先発・野上が5回に粘りきれず連敗。大石がプロ初登板


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.千葉ロッテマリーンズ戦第6回戦 ライオンズ1勝5敗


試合開始:13:01 試合終了:15:53 試合時間:2時間52分 観衆:32,076人


ライオンズ  2―4 マリーンズ


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(M)唐川(6)〜中後(1)〜益田(1)〜薮田(1)
(L)野上(4 2/3)〜木村(2 1/3)〜大石(2)


勝利投手:唐川5勝1敗  セーブ:薮田2敗9S  敗戦投手:野上1勝2敗


本塁打 なし


1回表を野上が三者凡退に抑え、その裏にナカジ(中島)の適時打で先制。2回表に逆転されるも、直後に相手のエラーで同点に。唐川の調子の悪さを考えれば、勝ち越し点を早く取って優位な展開で進められる試合だったはず。唐川は今季2度目の対戦でしたが、前回のQVCでの対戦(4/21)の時と同じような調子でした。全体に球が高めに浮いて、制球も本来の調子からは遠い状態。打者優位なカウントになっても、ライオンズの各打者が凡打にしてしまう。相変わらずバッティングの状態がチームとして上向いてきません。


その中で結果を残したのがヘルマン。今日は内野安打を1本含めて4打数4安打と1人気を吐きました。昨日、一昨日と見た時も、センター方向の打球に鋭さが出てきていて、相手の守備が二遊間を狭めていても、その間を抜けるようになってきています。2番を打っているヤス(片岡)にいまいち当たりが出ていないので、ヘルマンがこのまま率を上げていけば、また打順をいじるようなことがあるでしょうかね。


今日は守備面でいくつか気になるプレーがありました。


まずは2回。2連続四死球と犠打野選で無死満塁のピンチを野上が作ったものの、大松と里崎を抑えて2死満塁。続く清田の打球はサード横へ。サードのおかわり(中村)がグラブではじき、打球方向が変わってショートのナカジの方へ飛んだものの処理できず、レフト方向へ転々。この間に2塁走者まで本塁生還して2失点。この打球は内野でどうにか処理して欲しかったです。失点も1点で防げたかもしれないので。


続いて5回。先頭の里崎の打球がレフトオーバーのフェンス直撃の打球。クリ(栗山)が打球を処理した段階では、打者走者の里崎は1塁ベース付近にいたにも関わらず、2塁進塁を許してしまいました。


もう1つレフトが絡むプレーで、5回無死1,3塁の場面。レフト定位置付近へフライが飛び、犠飛で1失点は仕方ない打球。レフトのクリは捕球後に内野へ返球。ここまでは良かったのですが、返球を受けたナカジが本塁での刺殺は無理にもかかわらず送球し、その間に1塁走者の2塁への走塁を許しました。このプレーがなかったとしても、その後にヒットが出たので失点はしていたかもしれませんが、守備・走塁コーチと一緒に大いに反省して欲しいプレーでした。


2番手で登板の木村は2回1/3をパーフェクトリリーフ。ベースの手前でワンバウンドしたり、捕手が捕球できないほど高い球を投げたりと、相変わらず荒れ球がありましたが、抑えてくれればOKです。



8回からは大石がプロ初登板。8回と9回の2イニングを投げて1安打1四球無失点の投球。外野へ飛ぶヒットはありませんでした。初登板としては無難な出来だったように思います。大石の初登板が見られたことが今日の一番の収穫です。


5回に勝ち越し点を許した後、木村と大石で無失点に抑えたことは大きいです。将来的に、この2人で勝ち試合の8回、9回を任せられるような時代が訪れてくれればと思う今日この頃です。それにしても、中盤以降全く追い上げる打撃が出来なかった野手陣が情けない。


明日はGWの最終日。マリーンズとの3連戦の3戦目。もう負けるわけには行きません。


西口投手の今季初勝利(通算178勝目)、ライオンズの2012シーズンの10勝目、そして本拠地での3勝目を見せて下さい!!


試合終了後、翌日の入場列のためのシート貼りを行ってから帰宅。帰宅の途中、所沢駅のホームでヘルマン選手をお見かけしました。隣にいた男性は誰なのでしょう?