本日のライオンズ戦(福岡Yahoo!Japanドーム)結果

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第11回戦 ライオンズ7勝4敗

福岡ソフトバンクホークス 3−4 西武ライオンズ
勝利投手:宮越1勝(プロ初勝利) セーブ:森2勝2敗4S 敗戦投手:馬原6勝5敗8S

本塁打
(ラ)和田20号ソロ(新垣)

最後にドラマが… こんな結末になるとは…^^
序盤は両チームの先発投手が完璧な投球。5回表にベンちゃん(和田)がチーム初安打となるソロ弾を左中間へ打ち込むと試合が動き始め、その裏には河原が先頭の松中を四球で出してから、それまでに見られなかった抜け球が目に付くようになった。2死1,3塁で鳥越、田口の下位打線に連打をされ、逆転を許してしまった。新垣の投球内容がよく、1点でも勝ち越しを許すと厳しいかなぁとその時点では感じ、今季まだ無安打の田口に喫した右前安打は悔やまれるものだった。河原は6回にも無死満塁のピンチを招いたが、中継ぎに大沼の助けを借りながら、ズレータ犠飛による1点で抑えた。2点ビハインドで9回表を迎えた時は、このホークスの3点目が非常に重い1点になるなぁと思っていたが、結果論で考えれば、6回のピンチで1点のみに抑えられたことがライオンズにとっては大きかった。抑えで出て2日連続で失敗した大沼が登板したが、どちらかと言うと先発タイプだろうかと感じた。登板直後、松中にストレートの四球を出した後は、緩急も交えつつ、まずまずの投球だった。
最終回。カブレラが左前打、ベンちゃんが四球で1死1,2塁となった所で、次の石井義が右越え2塁打。2塁走者のカブレラは右飛になるだろうと予測してスタートが遅れ、1塁走者の生還が出来なかったというまずい走塁もあったのだけど、結果的に逆転できたので良しとするかな。最後に勝ち越しの犠飛を放ったナカジ(中島)は、7回に遊ゴロ併殺でチャンスを逸する結果になっていたので、その挽回が最後に出来たのではないかと思う。ホークスの左翼手・井出の好守備で犠飛になってしまったけど、抜けていたら間違いなく2塁打になっていた当たりで、1塁走者も本塁生還が出来たかもしれない。
ライオンズは終始劣勢だったけど、最後の最後で逆転して勝てたのは今後を考えると非常に大きい。新守護神の馬原は、先発投手として対戦していた頃は結構崩すのに苦労していた投手だったので、こんなにあっさりと点を取れたことが信じられない。ホークスにとっては勝利の方程式で逃げ切れず、この3連戦3連勝を狙っていた所で結果的に負け越したということで、ショックが残る敗戦だったのではないか。
ライオンズは明日からバファローズとの3連戦を戦う。相手は、マリンで3タテをしてきており、侮れない相手である。今回の福岡での3連戦同様、粘り強く、最後まで諦めない戦いをすれば、確実に結果がついてくるはずである。ホークス相手にこれだけ相性が良く、良い結果が出ているのだから、バファローズ相手に勝てないのはおかしい。ライオンズの投手陣には、特に旧(近鉄)バファローズ勢に気をつけて投げて欲しい。
宮越に思わぬ形でプロ初勝利が転がり込んできた。初勝利までは遠いのだけど、白星がつく時はこんなものなのかなぁと思った。4年前、後藤光(現・ジャイアンツ)が僅か1球を投じただけでプロ初勝利をあげた時があった。当時の後藤も先発で好投しながらなかなか勝てなかった。当時のことを思い出してしまった。宮越も与えられたチャンスで結果を出して、僅差で勝っている場面で使ってもらえるように頑張って欲しい。