関東大学ラグビー対抗戦(青山学院大学vs.慶應義塾大学)@熊谷ラグビー場Bグラウンド




Aグラウンドが2019年ラグビーW杯に向けた工事で改修中のため使えず、今年からはBグラウンドで公式戦を開催しているのですが、Bでの公式戦観戦は初めて。ジュニアとか女子とかの大会はここでよく開かれていて、熊谷に来た時にちらっと様子は覗いたことはあったのですが。


Bグラウンドはメインスタンド側中央にテントがあり、その両脇に長椅子の観客席がズラリとあるのですが、場所が22mライン付近しか空いていなかったのと、試合の時間帯が西日をまともに浴びる時間帯でクソ暑かったので、バックスタンド側で観戦。バックはオールスタンディングだと思っていたのですが、3段の長椅子がありました。


(メインスタンド側の様子)


今日は2試合行われたのですが、所用で到着が第1試合終了後だったので、第2試合のみの観戦。ちなみに第1試合は来季のトップチャレンジシリーズ参入をかけたリーグ戦、釜石シーウェイブス(トップイースト3位)vs.マツダブルーズーマーズ(トップKYUSHU3位)の試合がありました。釜石の試合というか応援風景を生で見てみたかったのですが・・・。


といいつつ、自分にとってのメインイベントは第2試合。




対抗戦Aグループを3勝3敗で迎え、今日の青学戦に勝てば、自動的に4位で大学選手権進出が確定の試合。負ける訳はないだろうと安心して試合を見ていると、前半20分過ぎまでは完全な慶應ペースで4トライの楽勝ペース。スクラム慶應が圧倒していました。


しかし、前半25分過ぎから青学の攻撃を受けるようになり、29分には右サイド自陣での横パスを相手にカットされ、そのまま50mくらい独走されてトライを許すと、前半終了間際にも自陣5m付近でのラインアウトからそのまま押し込まれて、前半は22−12の10点リードで終了。


後半は開始早々にFB丹治が右サイドを独走して追加点となるトライをあげると、基本的には慶應ペース。



終わってみると9トライの圧勝だったのですが、正直もっと点というかトライが取れましたね。このレベルの相手であれば、個人技で突破を図れば抜けるシーンはけっこうあったのですが、来週以降の大学選手権を意識してなのか、横に回したり、取れる所で取れなかったというか取りに行かなかったように見えたシーンがありました。


大学選手権のことを考えると、サイドでのディフェンスも課題ありですかね。ボールキャリアとの間合い、前に出るタイミング。今日の3トライはいずれもサイドを抜かれてやられたものでしたが、今後は今日よりはるかにパワーもスピードも上のチームを相手にしなければいけないので、相手チームの攻め方とか対戦までにしっかり研究する必要がありそうです。


そして慶應にとって一番必要とされるのが、80分間フィットネスを落とさずにしっかり低く、相手の膝付近に向かってタックルを続けること。今日は全体的にタックルが高く、ハイタックル取られてもおかしくないような場面がかなり見受けられました。10月の帝京戦、11月の明治戦を思い出して、来週以降の大学選手権に臨んでもらいたいです。


さてその大学選手権。11/23に早稲田に負けた時点で、選手権の初戦(3回戦)はリーグ戦2位チームとの対戦が決まり、先週末にその相手が流通経済大学になることが決まっていました。


リーグ戦2位チームというと、リーグ戦の最終戦直前の段階では東海、大東文化、流通経済にその可能性がありました。どのチームにも外国人選手がいるので厳しい相手ではあるのですが、その中では流通経済がまだマシかなと思っていました。東海は日本人選手にもタレントが揃っていますし、大東文化にはファカタヴァ兄弟がいて、昨年の選手権で走りまくられてやられた印象が未だに残っていて。流通経済は東海相手に勝ちましたが、コンディションが良すぎるくらい良く、出来すぎの印象でした。


流通経済と選手権で対戦するのは、一昨年の江戸川陸上競技場での対戦以来ですかね。あの時は前半のリードを何とか粘って逃げ切って、準決勝進出を決めました。


今年も厳しい試合になることは間違いないでしょうが、勝って花園での準々決勝(vs.天理戦)進出を決めたいものです。



接戦をモノにするには、トライ後のコンバージョン、そしてPG。相手にもらったチャンスは確実に決めておかないと。今日のように外しまくりではダメです。


工事中のAグラウンドですが、



重機は入っていましたが、メインスタンドはそのまままだ残されていました。




入口横の対戦カードを示すボードも使用されていました。Aグラウンドの管理室フロアに入っていく選手が多数見られたので、更衣室等は今も使われているようでした。


お知らせ看板(建築計画のお知らせ)も設置されていました。


試合前に昼飯を食べるタイミングがなかったので、試合後に熊谷駅に戻ってから日高屋で。



試合に勝ったので帰りはグリーン車湘南新宿ラインで帰りたかったのですが、待つのと混雑回避でその前に上野東京ラインに乗車。降車駅まで隣には誰も座ることはありませんでした。