ホーム最終戦を劇的な逆転サヨナラ勝ちで飾る!


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.千葉ロッテマリーンズ戦第24回戦 ライオンズ10勝14敗


試合開始:18:00 試合終了:20:44 試合時間:2時間44分 観衆:25,207人


Lions  2×―1  Marines


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(M)渡辺俊(8 1/3)
(L)西口(6 /13)〜岸(2 2/3)


勝利投手:岸13勝5敗  敗戦投手:渡辺俊3勝13敗


本塁打 
(M)西岡14号ソロ(西口)


先発の西口は、初回に西岡に先頭打者本塁打を許したものの、失点はその1点だけ。7回途中まで6安打を打たれたものの、連打を一度も許さず、予想以上の(といっては失礼だが)投球だった。往年のスピードはないけれど、スライダーのキレは良かったのでは。来シーズン復活して、シーズンの開幕から活躍を見せてくれそうな期待を抱かせてくれる内容だった。これだけ頑張っていたら、前回登板の札幌と同様に白星をつけてあげたかったけど。


7回に1死1、3塁のピンチを迎えた所で、このマリーンズ3連戦から中継ぎ待機となっていた岸が満を持しての登板となった。塀内に粘られて四球を出した時はヒヤヒヤしたけれど、満塁のピンチを抑えて点差を広げられることなく、イニングは進んでいった。ライオンズも渡辺俊をなかなか捕らえることが出来ず。


9回裏、ライオンズがナカジ(中島)のヒットとおかわり(中村)の四球で無死1、2塁のチャンス。ここでヨシヒト(石井義)に代えて小技の使えるトモアキ(佐藤)を代打に。この交代パターンは確か2度目だったような。バントを決めて1死2、3塁。続くGGがライト前へ上手く運んで、2点適時打になって逆転サヨナラ勝ち!


ホーム最終戦、しかも週末の試合を思わせるような観客の入りの中で、最後の最後で劇的な勝ち方で締めることが出来た。「やれば出来るじゃないか」という思いと、これで週末の仙台でライオンズの意地を見せる絶好の舞台が整った(イーグルスが2連戦のうち1つでも勝てばCS進出決定となる)ということで、サヨナラが決まった瞬間、目には今にも溢れそうなものがこみ上げてきていた。


これで週末の2連戦でライオンズが連勝すれば、目の前でのイーグルスのCS進出を見る憂き目に遭わず、しかも可能性は限りなく少ないけれどまだライオンズの奇跡の逆転CS進出可能性が残るという状況になる。おそらく土曜日は帆足、日曜日はワク(涌井)が先発するだろうけど、今日西口さんが見せてくれたような意地の投球を、相手のイーグルス打線に、そしてKスタ宮城に応援に行くライオンズファンに見せて欲しい。特に先週ボコられたワクにはね。


試合後は、ホーム最終戦セレモニーとして監督の挨拶があった。昨年と違って寂しいコメントになってしまったけれど、今日の投手起用の采配(岸は2回途中からブルペンで投球練習を開始していた・・・)には、多くのファンが見守るホーム最終戦で負ける姿を見せるわけにはいかないという執念を感じたし、コメントからも可能性がある限りは諦めずに全力で戦うという意志を感じた。とにかくライオンズは勝ち続けるしかない。イーグルスがライオンズ以外に2つ勝って、ライオンズのCS進出がかなわなかった時は仕方ないけれど。






思えば昨年、福岡で勝ってM2の状態で所沢に戻ってきてのイーグルス2連戦(9/22, 23)。初戦は岩隈にやられ、2戦目は8回に後藤の走者一掃2塁打で3点差をひっくり返したにもかかわらず、絶対的な守護神のグラマンがホセ(フェルナンデス)に満塁弾を叩き込まれ、結局連敗して優勝を決められないということがあった。優勝が懸かるか、CS進出が懸かるかという状況は違うものの、今週末の2連戦は昨年とは全く逆の立場の状況になった。昨年イーグルスに粘られたように、ライオンズにも最後の抵抗、CS進出決定を遅らせる嫌な役回り(あわよくば・・・)をして欲しい。


実は自分も仙台2連戦に参戦するけれど、目の前でイーグルスファンや選手が喜ぶ所なんか絶対に見たくない。絶対に連勝して、昨年の覇者としての意地というか底力を見せようではないか!


試合後のセレモニーでは以前にやっていた選手からのサインボールの投げ込みや場内一周などは全くなく、映像の映し出しのみと味気ないものだったけれど、その後の応援団が仕切る2次会は、今までで最高のものだった。


まず最初に、スペシャルゲストとして、文化放送ライオンズナイターの絶叫実況アナとしてお馴染みの斉藤一美アナが登場。応援団から拡声器を渡され、レフトスタンドの椅子席で絶叫。「CSで実況(ファンにとっては応援)したい!」というのはライオンズファンの共通の認識なのだけど、奇跡が起こればいいんだけどなぁ。


一美さんの絶叫というか挨拶の後は、チャンステーマ1〜3に続き、野手の応援歌全曲メドレー、さらにはファンからの要望に応えて投手の応援歌全曲メドレーも実現。星野の応援歌も珍しく流れましたよ。


そしてそしてここからが長く〜〜、またまたファンからリクエストされた過去に在籍した選手の応援歌を延々と歌い続けた。ちなみに覚えている範囲だと、


外国人選手では、リーファー、ホセ(オリックスのフェルナンデス)、カブレラ(現・オリックス)、ブラゼル(現・タイガース)、マクレーン(現・カープ)、


日本人選手では、伊東(80年代版と90年以降の新版)、福地、ベンちゃん(和田)、ヒロユキ(現・編成部の高木浩之)、平尾(昔の曲)、高木大成、小関、大友、鈴木健上田浩明平野謙佐々木誠松坂大輔、柴田、犬伏、貝塚、秋山など(他にもあったような)

懐かしく、久しく歌っていない曲も数多くあって、なかなかメロディーの最初の所が出てこない曲もあったけど、すごく楽しかった。それにしても、ライオンズに在籍経験のある外人選手って、今でも他の球団でプレーしているヤツ多いなぁ。


3塁側内野スタンドの外野よりで30分くらいずっと直立不動状態でファンが帰るのを待っていた球団職員の方、レフトスタンドのファンに早く帰れと思いつつ我慢していたと思われる警備の皆さんには非常にご迷惑をおかけしたような気がするけれど。


結局、二次会だけで1時間弱続いて、試合は2時間44分で終わったのに、二次会が終わったのは鳴り物が使えなくなる22時。喉はしんどかったけど、超楽しかったです。たくさんの曲を演奏し、太鼓を叩いて下さった応援団の皆さま、ありがとうございました。