初回の先制点、5回の追加点の2点を守り切り、ルーキー・武内が負けなしの3勝目!

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第8回戦 ライオンズ4勝4敗

 

試合開始:14:00 試合終了:16:32 試合時間:2時間32分 観衆:19,482人

 

ライオンズ 2-1 イーグルス 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)内(7)~鈴木翔(1)
(L)武内(7)~松本(1)~アブレイユ(1)

 

勝利投手:武内3勝  セーブ:アブレイユ1勝2敗8S  敗戦投手:内1勝3敗

 

本塁打なし

 

5月に入ってから3連勝のあと4連敗。月が変わって勢いがつくかと思いきやぬか喜びで4月末より一歩後退。ここでズルズル行ってしまうと5位の差すら広がっていってしまう状況なので、いい加減に連敗を止めないとマズいです。


昨日の試合がぶざまだったこともあり、今日の公示で3名の入れ替え。羽田、村田ともに初の1軍昇格ですが、この時期に上がってくるのかとビックリしました。村田は確かに2軍で少しだけ結果を出していますが、打席数に対して三振数も多く、まだまだ2軍でやるべき課題を数多く抱えている選手。本当なら今年は2軍でじっくりと経験を積み、夏以降、あるいはシーズンの最後で1軍体験ツアーで上げるという構想だったと思いますが、あまりに1軍の貧打がヤバすぎるので、上げざるを得なかったのでしょう。上げるからには試合で使えよと思っていたら、早速今日の試合で6番DHでスタメンでした。


2回の先頭打者で回ってきた1軍での初打席。振ろうと思っていた初球に詰まらされながらもレフト前に落ちるヒット。幸先のいいスタートになりました。2打席目はタイミングがずれて遊ゴロ、3打席目はストレートに対して思い切って振りに行きましたが三振。村田のようなタイプの選手が結果を残そうとして当てに行ってはダメ、3打席目の三振はこれで良かったと思います。いつまで1軍にいられるかはわかりませんが、自分らしさを殺すことなく打席で表現してほしいですね。今日はベテランのおかわりさん(中村)がナイター→デーでお休みの日ということでDHスタメンでしたが、明日以降はどうなるでしょうか。下位打線でとりあえずもう少し見てみたいですね。


先発の武内は先週のホークス戦に続く中7日での登板でしたが、力感のない投球ながらも打者の手元でしっかりと伸びのある球を投げられていたように思いました。島内にだけは投げにくかったようで、3打席全て出塁を許してしまいましたね。


6回と7回に2イニング連続でピンチを迎えましたが、ルーキーらしからぬ落ち着きで乗り切りました。6回は1点を返された後の2死1、3塁の場面で太田を空振り三振。7回は1死から小郷に左中間を破られる3塁打を打たれたものの、続く村林の打席の2球目でうまくスクイズを外して3塁走者を消せたことで助かりました。結果的に7回1失点。これまでもずっと安定した投球を続けてくれていますが、試合前に想定していたとおりの出来、結果だったと思います。


これだけ毎試合好投している武内には何が何でも新人王を取らせたいのですが、いかんせん打線が点を取れなさすぎ。初回に先頭の金子侑から3連打で、悪送球も絡んで1点を先制。無死1、3塁のチャンスが続いたものの2点目を奪えず。2回と4回も先頭打者をヒットで出塁させるも、続く打者の併殺打でいずれも3人で攻撃を終了。4回までで3併殺で初回の1点しか奪えないというマズい攻撃。こういう攻撃を繰り返すと「何でバントさせないんだ」という輩が出てくるので困る…。個人的にはバントではなく、エンドランなどで動きを見せながらの攻撃を好む派です。実際にデータ上でもバント使うより使わない方が得点の確率も高いようですし。


5回に1死から龍世の三塁ベースに当たってレフト線に転がるラッキーな2塁打でチャンスを作り、昨日から1軍に昇格した蛭間がライトオーバーの2塁打を放って、ようやく2点目。遅すぎるんですよね追加点が。最終的に今日のライオンズの得点はこの2点目まで。


先発の武内が7回まで投げ切った後、8回は先発からリリーフに回った松本が登板。ショートイニングで全力投球させると非常にいい球を投げますね。ストレートは基本150km以上、154kmがマックスで数球ありました。基本は先発をやってきた投手なので、連投になった時の状態は気になりますが、とりあえず今日のようなポジションで投げてもらえば、勝ちパターンの8回と9回は決まりかなと思いました。


今季の現地観戦は今日で8試合目。ホーム開幕戦は試合途中から参戦して勝ったのですが、他の6試合はいずれも試合開始から見て6戦6敗。今日、試合開始から見た試合での今季初勝利になりました。明日は今井が先発することがわかっていたので、もし今日と明日両方勝てないようなら、もう今年はベルドに行くのはやめようと思っていましたが、避けられました。

 

お立ち台は、プロ初打席で初ヒットを放った村田怜音選手、7回1失点の好投で3勝目(負けなし)をあげた武内投手、5回に追加点となる2塁打を放った蛭間選手の順番でした。