7点ビハインドから逆転し、2日連続で延長10回でのサヨナラ勝ち!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第24回戦 ライオンズ9勝15敗


試合開始:13:01 試合終了:17:25 試合時間:4時間24分 観衆:30,996人


ライオンズ 14×―13 ホークス 【延長10回】 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)和田(5)〜石川(1 0/3)〜嘉弥真(1/3)〜五十嵐(1 2/3)〜森(1)〜モイネロ(1/3)〜寺原(0/3)
(L)ウルフ(2 1/3)〜平井(2/3)〜ガルセス(1/3)〜藤原(2 2/3)〜野田(2)〜増田(1 2/3)〜牧田(1/3)


勝利投手:牧田3勝3敗  敗戦投手:モイネロ4勝3敗1S


本塁打 
(Sh)柳田31号ソロ(ウルフ)、デスパイネ34号ソロ(増田)
(L)秋山24号2ラン(石川)


いやあ、試合展開が壮絶すぎて、試合開始当初に起きたことがはるか昔のように思われるような試合でした。振り返る場面もいっぱいあり過ぎるくらいなのですが、主なものを簡単に。


ライオンズは初回に一気に4点を取りましたが、早いカウントからの狙い打ちが功を奏したように見えました。ホークス先発の和田は手術からの復帰後、ずっと好投していたようですが、今日見る限りではそれほどいい状態のようには見えませんでした。台風一過の暑さが影響したんでしょうかね。それにしても初回の4点の攻撃は見事でした。


4点のリードをもらえば、ライオンズ先発のウルフはスイスイとゴロアウトを重ねていくだろうと思っていたのですが、10勝を目前にして足踏みしているここ最近の投球と同様に、動くボールが高めに行ってしまう傾向があるんですよね。甘いコースに入った投球をホークス打線が見逃すはずがなく、3回にはバントを挟んで5連打を食らってKOになってしまいました。昨日投げた多和田が抹消になった(リフレッシュ?)のですが、ウルフも今後のCSを考えると、ここで一度休ませるタイミングなのかなと思います。今日初めて思ったのではなく、少し前からずっと思っていたことですが。


3回表はウルフ降板後、2番手の平井がデスパイネと松田を二者連続三振に奇跡的に打ち取り、同点止まりにとどめました。しかし、4回表からガルセスをマウンドに送ると、高谷に死球を与えて走者を背負った状態になった所から一気に崩れました。連打を食らうのであればまだアレなのですが、四球で無駄な走者を出して崩れるという最悪な失点パターン。1死しか取れずに降板になりましたが、この内容だと来年はライオンズのユニフォームは着ていないのでは?と思わせるような内容でした。


4回表1死の状況で、ライオンズは4人目の藤原を投入することに。これでブルペンに残っているのは、勝ちパターンのトリオと野田の4人だけ。ということは、藤原にある程度のイニングを稼いでもらわないといけない状況になってしまいました。藤原にとっては非常に酷でしたが。


その藤原ですが、走者を背負った状況で登板した4回は、味方の失策絡みで塁上の走者を全員還してしまうことになってしまいましたが、5回以降は落ち着いた投球で6回まで更なる失点を重ねることなく、試合を壊してしまうことなく無難な投球をしてくれました。その間に、味方が4回に1点、6回に3点を還して3点ビハインドまで差を詰めました。ライオンズに流れを引き寄せた1人ですね。


そして、7回からは本来なら武隈が担う役割を現状は担っている野田が登板。7回と8回の2イニングをパーフェクトの投球。最近は左打者相手のワンポイントリリーフであったり、僅差リードの厳しい場面を任されたりしていますが、今日も非常にいい投球を見せてくれました。9回表にリードを吐き出すことなくそのまま終わっていればプロ2勝目、今日こそは正真正銘の白星になったはずなのですが・・・。


ライオンズ打線は中盤以降、7点ビハインドの状況から少しずつ点を還していったのですが、ホークスの中継ぎ投手陣が予想以上に出来が悪かったですね、特に石川が。先発に回る前に対戦した当時は、ストレートも150以上出ていて、投球フォームに若干の捻りが入っていることもあって、ライオンズ打線はかなり手こずっていたような記憶があったのですが、今日の投球を見るとその面影が見えなかったですね。疲れによるものなのか何なのかは分かりませんが。


8回裏に森友哉の今日2本目となる適時3塁打で7点差をついに逆転し、12−11。9回表は増田にきっちり抑えて欲しかったのですが、どうもデスパイネを苦手にしているようで、制球ミスを見逃さず、バックスクリーン横へソロ本塁打を放り込まれて再度同点に。その裏でサヨナラを出来ずに2日連続の延長戦へ。延長を迎える状況で、ライオンズのブルペンは牧田とシュリッターの2人のみでした。(野手で投手を出来る人は1人いましたが) 12回まで行くことを考えると、増田を引っ張らざるを得ない状況でした。


10回表、先頭の川島に対してレフト線へフライを打ち上げさせたのですが、打球を追った源田と金子がお見合いする形になって2塁打に。バントで送られて、今宮に3塁線を破る2塁打を打たれて1点リードを許すことに。今度は守備の連携ミスが出て、失点につながってしまいました。発する言葉とボールを捕球しに行く行動が一致していなかったようですが。


このまま終わってしまうと、大量ビハインドを追いついた粘りが水の泡になってしまう所でしたが、連携ミスをした2人には、10回裏に挽回するチャンスが巡ってきて、きっちり取り返しました。


源田は先頭打者として3塁線を破る2塁打で出塁、さらにモイネロのモーションの隙を突いて三盗に成功。


一方の金子は同点に追いついた後、一本のヒットで試合を決められる場面で打席が巡ってきて、レフト線ギリギリへの2塁打でサヨナラ勝ちになりました。金子の打席の3球目の後に、モイネロが左肘に痛みを覚えたようで降板、相手の投手がモイネロ→寺原と交代し、金子が右打席→左打席に代わったのも大きかったかもしれません。


年に40〜50試合くらい現地参戦していますが、なかなか今日のような馬鹿試合に遭遇することはありません。昨日、今日と首位のホークスに対してサヨナラ勝ちしましたが、2位争いをするに当たっては非常に大きな2勝になると思います。今日はイーグルスも最終回に3点差をひっくり返してサヨナラ勝ちしたようですし。そして、今後のCSのことを考えると、ホークスに対してライオンズの嫌らしいイメージを少しは植えつけられたと思います。CSの時は今日と違う継投になるでしょうが。(岩嵜、サファテの起用があったはず)


今年のホークス戦、所沢では今日で終了。3連戦×4カード、全て2勝1敗の計8勝4敗。ホームでは確実に勝ち越していたのに、福岡(北九州含む)では・・・、わずか1勝(11敗)で残り1試合。CSでファイナルに進出した時に裏技使って、アドバンテージはそのままでも、所沢開催できれば・・・、なんちゃって。




最終的には勝ちましたが、9回ですんなり終わっていれば、お立ち台に上がる人が若干違った気がします。


展開に関係なく上がったであろうと思われるのは、2本の3塁打を含む3安打5打点の活躍をした森友哉選手。



お立ち台の2人目は金子侑司選手。確かに最後のサヨナラ打を打ったのですが、直前の10回表にレフト線へのフライを源田とお見合いして捕球できず2塁打にしてしまったミスがありました。ヒロインで触れられることはありませんでしたが。



最後に。この3連戦の前に予想はしていたのですが、3戦とも博多激獅会の方が複数名いらしていて、激獅会の会長も3連戦皆勤されたようです。今日の二次会では、西東京若獅子会の会長から拡声器を譲り受け、一時的に仕切っていました。


是非是非ライオンズにCSのファイナルステージまで勝ち上がってもらって、この会長に限らず、福岡でダイナソー先生他皆さまのリードの下で今年もう一度応援したいなあと切に願っております。