投手陣が1点に抑えるも、1安打に封じられ、胴上げ許す


本日のライオンズ戦の結果(西武プリンスドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第25回戦 ライオンズ11勝14敗


試合開始:18:00 試合終了:21:01 試合時間:3時間01分 観衆:28,261人


ライオンズ 0―1 ファイターズ 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)大谷(9)
(L)菊池(6)〜岡本篤(1/3)〜大石(2/3)〜牧田(1)〜増田(1)


勝利投手:大谷10勝4敗  敗戦投手:菊池12勝7敗


本塁打 
(F)レアード39号ソロ(菊池)


ライオンズ勝ち、ホークス勝ちで、胴上げは札幌に持ち越しとなるのが一番理想的な展開だったけど・・・。


ファイターズ・大谷翔平。今シーズンの投球の全てを見ているわけではないですが、シーズン1番の投球だったのではないでしょうか。ストレートは少し荒れる球もあったものの、打者を追い込んでからの130キロ台後半の変化球がストライクゾーンに来て見逃し三振というケースが非常に多かったです。追い込まれているのだからバット振れと打者には言いたくなるのですが、ストレート待ちであんな変化球が来たら、手が出なくても仕方ないかなとも思いました。今日の大谷に対してはどうにもならなかったですね。


その大谷の高校の先輩に当たるウチの雄星(菊池)も、前回143球を投げての中4日。10日前にはマメを潰しての降板もあり、万全の状態ではなかったと思いますが、よく6回1失点(レアードのソロのみ)に抑えられたと思います。立ち上がりはいつものように球が暴れていましたが、高めのストレートにはキレがあったと思います。雄星にとってラッキーだったのは、大谷が投手専念で打順に入っていなかったこと。


打席に立たれていたら、おそらく1点では済まなかったでしょう。裏を返せば、大谷の存在感がそれだけ大きいということです。


前日に現役引退を発表した岡本篤志投手。昨日の時点で1軍登録枠が微妙に1枠空いていたのですが、その枠を使って登録されました。今日のような試合で登板できる状況が作れるかなと思っていたのですが、雄星が規定投球回に到達して降板した直後、7回表の先頭打者・大野を迎える場面で訪れました。




中継ぎが中心で、抑えれば絶賛され、時には大炎上してファンを失望させてしまうという、ちょっと劇場型の所もありましたが、長い間ブルペンリーダーとしてチームを支えてくれました。


入団当初は先発の機会もあり、楽天イーグルス初年度の2005年、フルキャストスタジアム(現在の楽天Koboスタジアム宮城)のこけら落としの試合では先発投手を務めました。その時の結果はあえて書きませんが、忘れられない試合になりました。


13年間、ライオンズ一筋、お疲れ様でした。1軍でそれなりの期間活躍した自分より若い選手が現役を退いていく、それだけ自分も年を重ねているということですな。


試合はスコア以上の完敗だったので、こんなところで。


試合後のこと。いくつか私の心を苛立たせる出来事が起きました。


まずはファイターズの胴上げの時のライオンズのベンチ。首脳陣の一部は残っていたようですが、選手たちはセレモニーに向けての準備のためなのか一服するためなのかわかりませんが、早々とベンチ裏へ。毎回書いているような気がしますが、なぜ敵の胴上げを見届けない!?


胴上げを見ることで何か改善されることがあるのかと思う方もいるかもしれませんが、選手たち1人1人に心を入れ替えてもらいたいのです。相手チームが優勝した、ああすごいなと思うだけのただの負け犬になってしまっては、プロ選手であり、勝つことを求められる以上、ダメなのです。クラブチームであればそれでも構わないのですが。今のライオンズってこのような雰囲気になってしまっていると思います、残念ながら。


相手チームが胴上げしている、羨ましいではなく、来年こそは自分たちがその立場に立つんだ、そのためにはどうすれば良いのか、試合終了直後から選手個々に考えてもらうきっかけにして欲しいのです。


キャンプや練習の様子を隅から隅まで見ているわけではないので、大きいことは言えませんが、今のライオンズって、強いファイターズやホークスに比べると、絶対的な練習量が足りないのではないかと思います。あと、練習がコーチ任せの「ただやらされる練習」になっていて、試合でより良い結果を出すための練習になっていないのではないかと思います。練習は朝から晩まで長い時間やれば良いとは思いませんが、個々の課題を克服するためにいかに効率的に、どんな練習をするべきなのか、その意識付けがなされれば、試合の時に今とは違った結果として現れる気がします。そうした練習を積み重ねることによって、「これだけ練習してきたのだから、必ず打てる、ミスなく守れる、必ず抑えられる」という自信を持って試合に臨めるようになり、そうした自信が好結果につながってくると思います。日々の積み重ねなので、一朝一夕には結果として現れないかもしれませんが、このオフからでもいいので、頭の片隅に置いて練習すれば、必ずそれなりの強さのライオンズが戻ってくると信じています。


次に優勝が決まった後のファイターズのグラウンドでの姿。栗山監督の胴上げ、優勝監督インタビュー、選手のスタンドに向かっての挨拶、これらはどの球場で決めても普通に行われることなので特にはないのですが、監督以外の胴上げってビジター球場で必要ですかね? 翌々日に札幌でホーム最終戦が残っているわけだから、札幌で大勢のファイターズファンの前で思う存分やれば良いのではないでしょうか。最終戦セレモニー開始まで少し待たされた身としては、そうした配慮をして欲しかったです。栗山監督からは、インタビューの冒頭で配慮のコメントはありましたが。


ファイターズの優勝が決まって盛り上がるのを見て、悔しさを全く見せずにファイターズに拍手を送るファン。この気持ちも全く理解できません。相手からエール交換を求められて、それに対して反応するのとは違うのです。目の前で自分の応援するチームが負けて敵チームの優勝を決められて拍手? アマチュアスポーツじゃないんだから。


心が狭いという人もいるかもしれませんが、自分だって東京ドームでカープが25年ぶりのリーグ優勝を決めた時は嬉しかったですよ。あの時は三者的に見ていましたから。


終戦セレモニーの終了を待って、ファイターズが二次会を開始。選手応援歌を流した時、それに対してノリノリになるライオンズファン。西武プリンスドームのレフトスタンドに座る資格なしです。来シーズンからは違うチームのユニフォーム着て応援したら? こうしたファンとしてはあり得ない現象は今年始まったことではないですけど、どうにかなりませんかね(怒)



終戦セレモニー。まずは岡本篤志投手の挨拶が行われました。


マウンド付近での胴上げはセレモニーの一番最後に行われました。


岡本篤志投手の挨拶の後、炭谷選手会長の挨拶、そして最後には田邊監督の挨拶と続き、場内一周となりました。


昨年とは違って、田邊監督へのブーイングはありませんでした。報道でもありましたが、ファンは監督がどういう立場に置かれているか分かっていたのでしょう。毎試合のオーダー決めも、投手継投も最終的に首を縦に振るだけで、自らが先頭切って決めることは出来なかったのですから。監督という名ばかりの置き物扱いされたのに、監督代行時代も含めて約2シーズン半、最後まで投げ出すことなく任務を果たしてくれたことには感謝したいと思います。判定に対する抗議に出る腰が重かったのは反省してもらわなくてはいけませんが。


来シーズンの身の振り方については、一部スポーツ紙では「フロント入り要請」なんて書かれていました。さすがに来シーズン、同じユニフォームを着ることはないでしょうが、ある程度時間を置いてから、2軍の打撃コーチあたりで復帰してもらいたい。そして栗山キャプテンのような選手を育成して欲しいと思います。


次期監督について、噂は出ていますが、どんなにカリスマ性のある方がなったとしても、選手の野球に対する気持ちが変わらない限りは、それほど変わらないと思います。CSに出た時のことを忘れかけている、いい加減来年こそは優勝とは言わずとも、最低でもAクラスに入ってCSには出てもらいたいという気持ちは持っているのですが、正直あまり期待はしていません。これをいい意味で裏切ってくれると嬉しいのですが。



これで2016年シーズン全日程終了。CSには出られないので、寂しいですが、10月を待たずに応援活動終了。来シーズンこそは10月に入っても、応援で盛り上がりたいです。


ゲート前のシート貼りから球場内での応援、遠征先での食事etc.、今シーズンもいろいろな方々にお世話になりました。また来シーズンもよろしくお願いしますm(_)m


10月からはラグビー観戦モード。野球のことについても、ストーブリーグで気になったことがあれば、書こうかなと思います。


最後に、今シーズン、私の周りの常連ファンの間で愛好会なるものを作らせることになったこの弁当。自分も何回か食べましたが、食べた日は今日も含めて1度も勝てず。来シーズンこそはいい縁起物に!




写真が霞みがかっているのは、ライオンズの行く末を暗示・・・?


2016シーズンのライオンズ 143試合64勝76敗3分 勝率:.457(4位または5位)


自身の観戦成績 41試合18勝22敗1分 勝率:.450
(内訳:【ホーム】13勝13敗 【ビジター】5勝9敗1分)