本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果

vs.千葉ロッテマリーンズ戦第15回戦 ライオンズ5勝10敗

西武ライオンズ 1−9 千葉ロッテマリーンズ
勝利投手:小林宏11勝5敗 敗戦投手:松坂9勝12敗

本塁打
(ラ)石井義4号ソロ(小林宏)
(マ)パクスチ7号ソロ(松坂)、サブロー9号ソロ(大沼)

途中からは試合展開を語るまでもない展開になってしまった。
先発のダイスケ(松坂)は序盤の投球を見る限り、真っ直ぐで多く空振りが取れ、前回とは雲泥の差だなと感じていた。今江に打たれた先制適時打はカブレラの背後に落ちるポテンヒット、5回の福浦の三ゴロも叩きつけられて高く跳ね上がって本塁送球が出来ずに与えたものだった。一方で、西岡とパクスチには失投を完璧に打たれた。どんな投手でも1試合に何球かは失投はつきものなのだけど、ライオンズがPO進出に向かって追い込まれた状況に置かれている今は、エースには100%の出来に限りなく近い投球をしてもらいたい。パクスチに高めのストレートをいとも簡単に左翼スタンドへ運ばれた時はがっかりさせられた。
今日のマリーンズの打線を見ると、ボール球に手を出すケースがライオンズに比べて少ない気がした。序盤はダイスケの球威に圧倒されて手を出す場面があったけれど。両チームの得点差はこういう所に現れているのではないかな。ライオンズ打線は全体に小林宏の落ちるボール(スライダー、フォーク)に手を出し過ぎ。もっと丁寧に球を見極めないと。
明日は前回仙台で好投した宮越が2度目の先発。今回は相手が手強い相手だけに、無駄な四死球でピンチを広げないように心がけて投球して欲しい。ダイスケ、西口、帆足の3本柱に続く信頼出来る先発投手になるチャンスである。明日、宮越が好投すれば、先発投手陣の編成に若干明るい兆しが見えてくるはず。

試合からは離れるのだけど、東尾修・元西武ライオンズ監督のHP・HIGASHIO.COM内のHIGASHIO PRESSの8月16日付けコメントに気になることが書いてあった。選手の育成に関してである。要約すると、『状態の悪い選手に対してどこが悪いのかを注意、アドバイスするのが首脳陣の役目であるけれども、現状では、彼らの周囲にどこが悪くて、どうしたら治るのか判断できる人間がいない。調子が良かった選手にも影響している』ということが数人の選手の具体例をあげて書かれていた。間接的にコーチを変えた方がいい(選手にきちんとアドバイスが出来るような経験豊富なコーチを配置した方がいいと私なりに解釈)と言っているようにも取れる。投手陣に関しては若手投手に伸び悩んでいる投手もおり、彼らの才能を開花させるために、東尾さんには投手コーチとして復帰して頂きたいと思っている。監督時代には、豊田を先発から抑えに転向して成功させ、今年大活躍の西口が絶不調に陥った時に、一時的に抑えをやらせたり、いろいろと配置転換を重ねて復調させた実績がある。解説でネット裏から見て気になることも多々あるだろうし、再度ユニフォームを着て伝えてもらいたい。