本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果 



プレーオフ第1ステージ vs.福岡ソフトバンクホークス・第2戦】
試合開始:13:00 試合終了:16:38 試合時間:3時間38分 観衆:31,338人


西武ライオンズ 3―11 福岡ソフトバンクホークス


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 0 0 4 0 1 0 1 5  11 12 0
  1 0 0 0 2 0 0 0 0   3 6 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(H)和田(4 1/3)〜柳瀬(2 2/3)〜藤岡(1)〜馬原(1)
(L)松永(4)〜ギッセル(1 1/3)〜星野(0/3)〜山岸(1 2/3)〜三井(1 2/3)〜石井貴(1/3)


勝ち投手:柳瀬1勝  敗戦投手:松永1敗


本塁打
(H)松中1号3ラン、ズレータ1号ソロ(石井貴)
(L)中島1号ソロ(和田)


【経過】
初回にライオンズが中島のソロ本塁打で先制。先発の松永も3回までは完璧な投球だったが、4回にカブレラに押し出し四球を与え、仲澤に走者一掃の2塁打を浴びて4失点で降板。ライオンズは5回裏に片岡の2塁打と中島の犠飛で2点を返したが、ホークスは6回と8回に松中の適時打で追加点。さらに9回には松中とズレータの連続本塁打を含む4連打などでダメ押しの5点を追加。ホークスが11得点で大勝し、1勝1敗のタイに。第2ステージ進出を懸けた宿命の対決は第3戦にもつれこむ。


【戦評】
初回にナカジ(中島)の本塁打で先制し、先発の松永も3回まではシーズン中では見られなかったような完璧な出来だった。4回に先頭の川崎を中前安打で出した後、大村にセーフティーバントを投手と一塁手の間にうまく転がして決められてから急におかしくなった。3回までは塁上に走者を許したのは1度だけで、しかもその走者は盗塁死して、セットでの投球は殆どなかった。それが4回にこれだけ崩れたということは、やはりセットでの投球に課題があるということ。満塁から押し出し四球を与えた直後、仲澤に走者一掃の2塁打を打たれて降板したが、同点に追いつかれた時点での投手交代は考えられなかっただろうか。相手は右打者の仲澤、2打席目で代打というのも考えにくかったので。


5回にライオンズがトモアキ(佐藤)と片岡の連打で1点を返した所で、ホークスはすかさず先発の和田を諦めて、2番手に柳瀬を投入してきた。福岡でライオンズのクリーンアップがキリキリ舞いさせられたのを生で見ていたので、「厄介な投手が出てきたな」というのが正直な気持ちだった。柳瀬に対してナカジが犠飛を打ったが、その後2回1/3イニングを無安打に抑えられてしまった。追い上げムードを柳瀬に止められている隙に、6回と8回に松中に適時打を浴び、9回には三井とタカシ(石井貴)が火だるまになってジエンド。6回に左キラーのワンポイントとして出てきた星野が松中を抑えることが出来ず、三井も松中に適時打を浴び、タカシは松中&ズレータに連続本塁打を浴び、明日の試合でのこの3投手の起用が非常に難しくなった。使いにくい投手を作ってしまうのが短期決戦では一番怖いのだが。


明日は西口が先発と予告されているが、今日中継ぎ陣が打ち込まれているだけに、少しでも長いイニングを投げてもらって、直接小野寺につなげられるのが理想。先のことを考えないのならば、第2の先発ということで涌井に中盤を任せて、小野寺で締めるという展開も考えられる。今日の試合でも3安打を記録した松中、終盤に目覚めさせてしまったズレータをどう抑えるかが明日のポイントになりそう。ライオンズ打線では眠ったままで、高めのストレートには全く対応できていないカブレラが復調するかがポイント。その前の打者がいくら打ったとしても、主砲がタコでは大量点は望めない。