メットライフドーム初戦




本日のライオンズ戦(西武プリンスドーム)の結果


【オープン戦】vs.福岡ソフトバンクホークス


試合開始:13:01 試合終了:15:45 試合時間:2時間44分 観衆:7,370人


ライオンズ 6―5 ホークス 


【投手リレー】カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)松坂(3 2/3)〜加治屋(2 1/3)〜森(1)〜岩嵜(1)
(L)十亀(4)〜高橋光成(4)〜増田(1)


勝利投手:高橋光成1勝 セーブ:増田1S  敗戦投手:加治屋1敗


本塁打 なし


メットライフドームに名称が変わってから初めて、というか2017シーズン初の現地参戦。スコアボードの上の宣伝広告も随分目立ちます。レフトスタンド後方の某生命保険会社の広告はどうなるのでしょうかね?


今日か明日かどちらか参戦しようと思ったのですが、今日の相手チームがウチの元18番を先発させるという報道があったので、今日にしました。


前回登板では被安打は少なかったものの、四死球をかなり多く出して球数を要したようで、今日の試合でぶつけられる選手が出なきゃいいなと試合前には思っていました。


試合が始まると、初回と2回はライオンズ打線が3人ずつで抑えられるというあっさりとした攻撃。今日はわざと抑えられて、開幕3カード目の同カードで返り討ちというシナリオを考えているかのような展開。


3回に先頭のクリ(栗山)が四球で出塁後、岡田がフルカウントから連続四球、暴投となる間に1塁走者が3塁まで進み、永江の犠飛で今日最初の得点。さらに田代の三ゴロ失策で2点目。


4回も連続四球を絡めて満塁のチャンスを作り、永江の走者一掃2塁打で逆転。


6回にもメヒアがヒットで出塁後、木村文がライト前ヒットを放ち、その捕球にもたつく間にメヒアが3塁まで、打者走者の木村文が2塁まで進み、クリと岡田の連続犠飛で追加点。


終わってみたら、ヒット3本で6得点という非常に効率のよい得点の取り方でした。というかホークスの自滅に助けられた感もありますが。上で書いた6回の木村文のヒットの時の、相手のミスを見逃さない走塁は素晴らしかったです。もし1、2塁で止まっていたら、この回の得点は1点どまりだったでしょうから。



ホークスの先発投手について。まず、ノーワインドアップで投げる姿に非常に違和感を感じました。ワインドアップから剛速球を投げ込んでいた全盛期の姿を生で見続けてきた者にとっては、別人のように見えました。ストレートも140kmに届く球はなく、制球も良くはない(今日も4回途中で4四球)ので、何とかごまかしながら抑えている印象でした。


最後は右足に違和感を感じて(報道では右足内転筋を痛めたとのこと)降板となり、開幕時点での先発ローテからは外れそうですが、アクシデントが発生していなかったらどうだったでしょうね。もしかするとまだチャンスは与えられたのかもしれませんが、今日の様子を見る限りでは、抑えられても長続きはしないだろうと思いました。


一方、ライオンズの投手陣ですが、先発した十亀については、初回は微妙な制球に苦しみ、ピンチを招いた後で長打を浴びるという、昨年の悪い時の姿でした。2回以降は立ち直りましたが、どういう評価をしたら良いのか悩ませる投球内容でした。もう1回見ないと何とも言えませんね。


5回からは2番手としてこちらも先発ローテ候補の高橋光成が登板。登板した最初の回、先頭の城所に3ボールナッシングとなり、制球で苦労するのかと思ったのですが、それ以降は制球もそれほど乱れることなく、球威で押して抑えていました。この人は立ち上がりが課題。抑えられればいい流れに乗っていけるのですが。十亀と甲乙つけがたい内容ですが、印象としては光成の方が若干良かったですかね。いずれにしても、先発ローテ当確ランプが灯る内容ではありませんでした。


光成の投球数が少なかった(53球)ので、9回も行かせるかと思ったのですが、8回裏攻撃中から急遽増田が肩を作り始めて、9回に登板。内野ゴロで1点を失いましたが、これは今まで組んだことが(殆ど)ない藤澤とのバッテリーだったことが原因だと考えておきます。それにしても、藤澤が1軍合流していたのには驚きでした。(第二でのファーム開幕戦には中田がスタメン捕手として出ていたようです)


野手では、永江が犠飛に走者一掃の2塁打で4打点。公式戦だったら、間違いなくお立ち台でしたね。今シーズンのショートはルーキーの源田が優先して起用されているようなので、その対抗馬としていいアピールになったと思います。明日以降も出番が来た時に、アピールを続けないといけませんね。


逆に、アピールしなきゃいけない立場なのに出来なかったのが田代、大崎の1、2番コンビ。オープン戦も来週末で終了、残りは6試合。最後の方はレギュラーメンバーを基本として戦うので、そろそろ結果を出しておかないと、1軍残留が厳しくなってきます。


主力メンバーで心配なのが4番打者。全く打てる雰囲気がありません。守備でも3塁線に飛んだ打球に反応できず。体の状態には問題がないはずなので、余計に心配です。


WBCの試合とは全く違い、緊張感が全くない中で今季初参戦を終えました。勝ったということもありますが、肉体的にも精神的にも全く疲れはなし。気温が高めだったせいか、初参戦の割には声は出せていたと思います。


開幕前の準備はこれで終了。次はレギュラーシーズンに入ってからになる予定です。開幕の札幌遠征には行かないことにしたので、その次の週の週末。相手は今日と同じ・・・。




今年は1塁の守備固めってこのようになるのでしょうか。1塁守備は久しぶり。