本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果
vs.福岡ソフトバンクホークス戦第２回戦 ライオンズ１勝１敗
試合開始：14:00 試合終了：17:20 試合時間:3時間20分 観衆：16,044人
○西武ライオンズ 10―４ 福岡ソフトバンクホークス
１ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ Ｒ Ｈ Ｅ
Ｈ １ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ４ 12 ２
Ｌ ２ ３ ０ １ ３ １ ０ ０ × 10 13 １
【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Ｈ)スタンドリッジ(3 0/3)〜森福(2)〜甲藤(3)
(Ｌ)石井一(7)〜山崎(1)〜大沼(1)
勝利投手：石井一２勝 敗戦投手：スタンドリッジ１敗
【経過】
初回、ホークスが松中の適時打で１点を先制すると、すかさずライオンズは栗山の犠飛とブラゼルのソロで逆転。２回にレストビッチの適時打で再度同点にされるが、片岡の押し出し四球と栗山の適時打で勝ち越し、中盤にも毎回得点を重ねて突き放した。
今季初の２桁安打２桁得点に先発全員安打を達成。先発の石井一久は今日の勝利で、日本通算100勝達成となった。
【戦評】
石井一久投手、日本通算100勝おめでとうございます！
先週の登板(開幕２戦目、3/22)と比べて、立ち上がりは球が少し浮き気味ではあったけれど、特別悪い内容ではなかった。今日は早いカウントから狙い打たれて、１回と２回に１失点ずつしてしまったが、３回以降はヒットは打たれても要所を抑える投球だった。
石井投手の登板する試合は、公式戦２試合に関して言えば、いずれも味方が大量得点をとっている。相手の先発投手をライオンズ打線が上手く攻略したというのもあるかもしれないが、それを引き出しているのが石井投手の｢テンポの良い投球」ではないだろうか。１球１球の投球間隔が短く、無駄な四死球を出さない。野手も守備から攻撃へうまく切り替えることが出来ているのではないだろうか。球場で応援する身としても、こういった投球をしてくれれば、試合がすごく引き締まるから、たとえ打たれてしまってもイヤな疲れは感じないんだよな。
石井投手が７回で降板した後のラスト２イニング。８回の山崎は１イニング無失点も２死から２連続四球でピンチを招いた。そして９回の大沼は… ８点差もあってさすがに余裕を持って投げられるだろうと思っていたら、まさかの「大沼劇場開演」！！ 先頭打者にストレート四球を出し、続いて２本連続で中前安打を許してあっさりと失点。(うまい遊撃手ならショートゴロに出来ていたかもしれないが) 川崎を遊ゴロ併殺にとった後で、またもやヒットを浴びて結局２失点。３本のヒットに２つの四球、さらには内野での送球ミスが１つ。大量リードがある場面で、ストライク１つ取るたびにライトスタンドが大きく沸き、四球を出したりヒットを打たれるとブーイング。プロ野球の常識では考えにくい光景が今日の９回表に見られた。今日三井が左肩痛のために登録抹消になっていた。今日の投球を見れば、大沼も抹消されておかしくはないのだけど。ちなみに、室内練習場の横の桜を見るついでに第２球場へ行ったら、三井投手がランニングやってました。
石井投手の好投に導かれるように、打線も今季初といっていいほどのつながりを見せてくれた。
初回の同点劇、６回の追加点のお膳立てを作ってくれたホークス・多村には感謝×２だな。前進してポケットキャッチを試みてグラブの土手に当てて落としてしまう(６回裏のおかわり中村くんの打球)のに、右中間を抜けそうだった大飛球を見事にキャッチする(１回裏、同点につながったクリ(栗山)の打球)守備っていったい…
今季初の２桁安打２桁得点に先発全員安打と初物尽くしだった。今日は開幕当初と同じようにクリを２番に戻し、７番にゲッチュ(大島)を起用したのが効を奏した。この２人を同時に起用するためにはどちらかをＤＨ起用しないと無理なんだよな。ゲッチュをファーストにする手はあるのだけど。ブラゼルを１塁の守備に付けてしまうと、どうしても左右の動きに難があってね。
開幕からノーヒットが続いていたケンタ(松坂)にようやくヒットが出て、１本目が出ると続けて２本目も飛び出した。打率.000を脱出できたので、少しずつノッていけそうな気がする。守備でも強風でグラウンドに舞いこんだ袋を、守備の合間にポケットに入れて処理してくれて、GOOD JOBだった。
今年１番いい形で勝利をモノに出来た。明日はルーキー・大場を相手にする。スタミナもある投手だし、どうやって攻略すればいいのかな。今日は一気に10点も取ってしまったけれど、明日になって｢前日の得点のうちの何点かが今日に回せれば」なんて展開にならないようにしないと。
ヒーロー１人目・栗山選手
ヒーロー２人目・日本通算100勝を
達成した石井一久投手
