本日のライオンズ戦(福岡Yahoo!Japanドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第24回戦(最終戦) ライオンズ11勝10敗3分


試合開始:13:01 試合終了:16:34 試合時間:3時間33分 観衆:32,108人


福岡ソフトバンクホークス 5―10 西武ライオンズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 3 0 0 0 0 0 1 6   10 12 2
  0 0 0 1 0 0 1 0 3   5 7 1


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)岸(8)〜岡本篤(1/3)〜星野(0/3)〜グラマン(2/3)
(H)ガトームソン(7 0/3)〜篠原(2/3)〜柳瀬(1)〜佐藤誠(1/3)


勝利投手:岸12勝4敗 セーブ:グラマン3勝2敗31S 敗戦投手:ガトームソン4勝7敗


本塁打
(L)江藤7号2ラン(ガトームソン)、中村43号満塁(柳瀬)


【経過】 
2回にライオンズが江藤の2ランと赤田の適時打で3点を先制。ホークスは4回に松田の適時3塁打、6回に柴原の適時打で1点ずつを還すが、追い上げられたライオンズは8回に代打・平尾の遊ゴロで追加点を奪うと、9回には2本の適時打に中村の満塁本塁打と一気に6点を奪って試合を決めた。この日、オリックス日本ハムに敗れたため、優勝へのマジックは一気に2つ減って2となった。


【戦評】
2回に効率よい攻めで3点を先制したものの、その後の追加点がなかなか奪えず、中盤あたりではイヤな流れになっていた。2点を奪われて1点差に追い上げられたピンチをしのいだ直後の8回表、平尾の遊ゴロで1点を取れたのが非常に大きかった。ここで完全にライオンズペースになった。もしショートが川崎だったら、たとえアウトに出来なかったとしても本塁クロスプレーでのアウトを狙ってきていただろうな。やっぱり不在は大きい。9回には、ヤス(片岡)の振り逃げでの出塁が思わぬビッグイニングにつながった。クリ(栗山)、ヨシヒト(石井義)の連続適時打に、ライオンズの日本人選手のシーズン最多本塁打記録に並ぶおかわり君(中村)のグランドスラム。それまで記録を保持していた秋山さん(現・ホークス総合コーチ)の前で打てて良かった。この6点で10ー2となり、あっさりと9回裏も終わって試合終了と思ったのだが…


9回に出てきた岡本篤がボール球連発で、ストライクを取るのにアップアップ状態。最後を締めることが出来ずにアウト1つを取っただけで降板。8点もリードをもらって余裕があり過ぎるくらいの場面なのに抑えられないかね。最後はグラマンまで登板。完全な無駄遣い。せっかくの最高のゲームが台無し。勝ちはしたけどね。


先発の岸は非常にいい投球だった。7回に捕まってしまったけれど、8回まで投げ抜いて今季12勝目。昨年の11勝を上回った。2年目のジンクスにも悩まされず、ワク(涌井)が抜けた五輪の時期からはエースの自覚を持った投球が目立つようになった。今のライオンズでは、帆足と並んで一番安定感がある投手の1人。1つでも多く勝てるように、今の状態を維持していってもらいたい。


ホークスとの今年最後の2連戦を福岡で見せてもらった。ホークスvs.ライオンズといえば、1990年代終わりにホークスが強くなってからは黄金カードとなった。優勝争いが佳境に入る8月、9月はもちろん、開幕して間もない時期でも、特に週末の試合の客の入りは1年を通して非常に良かった。自分も2003年以来今回が5度目の福岡遠征となるのだが、正直言って、これほど座席のグリーン色が目立った試合は今まで見たことがなかった。どんな人気球団であっても、ある程度強く、せめてCS進出争いには加わっていないと、ファンも離れてしまうのだということを感じた。ホークスの打線にも覇気が感じられなかったし、まるで1年前のライオンズを見ているかのようだった。ホークスが強かった時は、福岡ドーム外の外周通路へ上がる階段の手前(バス停の所)までくると、他球場に行った時以上に、体の底からアドレナリンが沸き上がって来る感覚を覚えたのだが、最近はそれが少し薄れたような気がする。客が少ない、チームが弱い、ホークスの現状を見ていると寂しく感じた。


よそのチームのことを心配している余裕はない。優勝へのマジックは2となった。オリックスの結果次第では、今日にも優勝が決まる可能性がある。予定通り明朝、早い時間帯の新幹線で帰京し、本拠地・所沢へ向かう。6年前のM2の時の経験からして、平日とはいっても、日曜日と祝日に挟まれる日だから、かなりの人が押し寄せるだろうな。1分でも早く到着できるようにしないと。



(2008年の観戦成績)


オープン戦      1試合1勝0敗


レギュラーシーズン  26試合17勝9敗