両チームの注目ルーキー投手がともに先発!

【オープン戦】vs.読売ジャイアンツ


試合開始:18:00 試合終了:20:45 試合時間:2時間45分 観衆:34,722人


Giants 3×―2 Lions


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)大石(2)〜菊池(1)〜牧田(2)〜シコースキー(1)〜星野(1)〜藤田(1 0/3)
(G)澤村(4)〜西村(3)〜高木(1)〜野間口(2/3)〜金刃(1/3)


勝利投手:金刃  敗戦投手:藤田


本塁打なし




ライオンズ・大石、ジャイアンツ・澤村の予告先発に等しい試合ということもあり、オープン戦とは思えないような場内の雰囲気だった。16時40分頃にドーム入りしたのだが、既にレフトスタンド中央より上の自由席はほぼ満席。予想をはるかに上回る客の入り! 
ビジター応援指定席を買っておいて正解だった。


今日の試合、ルーキー6人のうち、高卒入団の前川投手を除く5人が出場。新人が揃ってこれだけ出場するのは珍しい。特にドラフト入団上位3名に注目して試合を観た。


先発した大石は、一流投手という触れ込みからすると物足りない内容。大学時代のように高めのストレートで空振りがとれないのがプロの世界。2回で2安打無失点に抑えたが、ヒットになった打球よりライナーでアウトになった打球の方が当たりのいいものもあった。どのポジションで投げることになってもストレートで押す投球を続けて欲しいが、変化球で打者のタイミングを狂わせる技術も必要。今後どういう起用をされていくのか??


大石より球の勢いが良かったのが2番手で1イニング投げた雄星(菊池)。最速は143だったが、高めで空振りが取れていた。球の勢いで押すのであれば、短いイニングならいけそうな感じ。先発として投げるなら投球術が必要か。三者凡退に抑えたので見られなかったけど、セットポジションでの球を見てみたかった。


大石より先発ローテ入りにかなり近いポジションにいると感じたのが3番手のアンダースロー・牧田。特に90km前後のカーブがいいスパイスになっていた。相手打者は、遅球→速球には対応できていたが、ストレートの後のスローカーブには完全にタイミングが狂っていた。打者が慣れるまではそれなりに抑えられそうな気がした。レギュラーシーズンのような長期戦なら先発で、短期決戦ではリリーフとして起用したいタイプの投手である。


6回には本来ストッパーで登板するブライアン(シコースキー)が登場。昨年終盤の悪いイメージが抜け切れておらず、キャンプ中?に監督が残した「昨年の成績が(彼の)MAXだから…」というのが当てはまるような内容だった。このままだと昨年と同じポジションは苦しいかなぁ。


星野は少しリリースポイントを上げて、ストレートの球威が上がった気がした。あとは1シーズンもつかどうか。太陽(藤田)は、9回裏登板前に投球練習はしていたけど、気持ちの準備がどこまで出来ていたか。公式戦に入って今日のような投球をされては困るけど。


打線は、澤村の前には猫だったが、降板した5回以降は本調子とはいかないまでも少し目覚めた。1番・浅村、2番・秋山のコンビが新鮮で良かった。浅村は毎試合ヒットが続いているし、期待の秋山も先制適時打に、9回1点ビハインドの無死2塁の場面できちんと犠打を決めた。つなぎの打撃が出来れば、守備は良いので1軍には残れるはず。9回裏無死満塁から谷の押し出し四球で試合が終わってしまったが、ライトにフライが飛んだら面白かったのに。秋山の肩(送球)を見たかったので。


応援団がいなかったので完全なるアカペラ応援。そのため、応援歌に入るとどうしてもテンポがどんどん速くなり、スタンドの前半分と後ろ半分でテンポが大きくずれ、コールの所でテンポの速い方に合わせる状態。仙台での応援のように、ドラム1個だけでもあると違うのだけど…


とりあえず2011年現地応援初試合。約5か月間休ませていた喉のウォームアップにはちょうどいい試合だった。次回は13日のマリーンズ戦@西武ドームを予定。西武ドームでのオープン戦初戦に立ち会えるのはウン年ぶりだな。


↓登板前にウォームアップする大石投手 


↓2番手で雄星投手登場!!


↓今日のスタメン