本日のライオンズ戦(東京ドーム)結果

【交流試合】vs.読売ジャイアンツ戦第5回戦 ライオンズ2勝3敗

読売ジャイアンツ 5−12 西武ライオンズ

勝利投手:河原2勝4敗 敗戦投手:高橋尚1勝5敗
本塁打
(ラ)中村12号2ラン、和田10号2ラン、フェルナンデス13号ソロ(岡島)
(ジ)ローズ15号2ラン、小久保17号ソロ、高橋由9号ソロ(河原)

昨日書いた通り、河原がジャイアンツ相手にリベンジをしてくれた。勝利投手になったのは移籍後初登板の4/9のホークス戦(福岡)以来。その時もナイターで、今日もナイター。夜の試合の方が相性がいいのならば、登板する曜日を変えたほうがいいかな。投球内容については、味方が5点ずつを取った直後のイニング、2回と6回に失点を許してしまったのがいただけない。東京ドームが狭くて、本塁打が出やすいとされる球場とはいえ、本塁打3本も打たれ過ぎ。6回に小久保に打たれた投球なんか、「打って下さい」と言わんばかりの甘い球だった。6回に自らのヒットから5点の援護点が入って、若干の気の緩みがあったのだろうか。2か月ぶりの白星。河原登板の試合では珍しく多くの援護点が入った。今日をきっかけに勝ち運がついてくるだろうか。
攻撃面では、おかわり君が3安打4打点の大当たりだった。3安打目のレフトへの本塁打は、打球のスピード、飛距離とも圧巻だった。NHKで解説をされていたお二方(星野SDと小早川氏の両氏)からもお褒めの言葉が飛んでいた。ここ最近、疲労がたまってきたのか、あるいは相手チームから徐々にマークされるようになってきたのか、調子が下降線をたどっていて、少しリフレッシュをさせた方が良いのではと言われていた中での活躍。おかわり君も今日をきっかけにして、また一暴れして欲しいものだ。
今日のライオンズの攻撃の中で、最も理想的だと思った攻めは3回に5点を奪った場面だ。先頭の栗山が死球で出塁。続くショウゴ(赤田)はバントがうまく決められずにカウントが追い込まれるも、相手バッテリーの不可解なウエストボール2球で、結果的に四球で出塁。ここから打線がつながり、おかわり君、石井義、野田と3本の適時打が出た。本塁打に頼らず、打線をつないで得点を取る。打線が繋がる中に、さらに本塁打が絡めば、もっと得点能力が上がる。対照的に6回の5得点は全てが本塁打によるもの。ただこの回の攻撃は、先頭打者だった投手の河原のヒットから始まっている。投手がヒットを放つと、高確率で得点が入る。交流戦の開幕戦・広島でのカープ戦でも、西口が適時打を打つことで、大量点につながった。投手が打席に立つ試合は、明日と、以前に雨で流したスワローズ戦の予備試合の2試合のみだが、ヒットまでは要求しないけれども、塁上に走者がいる時は、どんな形でもいいから、走者を次の塁に進めるように頑張って欲しい。普段立たない打席でバントをしたりするのは難しいとは思うけれども。
ジャイアンツの投手陣の乱調もあったが、今日のライオンズはジャイアンツに引けをとらない攻撃力を、打線のつながりと長打力の両面から見せつけることが出来たと思う。明日は、ライオンズがほぼ間違いなくルーキーの涌井、ジャイアンツは?? 中4日で上原という説もあるようだが。今日と同様の展開に明日も持ち込むことで、明日こそ涌井にプロ初勝利をプレゼントして欲しい。そうなれば、交流戦でのジャイアンツとの対戦成績も五分になるし。