本日のライオンズ戦(福岡Yahoo!Japanドーム)結果

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第14回戦 ライオンズ7勝7敗

福岡ソフトバンクホークス 2−1 西武ライオンズ
勝利投手:杉内16勝3敗 敗戦投手:西口15勝4敗

本塁打
(ラ)和田25号ソロ(杉内)

ライオンズ・西口、ホークス・杉内の両先発投手が、今季1, 2を争うような素晴らしい出来で、痺れる投手戦だった。松中の打球をナカジ(中島)がダイビングキャッチ、ナカジの三塁線への打球をバティスタが止めたプレーなど、守備面でも拍手を送りたくなるプレーが多々あった。
ライオンズの視点から見ると、西口は2点は取られたものの、得点に繋がった2本の適時打は、1点目の松中の中前打は詰まったポテンヒット、2点目のバティスタの中前打は、ショートのナカジが三遊間よりに寄っていたために二遊間を抜けたものだった。クリーンヒットではなく、いいコースに打った打者を褒めざるを得ないヒットだった。失点したイニングはいずれも先頭打者を長打で出した回だった。長打でなく短打であれば、違った展開になっていただろう。しかしいずれにしても、西口は粘り強く完投した。2失点では責められない。
一方、打線の方は杉内の強気の投球とキレの良い変化球にキリキリ舞いだった。右打者に対しては内角を直球でつかれ、左打者に対しては外角へのカーブ、スライダーで空振りをとられた。ボールの見極めがもう少し出来れば良かったが、ギリギリのコースを突かれて手が出てしまった。カウントが0−3となる打者有利のケースが何度かあったのだが、見逃しで1ストライク、ファールで2ストライクとあっという間に追い込まれて、最後は決め球で打ち取られた。0−3のカウントになると、かなり高い確率で四球が取れるのだが、今日の杉内は調子がよく、制球とキレに自信を持っていたため、意図的に0−3に持っていってから配球を組み立てたのではないかと疑ってしまった。
ライオンズの得点チャンスは3度あった。初回のおかわり君(中村)の3塁打で作った2死3塁、7回と8回の1死1,2塁。初回のチャンスで先制点が取れなかったことが大きく響いたのではないかと思う。7回あたりからは甘いボールが少しずつ出てきてチャンスはあったのだけど。
ライオンズにとっては1つの敗戦が非常に痛いのだけど、杉内にこれだけ素晴らしい投球をされるとどうしようもない。2週間後に再び福岡で対戦することになるであろうから、その時にしっかりとリベンジしてもらいたい。ホークス戦はこれで3連敗となり、今季の対戦成績もあっという間に7勝7敗の五分にされてしまった。明日は左腕エース・帆足が先発。前回の仙台での登板のような投球がまた出来るかどうか。オリックスにプレッシャーをかけ、ホークス戦の対戦成績も1つ勝ち越すべく、明日は勝たなくてはいけない。