2回の2得点を守り抜き、菊池が今季2度目の完封勝利


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第8回戦 ライオンズ6勝2敗


試合開始:13:02 試合終了:15:40 試合時間:2時間38分 観衆:33,917人


ライオンズ 2―0 ファイターズ 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)武田勝(8)
(L)菊池(9)


勝利投手:菊池4勝1敗  敗戦投手:武田勝1勝1敗


本塁打 
(L)坂田4号ソロ(武田勝)


立ち上がりの雄星(菊池)は、変化球でなかなかカウントを稼げず、ストレートに頼るうちに球が暴れだし…ということで、初回と2回で3四球。序盤の2イニングを見る限りでは、とても完投完封できるような投球ではありませんでした。


しかし、悪かった制球が中盤以降見違えるように良くなり、常にストライク先行の投球。


中盤以降唯一ピンチだったのが最終回。先頭の杉谷を味方のエラーで出塁させ、続く小谷野の打球はセンターの頭上を越えて長打になりそうな打球を秋山が好捕。試合後のヒーローインタビューで「秋山さんが仏様に見えました」と話していたように、あの打球が捕球できていなかったら、最低でも無死2,3塁にはなっていて、完封はおろか9回表で試合が終わらなかったかもしれません。


これで雄星は今季4勝目で、自身のシーズン最多勝利に早くも並び、完封も今季2度目。今日投げ合ったのはファイターズのエースの武田勝。味方がなかなか得点が取れない展開でも、粘投して同点、勝ち越しを許さない投球を実践しました。いい投手なはずなのに、大事なところで失点してしまう先輩投手に見習ってもらいたいと思わせる好投でした。


打線は、2回に坂田のライトスタンドへの完璧な本塁打に、内野ゴロの送球エラーによる2得点のみ。失点した後の武田勝が良かったのもあるかもしれませんが、6回の連続ヒットに犠打で作った1死2,3塁のチャンスでは1点でも追加点を取ってほしかった。早打ちで遊飛に遊ゴロではねぇ。昨年までの雑な攻撃が垣間見えました。


福岡で3タテを食らい嫌な流れで本拠地へ戻ったものの、昨日は壮絶なシーソーゲームを制して悪い流れを断ち切り、今日は雄星の好投もあって、短時間ゲームでの快勝。連勝したからには、福岡で3つ減らした貯金を明日で元に戻さなきゃいけません。ファイターズは中村勝を中継ぎに回したことで、ローテの谷間になってしまったようですが、打ちあぐねないようにしないと。幸いにして、既に1勝を挙げている投手なので、ライオンズお得意の「プロ初勝利献上」はないですが。


ヒーローは2名。ちょうど1週間前と同じコンビです。


まずは先制ソロ本塁打を含む3安打を放った坂田選手。





続いて今季2度目の完封勝利、菊池投手。(今季の4勝は全て現地。もちろん2完封も。) 




試合中盤に、こんなことがありました。森の中で追い回すのは普通にあるとは思いますが、まさか試合中の球場で起こるとは…。1羽目は一命をとりとめたようですが。


シート貼りを終えて電車で帰宅。西武球場前駅改札正面の発車時刻と行先を示す電光掲示板。今年3月16日以降、西武ドーム参戦は7度目(オープン戦1度を含む)ですが、元町・中華街」行きの表示を見たのは初めてです。各停だし2番目発車だし、乗ることはありませんでしたが。