2005年のライオンズを振り返る①

平日17:50から、文化放送(AM1134kHz)で放送されているライオンズエキスプレスでは、今日から3日間、「今年のライオンズを振り返る」というテーマで、今季の印象的な試合をいくつか実況シーンも交えて取り上げて、振り返りをするそうです。そこで、放送内容に沿った形で、ここでも今日から3日間、今季のライオンズの戦いぶりを振り返ってみようと思います。

今日の放送では、シーズン序盤の5試合の実況シーンが流されました。1試合ずつコメントを交えつつ書いていきます。


1.開幕戦 (3/26 オリックス戦@所沢)
9回にトモアキ(佐藤)の遊撃内野安打でサヨナラ勝ちした試合。1点リードで迎えた9回に抑えの豊田が捕まって同点に追いつかれ、ダイスケ(松坂)の勝ちも消えた。ライオンズの開幕戦は勝ったとしても毎回こんな危なっかしい勝ち方なんだよなぁ。

2.4月1日 フルスタ宮城、オープニングゲーム
先発の岡本は1死しか取れずにあっさりKO。イーグルス打線に15安打16得点の猛攻を許して大敗。この翌日にトモアキが右翼ファールゾーンのフェンスに激突して長期離脱。シーズンの序盤は仙台は鬼門でした。他のチームはイーグルスをお得意様にしていたのに、なぜかライオンズだけ苦しんでいた。格下相手に着実に白星を重ねられなかったのが、1位、2位チームと大きく水をあけられた原因であろう。

3.4月6日・マリーンズ戦@所沢 2試合連続2桁失点
マリーンズ戦今季最初のカードの第3戦目。先発の石井貴が3回持たずにKO。今季最初の3連戦で2度の2桁失点。4月下旬の千葉での3連戦でも大差をつけられて3タテを喰らってしまう。4月はマリーンズ戦1勝5敗。シーズントータルでは8勝12敗。4月の6度の対戦で、マリーンズにいい感触を抱かせたことが、今シーズン通じてのマリーンズの好調さの1つの要因になってしまったか。

4.4月15日・オリックス戦@神戸 1本の適時打に沈んだダイスケ
この日のダイスケは5回までオリックス打線を無安打に抑える完璧な投球。しかし、6回に2死満塁からブランボーに中前へポテンヒットを打たれて逆転を許し、そのままゲームセット。4安打2失点の完投が報われなかった。今年のダイスケは防御率がプロ入団後最も良い2.30だったが、14勝13敗と負け数が多く、勝ち運にも恵まれなかった。この試合は「ダイスケの勝ち運のなさ」を象徴する試合の1つだったと思う。

5.5月5日・ファイターズ戦@所沢 おかわり君、ブレイクへの第1歩
交流戦で最多の12本塁打を放ったおかわり君(中村)が大ブレイクするきっかけとなったのがこの試合。4打数4安打2HR4打点の大活躍だった。右へ左へ大飛球をかっ飛ばし、変化球にも膝を上手く使って対応してスタンドへ放り込む姿は、まさに「ナニワのカブレラにふさわしかった。今季は調子のいい時と悪い時の差がまだまだ大きかった。来年はサードスタメンで起用されることが多くなると予想される。相手との対戦機会を重ねるにつれて、研究されて、スランプに陥ることもあるかもしれないが、壁を乗り越えてライオンズの4番を張れる和製大砲に成長してもらいたい。来シーズン、今年以上に出場機会が得られるなら、3割30本を目指して欲しい。

今日の放送で紹介されたシーンは、あまり思い出したくないものが多かった。(1番と5番を除いて) 明日はライオンズファンの気分が晴れるような実況シーンを流すそうだ。あの大物投手が大記録を逃したシーンも流されるのかな??