本日のライオンズ戦(甲子園球場)結果

【交流試合】vs.阪神タイガース戦第3回戦 ライオンズ1勝2敗

阪神タイガース 5−3 西武ライオンズ

勝利投手:井川4勝2敗 セーブ:久保田1勝2敗6S 敗戦投手:大沼2勝3敗

本塁打
(タ)金本8号ソロ(許銘傑)

今日は両チームの先発投手の中盤以降での出来が試合を分けた。ライオンズは、タイガース先発・井川の立ち上がりを攻めて2点をとったものの、その後はのらりくらりとうまくかわされて井川から得点出来ず。一方の大沼は、初回のピンチを1点で切り抜けたものの、4回に押し出し四球とポテンヒットで逆転を許した。甲子園の独特の雰囲気に飲まれてしまったらしい。ホークスの本拠地である福岡もライオンズにとっては完全アウェーの地ではあるのだけど、全く雰囲気が違うのだろうな。(俺自身は福岡Dには昨年、一昨年と行ったのでわかりますが、甲子園は未踏の地なものでわかりません)
大沼は中盤でKOされたけれども、その後に投げたルーキーの山岸がなかなかの投球だった。2−5と3点ビハインドで、これ以上の失点が許されない状況、球場はほぼ100%がタイガースファンの中で、2回無失点の好投。先週末に先発として好投を見せた涌井が肋骨付近の痛みで抹消され、ローテ投手の枠が1つ空いた。今日の投球が出来れば、1度先発として試してみたいと首脳陣は思ったのではないか。
打順を少しいじって挑んだ今日の試合だったが、好調の選手がとぎれとぎれに並んでいる印象を受けた。片岡を2番に持ってきたのは成功だったのかも。3番のおかわり君(中村)が2四球だったのだけど、井川は意外にカブレラよりもおかわり君の方を嫌がっていたのかもしれない。カブレラはタイガースとの3連戦あたりから調子が下降傾向。
ライオンズはこの連戦で、甲子園において白星をあげることが出来なかった。一昨年の日本シリーズでは、あの強力打線を誇るホークスが3連敗し、今年の交流戦でもパリーグ相手にタイガースは甲子園で負け知らず(相手はイーグルスとライオンズの計5試合)。白と黄色のタイガースカラーで埋まるスタンド、観客が必死に叩くメガホンと大歓声に皆飲み込まれてしまうのだろうな。今回のライオンズもそうだったが。ホームゲームでは常にあれだけの大観衆の中で戦えるだけで、非常に大きなアドバンテージになるはず。1シーズンにホームゲームは70試合前後(今年はパが68、セが73試合)あるが、甲子園のあの大観衆の中で戦えば、ホームゲームだけで60勝くらい出来そうな気がした。タイガースが優勝出来ないのが不思議なくらいだ。次回ライオンズが甲子園で真剣勝負をするのは、日本シリーズか、あるいは来年の交流戦になるかは分からないが、次回の甲子園での連戦ではせめて1つは勝ってもらいたい。(願!)

p.s. 今日のタイガースの先発は、井川かあるいは安藤もあり得ると言われていた。そのため、ライオンズは久々に中堅手偵察メンバーとして西口を入れた。予告先発のあるパリーグではもはや死語?になっている「偵察メンバー」。ライオンズが公式戦で使ったのはいつ以来なのかなぁとふと思った。