本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第9回戦 ライオンズ6勝3敗


試合開始:13:00 試合終了:16:59 試合時間:3時間59分 観衆:25,654人


西武ライオンズ 5―7 東北楽天ゴールデンイーグルス



   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 2 0 0 0 2 1 2 0   7 10 0  
  0 0 0 4 1 0 0 0 0   5 9 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)岩隈(5)〜青山(3)〜有銘(1/3)〜川岸(2/3)
(L)西口(5 0/3)〜正津(1)〜大沼(1)〜許銘傑(1)〜小野寺(1)


勝利投手:青山2勝2敗4S セーブ:川岸2勝1敗1S 敗戦投手:許銘傑1勝2敗


本塁打
(E)横川4号2ラン(西口)


【経過】
2回にイーグルスが高須の2点2塁打で先制。ライオンズが4回裏に後藤、中村、石井義の3連続適時打とボカチカ犠飛で4点をとり逆転。5回にも中村の適時打で追加点をあげる。イーグルスは6回に横川の2ランで追撃を開始すると、7回に併殺崩れの間に同点に追いつき、8回にはフェルナンデスの2点適時打で勝ち越してそのまま逃げ切り。ライオンズは相手エースの岩隈をKOするも、中継ぎ陣が崩れてこの2連戦の連勝はならず。



【戦評】
先発の西口は、初回から2四球、2回にも2四球と、制球が悪かった。主審のゾーンの狭さに苦しんだ面もあったけれど。毎回のように得点圏に走者を背負いながらも、5回まで2失点。試合は作ったのだけど、続投となった6回にも先頭打者に四球を出し、次の横川に2ランを浴びたのが試合の終盤になって響いてしまった。


一方のイーグルス先発の岩隈も低めに外れる球が多く、初回は特に制球に苦しんだ。2回、3回と持ち直したのだけど、4回にライオンズ打線が早いカウントから打ちに行ったのが効を奏して、後藤、おかわり(中村)、ヨシヒト(石井義)の3連続適時打で一気に逆転。見事な攻撃だった。同じ4回にボカ(ボカチカ)の犠飛で4点目を奪い、5回にはおかわりの2打席連続適時打で5点目を奪い、岩隈をKOしたのまでは良かったのだが…


1点差に追い上げられて、西口が降板した後を救援した正津が今日もベテランの味を見せてくれた。代わり端に2塁打を打たれてピンチは招いたのだけど、続く塩川に対する2球目でバントを空振りし、飛び出した2塁走者を殺したのは投手と捕手の良さが出た場面だった。6回を正津が抑え、8回と9回に投げる投手は決まっていることを考えると、7回に打者の右左を考えて、正津続投か星野を挟んでから勝利の方程式へと行くべきだったのだけど。


7回に大沼が登板すると、2安打に1四球でいきなり無死満塁。併殺崩れの1点だけでよく済んだ。でも1点リードを守らなければいけない場面で、連打を食らうのと四死球を出すのは絶対にいけない。昨日のような場面では大沼は苦しい。


同点に追いつかれた8回には許銘傑が登板。こちらは大沼以上に内容が最悪で、不必要な四球3つで満塁にして、フェルナンデスに適時打を浴びて2失点。見ていてストライクが入る気がせず、とてもとても1軍に置いておける内容ではなかった。先日、三井がめった打ちされて2軍降格となってしまったけれど、印象としてはその時の三井以上に悪い。打たれるのはまだしも、四死球で走者をためることだけは許せない。


現状を考えると、岡本−グラマンの勝利の方程式の前を任せられるのは、右の正津、左の星野の2人かな。昨日最後に投げた小野寺も急に制球を乱したりして安定感に欠けるし。僅差でリードして終盤を迎えると、ハラハラさせられる試合がしばらく続きそうだな。


せっかくエースを打ち崩したのに、勝つべき試合を落としてしまった。ファイターズも負けたし、勝って置けば非常に大きい1勝だったのだけど。でも、ハーラートップで今季2敗しかしていない岩隈を打ち崩したのだから、打線については心配ない。背中痛で4番のブラゼルがスタメンを外れたけれど、それほど穴は感じなかった。問題は投手陣。1試合で相手に10安打を打たれるのはまだしも、11四球はねぇだろ。


明後日からは所沢でホークスと2連戦。その後は、神戸・大阪、福岡、千葉と遠征が続く。しばらく本拠地を離れる前の試合はしっかりモノにしたい。初戦に先発が予想される石井一久の出来が非常に心配だけど。相性がいい西武ドームで本調子を取り戻してもらいたい。


(2008年の観戦成績)


オープン戦      1試合1勝0敗


レギュラーシーズン  16試合10勝6敗