前売り券は5日前の時点で完売。昨年末(12/26)、五郎丸が秩父宮での試合に登場した日と同じような状況になるのかと思い、かつてないほど早い時間に現地へ出動。8時45分過ぎには東スタンド側入口に着いたのですが、JRFUメンバーズクラブの優先入場列とは別に、一般入場列が既に100mほどになっていました。並んで10分〜15分経った頃には、最後尾で案内する係員が持つプラカードが見えなくなり・・・ 最終的にはどこまでいったかはわかりませんが、神宮球場方向へのびたのでしょうか。


10時から開始予定だった当日券の販売が約1時間繰り上げて開始され、9時半過ぎには完売。開場も30分以上早められたようで、自分も10時頃には入場。


しかし、確保できた座席から見た風景は・・・


東スタンドの中央席(黄色い座席の部分)は確保できず、22mライン付近の上段。今日は風が非常に強かったのですが、伊藤忠ビルの横を抜けてくる風が死ぬほど冷たいこと・・・。


先着15,000名に配布していたコレも確保。試合中着用していました。


いつもの店に昼飯を食べに行くまで1時間もあるので、場内をうろつきつつ買い物。東芝のとあるグッズを買ったのですが、そのついでに選手カードを1枚いただきました。開けてみると、


今シーズンはW杯から帰国後の故障と、帝京大出身のルーキー・小瀧の入団があり、出場機会が減ってしまいましたが、来シーズンは「東芝の顔ここにあり」という所を見せてもらいたいです。


昼飯はいつもの「札幌や」で。


今日のメインイベントは決勝戦だったのですが、3決もフル観戦。吾郎ちゃんを見るのは、W杯後は初めてだったもので。それにしても、スタンドの光景が昨年までと全く違う・・・



3決は立ち上がりからプレーが切れるシーンが少なかったせいか、試合時間が非常に短く感じられました。


神戸は、SHエリスを中心に、相手のペナルティ後のリスタートを速くしようと心がけていたようです。それが実ったのが前半33分。リスタートからエリスが独走トライ。前半終了時点では、17ー5と神戸リード。


逆に後半はヤマハのペース。後半10分あたりからヤマハの縦への仕掛けで効率よくゲインできるようになりました。それでも一進一退の攻防が続き、26−22と4点リードで残り1〜2分。神戸が自陣で相手のペナルティによりマイボールにすると、そこから継続してゴールラインから10m付近まで持ってきて、このまま継続できればもしかすると・・・という展開にしたのですが。最後はラックでヤマハ側にボールがこぼれ、五郎ちゃんが外に蹴り出してノーサイド


最終的には4点差の僅差でしたが、こういう僅差の試合って、トライ後のコンバージョンやPGをきっちり決められるかが試合の勝敗の鍵を握るのだというのをこの試合で改めて感じました。神戸は後半にPGで3点追加のチャンスを外し、後半唯一のトライの後のゴールも外しました。


一方、ヤマハにはこの人がいるので。前半1本外しましたが、この試合4本蹴って3本成功でした。ルーティンの時はスマホやらデジカメやらを構える人が多かったですね。


自分がいた席が3決の時は全く陽が当たらず、第1試合終了後に前方の席が空いたら移動しようと考え、座席移動。移動場所を確保したことを確認し、改めて自分の荷物を持ってその場所へ。そうしたら、別の人に取られてしまっているという・・・


ってな事情があって、決勝は伊藤忠側(南側)のゴール裏で観戦する羽目に。第1試合中はこれだけ人がいましたが、何とか最上段の座席を確保。


そして本日のメインイベントの決勝戦


前半から互いにトライを奪い合う展開で、前半10分までに両チーム1トライずつ。前半18分に東芝が逆転のトライを奪い、点の取り合いになるかと思われましたが、さすがにこの両チームの対戦ということで、その後はディフェンス面での粘りを見せました。


後半、東芝が自陣でのペナルティ(コラプシング)からPGを許し、さらに21分、SH田中→HO堀江→CTBピーターセンとつながれて追加点となるトライを許し、14−27と13点のビハインドに。サイドを完璧に抜かれたのはこの試合ではこの場面だけ、さらに点差を考えると非常に痛い失点でした。


しかし残り20分このままでは終わらず、28分に途中出場のニコラス・クラスカの独走トライ、さらにコンバージョンのゴールも決まって21−27となり、1T1Gで逆転できる点差に。


残り1分、東芝は自陣でボールアンプレアブルによりマイボールスクラムのチャンスをもらい、左に展開して敵陣深くへ。そして、今度は右に展開し、継続してトライを狙いに行くのかと思いきや、CTBカフィがハイパント。既にホーンが鳴っていたので、パナソニックの選手にボールが渡るか、ボールがフィールドの外に出てしまうと終わりということで、ハイパントを上げた時点でジエンドを覚悟したのですが・・・。


バウンドしたボールが後ろから走りこんだ東芝の選手の手元にうまく入り、最後はこれまた途中出場の豊島のトライ。


コンバージョンのゴールを決めれば勝ち、外せばそのまま1点差負け。キッカーは今日初めてプレースキックを行うFBステイン。(今日はずっとSH小川が蹴っていたが、後半途中で交代)


自分はゴール裏にいたので蹴ったボールの軌道はしっかり見えました。残念ながら左にそれてノーサイド







最後の場面。ないものねだりをするわけではないのですが、ヘイデン・パーカー(パナソニックプレースキッカー)が蹴っていたらどうなっていたでしょう? 順位決定トーナメントで25回蹴って成功率100%の人ですから決めていたかもしれません。


点差はともあれ負けてしまったので、悔しさが全くないかといえば、そんなことはありません。6年ぶりの優勝を生で見届けたかった・・・。


今年の東芝は従来の強力FWによる攻めだけではなく、バックス陣の突破力をミックスして、攻撃のバリエーションが増えたと思います。今日は3つトライを許しましたが、粘り強いディフェンスも見せてくれました。


来シーズン、パナソニックには大卒の有力選手が続々と入部するようですが、それに負けず、逆に上回るようなチームに東芝にはなっていただきたいです。(東芝は帝京からPRとFLの2名、東海からFL1名にWTB1名入部予定という情報有。某スポーツ紙より)


今日の2試合、両試合とも僅差の好ゲームでした。入場料(自由席)は1,350円。2試合でこの値段は安すぎるくらいでした。


場内はあらゆる所がLIXIL CUP仕様。


この冬のラグビー観戦は今日で最後。サンウルブズの試合は・・・?


来シーズンは大学選手権の出場校数がかなり少なくなるらしいし、そうすると母校の試合観戦数も減るだろうから、トップリーグにシフトすることになるかな??