本日のライオンズ戦(県営大宮公園野球場)の結果
vs.千葉ロッテマリーンズ戦第9回戦 ライオンズ5勝4敗


試合開始:18:00 試合終了:20:47 試合時間:2時間47分 観衆:20,289人


西武ライオンズ 4―1 千葉ロッテマリーンズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  1 0 0 0 0 0 0 0 0   1 5 0  
  1 0 1 0 2 0 0 0 ×   4 12 0 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(M)成瀬(5)〜シコースキー(2/3)〜高木(2/3)〜伊藤(1 2/3)
(L)帆足(7 1/3)〜岡本真(2/3)〜グラマン(1)


勝利投手:帆足7勝1敗  セーブ:グラマン1勝2敗14S  敗戦投手:成瀬4勝4敗


本塁打
(M)里崎6号ソロ(帆足)
(L)栗山5号ソロ、ブラゼル18号2ラン(成瀬)


【経過】 
初回にマリーンズが里崎のソロで先制も、直後にライオンズがブラゼル犠飛で同点に追いつく。3回には栗山のソロ、5回にはブラゼルのライト場外への2ランで追加点。先発の帆足が8回途中まで1失点と好投し、3投手の継投で逃げ切った。大宮での1軍初主催試合を白星で飾り、交流戦から続いていた連敗も6で止めた。


【戦評】
初回に帆足が出会い頭の一発を里崎に浴びてしまったが、それ以降は3回に暴投絡みで3塁まで走者を進めた場面以外、ピンチらしいピンチはなかった。マリーンズ打線も早打ちしてくれたおかげで、8回途中まで僅か86球の投球数。次は中5日で札幌のファイターズ戦に登板予定だと思われるので、省エネ投球になって助かった。


打線は、マリーンズ先発の成瀬に球数を多く放らせるように粘っこいバッティングが出来ていた。一部の選手を除き。ストライクとボールの見極めもしっかり出来ていた。成瀬の調子が悪かったのか、ライオンズの選手個々がボールが良く見えていたのかは分からないけれど。


1番のヤス(片岡)、3番のナカジ(中島)が3安打猛打賞に盗塁も1つずつと活躍したのだけど、今日目立ったのが今日からようやく1軍に昇格した後藤。3本のヒットのうち2本が得意の右方向へのヒット。4打席目、チャンスで回ってきた打席で結果を残せていれば言うことなしだったけれど。今後も左投手が先発の時はスタメンで使ってもらえるだろうな。試合前はレフトで守備練習を受けていたけれど、外野の守備を任せられれば出場チャンスも増えるだろうか。


今日はライオンズのホームゲームながら3塁側を使用し、自分もホーム用のユニを着用し、レフトスタンドに陣取った。応援の雰囲気もビジターっぽくバリエーションに富んだものだったし、ちょっと違和感があった。でもファイターズ、イーグルスのファンってこれが普通なんだよな。


記念すべき大宮でのライオンズ1軍初主催試合で、クリ(栗山)とブラゼル本塁打が出たのだけど、この2本はともに応援団のリードが引き出したものだと思う。クリの本塁打の直前には、「ライトにぶちこめ」コールを、ブラゼルの時は「場外ホームラン」コールをしていた。コールの通り本塁打が、しかも2度も出るのだからビックリだったな。ブラゼルの場外ホームランは、お隣のNACK5スタジアム(大宮アルディージャの本拠地)のペナルティーエリアまで飛んだらしい。帰り際に覗いていったのだけど、既にそのボールはなかった。もちろんサッカーゴールも。それにしても、隣のサッカー場にあったボールをよく見つけたよな。



リードの方が2本の本塁打を導いた時に限らず、レフトスタンドのボルテージは、試合前から試合終了してからも非常に高く、9回にサヨナラ勝ちを狙う時のような雰囲気だった。リードの方にあおられたから、3回くらいで喉が潰れかけてしまった。試合後には、内野のライオンズファンとエール交換までするという初体験もさせてもらったし。試合後だったので、内野で残って2次会の様子をみているファンの方はそれほど多くなかったけれど、内野から外野にちゃんとエールが帰ってきて、内外野一体となった応援が出来たという実感が沸いた。いろいろと楽しいことがあって、大宮に病み付きになりそう。今日の試合でほぼ満員の約2万人の観衆を集めて盛況だったということで、来年は3試合くらいの開催を検討しているとか。球場で販売する飲食物をもう少し充実させて欲しいな。屋台を増やすとかして。



地方球場ということで面白かったことの1つとして、スコアボードの出場選手表記。どうやら4文字以上は表示できないらしく、


【ライオンズ】
ブラゼル  →  ブラゼ
ボカチカ  →  ボカチ
グラマン  →  グラマ


【マリーンズ】
サブロー  →  サブロ
ズレータ  →  ズレー
オーティズ →  オーテ
シコースキー→  シコー


って感じで表記されていた。オーテって将棋じゃないんだから(笑)。試合の途中に球場に到着して、しかも両チームのことを良く知らない人であれば、ヘンな名前の選手がいっぱいで頭がパニックになってしまうのでは。表示の改善っていっても簡単に出来るものじゃないだろうけど、年間に何回か主催試合をやるというのであれば考えてもらわなきゃいけないのかな。

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今日は年休をとっていたので、大宮に駆けつける前に、西川口にある夜のお店… ではなく、SKIPシティ内にあるNHKアーカイブスへ行ってきました。6月21日から今日まで、森監督時代のライオンズを振り返る企画で、1986年から1992年までのうちライオンズが日本一になった年の「スポーツハイライト」を編集したものを映像で流していたので、一通り見てきました。86年のカープとの第8戦までもつれ込んだ日本シリーズ、87年にはジャイアンツとのシリーズで単打で1塁から一気に本塁へ生還した伝説の走塁… と書き出したらキリがないけれど、自分がライオンズファンになりたての頃の、本当に強かったライオンズを頭に蘇らせることが出来ました。当時のスタンドでウェーブが起こる映像が何度も流され、内外野が今よりも一体となった応援が出来ていた雰囲気が伝わってきました。今は応援もいろいろと規制があってなかなか難しいかもしれないけれど、自然発生的にこんな応援が出来ればいいな。今日の試合後の2次会を見る限りだと出来そうな気もしないではないけれど。