本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果

【交流試合】vs.阪神タイガース戦第6回戦 ライオンズ2勝4敗

西武ライオンズ 8−2 阪神タイガース
勝利投手:西口9勝3敗 敗戦投手:福原3勝8敗
本塁打
(ラ)片岡2号ソロ、中村14号2ラン(福原)

6月5日のベイスターズ戦(所沢)以来、久々にTV観戦した試合で、ようやくライオンズらしい野球が見られてほっとした。
先発の西口。投球の様子は6回から見た。甘いコースに行った球も結構あったけれども、タイガース打線が消極的だったかな。早打ちして来られたら危なかったかも。とはいうものの、7回2失点で9勝目。一昨日も書いたのだが、西口先発ゲームでは打線が点を良く取る。投球リズムの良さもあるかもしれないな。ハーラートップタイの9勝目、防御率も2点台。こんなに良いのは3年前以来か。
打線も5回までは本塁打による得点のみだったのだけど、6回からはうまく繋がり始めたな。タイガースの守備にもかなりスキがあった。6回、おかわり君(中村)の左翼線への2塁打の場面での、フェンス際でのボールの処理と中継プレーのまずさ。1塁走者だったカブレラは3塁で止まる気配を見せたのだけど、守備のもたつきを見越して、3塁ベースの手前から急加速して本塁生還。同じ回、マヨ(フェルナンデス)のヒットの時も、無理に本塁への送球を試みて、打者走者を2塁まで行かせる始末。7回にはベンちゃん(和田)の放った何でもない外野フライを、センターとライトの2人が交錯して落球。内外野の中間へ上がった飛球を譲り合ってヒットにしたケースはライオンズも1ヶ月前くらいにあったのだけど、今日のは平凡なフライ。さらに、シーツが一塁ゴロを後逸する等、タイガースの守備の脆さが続出した試合だった。今年のライオンズは、今日のタイガースのように自滅して負けるパターンが多かったけど、逆に相手の隙を突いて得点を奪い取るのが伝統的なライオンズの野球で、今日は久々にそれが出来た気がする。
打撃で目立ったのは片岡。1打席目のHRはお見事だけど、3打席目の詰まりながらもセンター前へ持って行ったのは、やはり福原との相性の良さがなす技なのか。(前回西京極で対戦した時も猛打賞を記録) スタメンを外されたナカジ(中島)の目には、この打撃がどのように映ったのか。
1つ気になったのは、抑えの豊田がカーブを非常に多く放っていたこと。6点差があり、余裕のある試合展開だったからという理由なら良いのだが。直球もいつもよりは若干バラツき気味だった。
タイトルに書いた通り、日本シリーズを含めて、所沢で行われたタイガースとの公式戦で初めてライオンズが勝利した。今から20年前(1985年)に両チームは日本シリーズで顔を合わせているが、その時には所沢(昔の西武球場)での試合(第1戦、第2戦、第6戦)はいずれもライオンズが敗れている。そして今年の交流戦、昨日と一昨日と連敗。ようやく6試合目で所沢初勝利になった。この3日間、本当にお客さんが良く入ったのだけど、残念なことに、ライオンズファンとタイガーズファンが半々という割合ではなかったな… 20年前の日本シリーズのことは自身がまだライオンズファンではなかったこともありよく分からないのだが、タイガースファンの盛り上がりはこの3連戦の比ではなかったようだ。ライオンズファンになって今年で18年目だが、まだ阪神タイガースとだけ日本シリーズでの対戦がない。他の5チームとの対戦はいずれもあるのだが。シリーズで対戦することになったら大変だろうなぁ。マスコミに「所沢甲子園球場」なんて書かれないようにしないと。
交流戦もあと1試合。明後日の神宮でのスワローズ戦を残すのみ。どうやら先発は涌井で行くようだ。同じ高卒ルーキーのダルビッシュがプロ初勝利をあっさりと手にしてしまったのだから、涌井にもそろそろ初勝利を!!(祈)