーンへの2ランによる2点のみ。ヒット数の割に得点効率は悪かったです。なかなか点が取れなかったのは、昨日と違って四死球がほとんどなかった(6回までは1つだけ)からでしょう。


ライオンズの得点は3回の2ラン以外は、7回に2死無走者から浅村のレフトへのソロによるものだけ。ソロ本塁打打つのはいいけど、違う場面で打たなきゃいけなかったんだよね。5回の無死1、2塁で初球打ちの6→4→3の併殺とか論外でしょ。昨日の守備もそうだけど、このあたりがね、まだまだ未熟なんだよな。


同一カード3連勝は難しいですね。予定通りダイスケが先発していたら、どんな展開になっていたのかなあ・・・? こんな大味な試合にはならなかったような気もするし・・・。


緊急先発した藤嶋には、ライオンズが得意とする「プロ初勝利」をしっかりと献上いたしました。リリーフとしていろいろな場面で使われているようですが、まずは先発ローテ入りを目指して頑張ってくださいなというところでしょうか。


交流戦は明日の横浜での1試合だけ。交流戦をあまり得意としていないウチのチーム、状態はあまり良くないけど交流戦は得意のチームが下から追いかける状況で交流戦は始まりましたが、終わってみたら順位の入れ替えはなく(首位を譲ることなく)終わりそうです。ただオリックスとの差がだいぶ詰まってきているのは不気味ですが。


それにしても試合前から各局のテレビカメラをいろんな所で見たなあ。登板回避になってしまったけれど、どのように編集してスポーツニュース等で使うのかな?(負けたので見ないですが)