G戦初先発で1失点完投勝利の十亀が今季5勝目!




本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.読売ジャイアンツ戦第3回戦 ライオンズ1勝2敗


試合開始:15:02 試合終了:17:41 試合時間:2時間39分 観衆:33,917人


ライオンズ 5―1 ジャイアン


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(G)内海(4 2/3)〜笠原(2)〜青木(1/3)〜香月(1)
(L)十亀(9)


勝利投手:十亀5勝2敗  敗戦投手:内海4勝2敗


本塁打 なし


十亀がジャイアンツ戦初先発で、3被安打1失点で完投勝利。現地で見ていてものすごく良かったとは感じなかったが、ジャイアンツ打線がタイミングをうまく取れていないように見えた。効果的に投じる緩いカーブのおかげで、各打者がストレートに振り遅れてフライになっていたし、スライダー・シンカーにも合っていなかった。打たれた3安打のうち、完璧に打たれたのは8回の代打・立岡のセンター前だけだったか。


打線は、3回に2死3塁からクリーンアップで2点を先制。5回にも相手のミスに乗じて追加点。特に3点目になった浅村のセンター前ヒットは、終盤のジャイアンツの反撃の可能性を考えると大きい一打だった。


ジャイアンツ先発の内海は、プロ入り通算100勝目に王手をかけての登板だったらしいけど、目の前で記録達成を見せられずに済んだのは良かった。


十亀が完投勝利をあげられた要因として、本人の好投以外に、キャプテンの2度の好守備がある。


7回の亀井の左中間を抜けそうな飛球をスライディングでキャッチ、8回には2死1,3塁からの阿部の同じく左中間への大飛球をジャンピングキャッチ。抜けていたら1塁走者まで本塁生還して、同点になっていたかもしれない場面。相手の追撃を許さない素晴らしいプレーだった。


キャプテンに限らず、出場した選手全員がいつも以上に気合を入れて、今日の試合の勝利に向かって執念を燃やした理由があった。


ファームディレクター補佐兼育成担当を務めていた相馬勝也氏が亡くなったとのこと。


自分は、試合後のキャプテンへのヒーローインタビューで初めて知りました。数年前にバッテリーコーチをされている時代にガンが見つかって手術を受け克服し、現場からは退いたものの、裏方スタッフとして復帰されたと聞いていました。今年に入って再発してしまったのでしょうか。


自分は相馬さんの現役時代はよく知らないのですが、コーチ時代の厳しい指導を球場で目の当たりにしたことはあります。50歳での永眠。まだまだやっていただきたい仕事はあったと思いますが…


ご冥福をお祈りいたします。


通夜が4日とのこと。本来ならチームは倉敷への移動日なはずですが、監督・コーチはじめ選手の皆さんも斎場へ駆けつけることになるのでしょう。お世話になった方へをきちんと弔うことで、
後々チームにとって必ず良いことがもたらされるはず。亡くなられた相馬さんも、天国から見守ってくれるでしょうから。

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今日のお立ち台。


1人目は、貴重な先制適時打に好守連発で勝利に導いたキャプテン・栗山選手。インタビューアーから相馬さんの話を振られると、言葉に詰まる場面が何度もありました。直接の担当コーチではなかったはずなので、いかにチーム全体から慕われていたかが感じられました。





2人目は、今季3度目の完投勝利で5勝目をあげた十亀投手。