本日のライオンズ戦(福岡Yahoo!Japanドーム)結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第18回戦 ライオンズ6勝12敗


試合開始:18:01 試合終了:22:05 試合時間:4時間04分 観衆:31,810人


福岡ソフトバンクホークス 4−1 西武ライオンズ


    1 2 3 4 5 6 7 8 9  R H E
   1 0 0 0 0 0 0 0 0  1 6 0
   0 0 0 3 0 1 0 0 ×  4 10 2


【投手リレー】(カッコ内は投球イニングを示す)
(L)河原(4 2/3)〜山崎(1/3)〜正津(1)〜岩崎(2)
(H)スタンドリッジ(5 2/3)〜二コースキー(1/3)〜藤岡(1)〜水田(1)〜馬原(1)


勝利投手:スタンドリッジ4勝 セーブ:馬原1勝2敗31S 敗戦投手:河原1敗


本塁打
(H)田上7号2ラン(河原)


【経過】
初回、ライオンズは中島の遊ゴロで1点を先制。先発の河原も3回までは無失点に抑えたが、4回に松中の適時打と田上の2ランで3点を失い、逆転を許す。6回には川崎の内野安打で追加点。ライオンズは4回以降、2塁までしか走者を進めることが出来ずに完敗。今回の福岡での3連戦は、想定外の3連敗で終わってしまった。


【戦評】
今のライオンズには、一旦逆転を許してしまうと逆転できるような打線の勢い、つながりがない。


今日も1点を先制したものの、内野ゴロの間の1点。クリ(栗山)、ヤス(片岡)が連続ヒットでチャンスを作り、その後最低でも犠飛、出来ればヒットで得点をとって、打線のつながりを作りたかった。ホークス先発のスタンドリッジが制球を乱していたのに、ボールの見極めもしっかり出来ずに凡退というケースも多かった。中軸でヒットを打ったのがナカジ(中島)のみ、しかも1本ということで、これでは点にならない。


ライオンズの先発・河原に関しては、立ち上がり打順が一巡するまでは辛うじて抑えられていたが、3回からはホークス打線は初球のストライクをとりにくる球を狙い打ちにきた。3回の2安打ともそうだし、4回の多村の2塁打、松中の適時打も全て初球攻撃だった。今日は序盤を見る限り、河原のストレートはそこそこ来ているようにはみえたが、相手が初球狙い打ちをするようであれば、ボール球から入るといった工夫がバッテリーに欲しかった。


打てない、守れない(特に初戦)では今回の3連戦のような結果になっても仕方がないのか。結果が出なかったとしても、打つ方で何とか相手の球に食らいついていくような粘りの姿勢だけでも見せて欲しかった。レフトスタンドから見て、それがあまり感じられなかったのが本当に残念。


この3連戦が始まる前、今年の福岡での公式戦成績は1勝6敗だった。今回3連敗して、1勝9敗となってしまった。東尾監督時代に神戸でのオリックス戦の分が非常に悪い時期があったような記憶があるが、その時はまだホークスが弱い時代で、福岡では勝てていた。それにしてもこれだけ勝てないというのは、チームの弱さだけでなく、福岡でライオンズは呪われているんじゃないかと疑ってしまう。今年の九州でのホークス戦(公式戦)初戦は熊本で雨で中止になり、その分が福岡ドームで7月下旬に組み込まれた時は、往復ともに飛行機が整備不良で定刻通りに飛ばず。野球以外のことに左右されることが多い気がするな。


これで2位、3位との差が6ゲーム。残りは34試合。数字的にはすごく厳しい。でも9月にはホークスが9連戦の後、1日休んで10連戦という過酷な日程もあり、まだ何が起こるか分からない。ライオンズが驚異的な追い上げを見せることが前提にはなるけれど、すぐ上のチームが取りこぼして落ちてくるのを待つしかない。ファンである限りは、順位が最終確定するまで諦めないぜ。


もしかすると25年間守り続けてきたAクラスの座を失ってしまうことになるかもしれない。見ていて先発投手陣なんか明らかに数が足りないし、これを機に現場とフロントが一体となってチーム編成を一から立て直さないといけない時期なのかもしれないな。3年前に奇跡的に優勝を遂げた時は、こんなことになるとは想像もつかなかったけれど。


せっかく21〜24まで夏休みとって福岡遠征したのに、1つも勝てずに帰京。福岡での3日間の一番の思い出が、福岡の応援団の方々と一緒に、長浜の屋台「安さん」で飲み食いしたことっていうのも何だか。ホントは勝ってドーム外二次会を1年ぶりに経験したことを思い出にしたかったのに。ちなみに「安さん」のマスターは、自分の友達である応援団員と同じ会派に属しています。