2005年のライオンズを振り返る③

今シーズンのライオンズの振り返りは今日が最後です。今日のエキスプレスでは、交流戦以降の試合の実況シーンが5試合分流されてました。

1.6月29日 ファイターズ戦@札幌D 今季初の6連敗
27日からの敵地・札幌でのファイターズ戦で3連敗。その前の長野でのイーグルス戦では、2試合とも延長にもつれこみ、2戦目は5時間半もの長時間戦った末に敗戦。前半戦の中では、この時期が最もチームの調子が悪い時期であったと思う。


2.7月9日 ホークス戦@所沢 ホークスの15連勝をストップ!
交流戦から絶好調で、約1ヶ月間負けのなかったホークスに久々の黒星をつけた試合。ダイスケ(松坂)がエースの意地を見せて完封した。この試合ではGGがホークス先発・和田から3安打を放ち、和田キラー命名のきっかけとなった試合でもあった。


3.7月18日 オリックス戦@所沢 帆足がプロ初完封!
帆足はこの試合までに無失点試合は経験していたが、完封はなかった。終盤にスタミナ切れを起こして、あと一歩の所で逃していた。来年からは勝ち試合での盤石なリレーをみせた森&豊田のコンビがいない。試合の最後まで投げ切れるようなスタミナ、投球術を磨いてもらいたい。


4.8月27日 イーグルス戦@所沢 今度は完全試合を逃す・・・
この試合は今季のベストゲーム。5月13日のジャイアンツ戦で、あと1人の所でノーヒットノーランを逃した西口投手。この日は、9回まで打者27人を誰一人として塁に出さない完全試合の投球をした。しかし、味方の援護点が全くないまま、試合は延長戦へ。延長10回、先頭の沖原に右前安打を許して、またしても大記録達成に失敗。三度目の正直も未遂に終わってしまった。結局許したヒットはこの1本のみ。10回137球の完封勝利だった。イーグルスの先発はルーキーの一場だったのだけど、9回178球もの球数を要しながらも無失点の好投。両チームの先発投手の内容は対照的だったが、息詰まる投手戦だった。この試合は実際に球場で見ていたけれど、入場料を倍額払ってもいいような素晴らしい試合内容だったと今でも思う。


5.9月20日 ファイターズ戦:札幌D ライオンズ・豊田のラスト登板に・・・
この試合での勝利で、ファイターズのPO進出の可能性が消滅し、ライオンズのPO進出の可能性がかなり高くなった、1つの勝負の分かれ目となる試合だった。ライオンズ2点リードの9回にはお約束通り、豊田が登板。この後、シーズン終了を待たずにPO進出が決定したこともあり、豊田の登板機会はなかった。POの第1戦で、投手継投の順番を間違えなければ、同点の場面でも登板機会があったかもしれないのに。まさかこの試合がライオンズのユニフォームでの豊田のラスト登板になるとは思ってもみなかった。

今年は9年ぶりに、シーズン終了時の勝率が5割を割った。シーズンを振り返ると、素晴らしい試合もあったのだけど、優勝した年に比べると、「もう1度聴いてみたい、あのシーン」というものは少なかった。2006年は、主力メンバーが投手陣を中心に移籍が相次ぎ、戦力的には厳しいシーズンになる。首脳陣にはしっかり頭を使ってもらって、選手1人1人がベストパフォーマンスを見せられるような起用を導き出してもらいたい。来年こそ、シーズン終了後に気持ち良く振り返れるような年にしたい。


明日は今年最後のブログ更新になります。