花巻東・菊池雄星投手の交渉権をライオンズが獲得!!

嬉しいというより、よくぞ引き当ててくれた監督!


というのが正直な感想です。


ドラフトが16時開始ということで、開始5分後位に、仕事中ながらドラフト速報のサイトを開いた所、既にオリックス、ロッテの欄に菊池投手以外の名前が・・・


両チームとも菊池特攻と言われていて、指名を回避するチームが最初から続いてビックリでした。全球団が指名し、抽選もあるので、決まるまでは時間がかかると思い、再びマジメに仕事に集中…


30分くらいして、再び同じサイトを除くと、全球団1位指名の選手が決まっていました。
当然、菊池投手には複数球団から指名があり、抽選を外したチームは菊池投手の名前の左横に×印がつき、その上段に「ハズレ1位」で指名して交渉権を獲得した選手の名前が書かれていました。


セリーグはドラゴンズ、スワローズ、タイガースが外したのを確認。パリーグも上から見ていったら、ライオンズの所にも当然菊池投手の名前が。しかし、名前の横に書かれていたのは×ではなく、という数字。


もしや、これは… 当たりくじか??


信じられませんでした。ライオンズが抽選で交渉権を獲得したのは、11年前のドラフトのダイスケ(現・レッドソックス松坂大輔投手)以来だと思います。あの時は、ベイスターズとファイターズとの3球団競合でした。今回はライオンズも合わせて6球団。当選確率は、その時の半分だったわけです。


ナベQ監督は、前日に花巻東高校のある岩手県の米と水を使って作られた地酒で身を清めてから、今日のドラフトに臨んだようで。今日は、ポケットに花巻東高校のチームカラー・紫のボールペンをしのばせるという周到な験担ぎ。ギャンブル断ち以上に効いたようです。1回のドラフトで2度の抽選を外すという、2年前の汚名を返上できましたね。


これを言ってはファン失格かもしれませんが、今年は4位で良かったなと。
Aクラス入りしていれば、クジの順番も違っていたわけですし。
今年はシーズン70敗のうち、なんとその2割の14敗がサヨナラ負けという衝撃的な敗戦でしたし。野球の神様がついてくれて、悪いことばかりではかわいそうと味方になってくれたのかもしれません。


さて、菊池投手。ライオンズに入ってくれることはほぼ間違いないとは思いますが、将来どんな投手になっていくのでしょうか。実は、昨日の文化放送の某番組内で、斉藤一美アナが、


今度の3連戦は、涌井、岸、菊池の3本柱をつぎ込みますからねぇ! と実況してみたいなぁ〜


と夢みたいなことを言っていたのです。(表現は若干異なるかもしれませんが) 現実のことになってしまうかもしれませんよ、数年後には。いや、来年かも。


というように、右投手のエース格は2人いるので、是非とも左投手の絶対的エースになって欲しいものです。会見を聞く限り、謙虚な姿勢を持ち合わせているようなので、あとは投球術さえ身につければ。そのためにも、最近新聞紙上で噂になっている工藤投手を、是非ライオンズに呼び戻してもらいたいものです。29年目の現役投手+菊池投手の指導者役として。


ライオンズは他にも5人の選手を指名しました。5位で早稲田大学の松下投手を指名できたのが大きいですね。彼は明徳義塾高時代に甲子園で投げている所を見たことがあります。最近は伸び悩んでいるという話も聞きますが、それを差し引いてもよくこの順位まで残っていたと思います。早稲田の選手を指名したのは、マー君(イーグルス・田中投手)と並んで甲子園で騒がれたあの投手または同じ大学の別の投手を来年獲りに行く布石なのでしょうか。松下投手には是非、中継ぎ投手陣の救世主になって欲しいものです。


今シーズンはBクラスに沈み、シーズンも早々と終了しましたが、今日のドラフトでいい流れがきそうな感じです。


長く辛いオフシーズンになるかなと心配していたのですが、これで、


早く来シーズンが来て欲しいなぁ〜


新入団選手の発表、新人合同自主トレ、来年の春季キャンプが久々に待ち遠しいと思えるようなオフになりそうです。