オープン戦(3/1, 3/2)


昨日(3/1)、今日(3/2)とライオンズは2日間、名古屋でドラゴンズと2連戦を戦った。
昨日は打線が封じられて0−2の完封負けだったが、先発・涌井の好投など投手陣がほぼ期待通りの投球をみせてくれた。
今日はやや乱戦となり、8−6でライオンズが勝利。新外国人コンビのグラマンギッセルが共に3イニングずつ投げたが、2人トータルで6失点。両投手とも三振は多く奪うのだが、グラマンの場合は4被安打中3本が長打で、ボークが1つ。ギッセルはバント処理を誤るなど、2人とも塁上に走者を置いた時の投球、投球後の守備が課題(キャンプ当初から言われていた課題)であるようだ。これらの課題については、次回登板で再試験になるだろう。


野手については、投手に比べて格段に層が厚く、各ポジションでの争いが熾烈。特に捕手と、三塁&DHの争い。
捕手については、今日初めてOP戦出場し、レギュラーポジションに最も近い位置にいると思われる細川に加えて、野田、ルーキーの銀ちゃん(炭谷)、吉見と続く。開幕1軍入り出来るのはこの中からおそらく2人。リードの良さはもちろんだが、銀ちゃんのアピール具合を見る限りでは、肩の強さ&送球の正確さが1軍当落を分けるような気がする。現状だと、銀ちゃんの1軍デビューも予想以上に早い時期に訪れそうな予感がする。
三塁&DHの争いには、おかわり君(中村)、Gから移籍の江藤、新外国人のリーファー、ゴトタケ(後藤武)あたりが絡んでくる。おかわり君はこれまでOP戦で結果が出ていなかったが、今日ようやく2安打でお目覚め。江藤も与えられた打席で着実に結果を残し、今日の2安打もともに打点つきだった。1本目のヒットは相手のエースの憲伸から打ったもので、アピールポイントが高いのでは。今後の活躍次第では、DHスタメンも十分あり得る。リーファーは昨日から出場も、まだヒットはなし。監督によると、「凡打の内容がどの打席も同じで、もう少し工夫が欲しい」とのこと。日本の野球に順応するのにまだ時間がかかりそう。ベンちゃん(和田)のWBC出場に伴い、OP戦ではレフトでスタメンのGG(G.G.佐藤)が早くも3本塁打。外野で守る場所がなければ、DHでのスタメンもあるのかも。ちなみに昨年は、シーズン後半に相手の先発投手が左投手の時にライトスタメンという機会が多く、特にホークス・和田との相性が非常に良かった。今年は右投手相手にも出番があるかどうか。


明日は倉敷でイーグルス戦。Gから1年ぶりに復帰した後藤光が先発予定。彼も先発ローテに潜り込む実力を十分に持った投手。昨年、Gで不完全燃焼に終わった分、今年は2桁勝利を期待したい。


明日からWBCの1次リーグ(アジアラウンド)も開幕。明日は最も力が落ちるといわれる中国との対戦。TVで見ることは出来なさそうだが、打線爆発で大勝して、台湾戦・韓国戦へ弾みをつけたい。