新年初めてのラグビー観戦。プレーオフトーナメント(LIXIL CUP)の準決勝。秩父宮は普段とは違う見慣れないオレンジの幕が至る所に見られた。


今日は秩父宮観戦時としては珍しくメインスタンド指定席での観戦。14時開始に合わせて、遅めの出動。途中、新宿シティハーフマラソンで歩道を塞がれたりアクシデントはあったが、開始30分前には到着。到着時には東スタンドはゴールライン付近を除いてほぼ埋まっていた。


試合開始までは東芝の試合前練習を見学。


東芝・冨岡監督は敵状視察??






このカードは今シーズン2度目の観戦。前回は昨年12月の駒沢での試合。こんな結果でした。この時は、序盤から東芝が得点を重ね、理想的な試合展開でした。この試合を見ていたから、今日はまさかこんな展開になるとは・・・


立ち上がりの1分、東芝ラインアウトのボールを確保できず、こぼれ球をパナソニックのFL西原が右サイドに持ち込んで先制トライ。いきなりのミスからの失点。


16分にはセンターライン付近からWTB山田に独走を許し、2トライ目を失う。この時点で3−15だったが、時間的にも点差を考えても全然問題はなかった。


直後(前半20分)に、東芝は敵陣10m付近でPGのチャンスを得るも、フランソワ・ステインがゴール左へ外してしまい、追撃のきっかけを作ることが出来ず。このあたりからだんだん嫌な流れに。


その後もパナソニックの攻撃時間が長く、東芝は攻撃のチャンスを作って敵陣に入ってもなかなかゲインできない。反則やターンオーバーでボールを失うと、逆にビッグゲインを許し、前半はさらに2トライを奪われ、前半終了時点で3−37。正月明けにヤマハ相手に後半猛追する試合はあったけど、その時以上の大量ビハインド。前半終了時点で勝負は決まっていた。


大量リードしているパナソニックは、後半はリスクを冒した攻撃はせず、敵陣で相手が反則を犯せば、PGで着実に点差を広げる作戦に。前半終了時で30点以上離れていれば、どんなチーム相手でも楽だっただろうな。各プレーヤーがラグビーを楽しそうにやっているように見受けられた。


東芝は前半の途中で思わぬ大差になってしまい、チーム全体がパニックに陥ってしまった感じだった。ステインのプレースキックの調子も悪かったけど、マイボールラインアウトの獲得率も低かったし、スクラムも後半は盛り上がる場面はあったけど、コラプシング取られたり、出来はよろしくなかった。





前半終了時点で東芝が30点以上のビハインドを背負っていたが、後半も点差を詰めることすら出来ず・・・。


セミファイナルで敗退してしまったので、来週末のラグビー観戦はなしに。今度は日本選手権だ。


試合後のミーティング。冨岡監督、リーチゲームキャプテンが何か話していたようだ。日本選手権に向けて、気持ちを入れ直して欲しい。日本選手権決勝で今日のリベンジを果たすために。


プレーオフトーナメントも盛り上がっているが、その下のワイルドカードトーナメントも下克上が起きている。昨日と今日で4試合が行われたが、上位グループのトヨタ、キャノン、NTTコムが敗退した。この結果、日本選手権1回戦の組み合わせがこのようになった。


秩父宮ラグビー場
11:45KO 筑波大学vs.(サントリーvs.リコーの勝者)
14:05KO 帝京大学vs.(NECvs.NTTドコモの勝者)


瑞穂公園ラグビー場
11:45KO 慶應義塾大学vs.神戸製鋼コベルコスティーラーズ
14:05KO 東海大学vs.東芝ブレイブルーパス


慶應vs.神戸は2年連続の顔合わせ。昨年は100点ゲームだったか。
トヨタが今日敗れたおかげで、帝京の日本選手権初戦がトップリーグの下位グループのチームになった。勝てる可能性は少し上がったか??


この日はどちらかのラグビー場に行くつもりなのだが、帝京の勝利の可能性を信じ秩父宮へ行くか、あるいは慶應東芝の両方が見られる名古屋へ行くか。1週間くらい考えさせてもらうか・・・。


秩父宮への行き帰りに国立競技場の脇を通りかかった。代々木門付近の樹木が植え替えのために抜かれていた。先日、解体工事業者がようやく決まり、作業が少しずつ始まっているようだった。